人物
杜王町に住む22歳のサーファーで、定助が劇中で最初に対決したスタンド使い。独身。
吉良が住んでいた部屋の真上の階の部屋に住んでいる。
実家は壁の目が隆起した場所に建っていて、子供のころに自然とスタンド能力を手に入れたという。
ナンパして海辺までついてきた女の子を自身のスタンド能力を使って『支配』して遊ぶのが趣味という結構な変態。但し、殺人にまで発展したことはないし殺す気も無いとのこと。
サーファーである事に誇りを持っており、吉良に「サーファーは海の人間か陸の人間か」と問われた際には強く憤っている。ただし定助に「サーファーは仕事ではない」と揶揄された際に「いいだろ、とにかく」とはぐらかしている事から、プロ活動はしていない模様。
容姿
ダウンジャケット風の丈の長いコートを羽織った筋肉質な男。前髪をやや垂らした髪型。両手には特徴的な長手袋をしており、その下の指はある理由で全て第二関節付近で失われている。
また、過去編以降はサーファーらしい褐色の肌が強調されている。
21巻で再登場した際には、服装や髪型が変化している。髪型には十字状の模様が追加され、胸にはスタンドの印に似たタトゥーが入っていることがわかる。
服装の変化としては、コートがノースリーブになり、各所に同じくスタンドの「Q」あるいは電化製品のオンオフマークに似たマークが取り入れられた。また、両手には手袋ではなく義指を装着している。
本編での行動
ある因縁により吉良に復讐すべく、吉良の自宅であるマンション204号室の真上の部屋を借りたうえ、真下の吉良の部屋に周到に罠を張って待ち伏せていた。
それから三日後、吉良の部屋に入ってきた定助を吉良と勘違いしてしまい、そのまま襲撃。
部屋に仕掛けた執拗なトラップと、拉致して囮として配置しておいた女性に「自分に協力すれば解放する」と持ちかけて定助の位置を知らさせたことで、定助の四肢を完全に『支配』し、尚且つ肩を押さえつけることでソフト&ウェットを封じることにも成功する。
しかし定助を心配して戻ってきた康穂を攻撃しようとした際に隙が生じてソフト&ウェットの発動を許してしまい形勢逆転、敗北する。
顔を合わせて定助が吉良ではなかったことを知って戦意喪失。定助から(康穂には見られないように)拷問紛いの尋問を受け、吉良に関する話をさせられた。用済みとなった後はしっかりフルボッコにされた。
#086 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛)その③にて20巻ぶりに登場。
ガールフレンドの富豪、マコリンから東方花都の等価交換の噂を聞き、かつて吉良から聞いた等価交換のフルーツのことを思い出す。
そのフルーツと東方家に関係があると考え、東方家が所有する土地を狙うマコリンに協力、東方家の調査を行う。常敏がフルーツの密輸に絡んでいることに気づき、その息子、つるぎに接触する。その際にスタンドで左手を『支配』、携帯を東方家に持ち帰らせる。
つるぎを操作して密輸の証拠写真を記録し、常敏とつるぎを殺害、新ロカカカを奪取することに成功する。しかし、ついでに盗んでいた紙幣には常敏のスピード・キングが仕掛けられており、熱を体内に送り込まれて脳の血液が沸騰、死亡する。さらに、そもそも常敏親子の殺害自体、つるぎのペーパー・ムーン・キングによる幻覚であった。その後、共犯者のマコリンも常敏に殺されてしまう。
常敏からは「クズみたいなヤツ」扱いされ脅威とは見做されず、湧いて出て来たことを危険視された。
過去
2008年頃(本編開始時の約3年前)、いつものようにスタンド能力を使って女の子を沈める遊びをしていた時に吉良吉影が近づいてきて何となく知り合いになる。
また田最戦の最中の過去編(2009年頃)では、ラーメン屋で女性をナンパしていたところを吉良に見つかって追い払われている。これが前述の趣味を阻止するためのものなのか、単なる嫌がらせだったのかは不明。 しかしその後、海の男か陸の男かはっきりしないのは気に入らないと彼に延々罵られたことで錯乱、酒の酔いとやっていたクスリの影響もあって、自分の両手の指先10本全てを自分で食べてしまう。
スタンド『ファン・ファン・ファン』
ファン・ファン・ファンの記事を参照。