「SPEEEEEEYIYYYYY─────」
概要
本体は東方常敏。ラッシュ時の掛け声は「SPEEEEEEYIYYYYY」または「メラァリャリャアアアア」。
スタンドが触れた部分の温度を上昇させることができる。熱を持たせられる範囲は最大で10㎝程で、上昇する温度も数℃くらいである。
88話にて、その能力の本質が判明した。熱を一定の場所に溜め込ませ、そこに何かが触れた瞬間一気に放熱することができるスタンドである。
熱力学の法則に従えば、熱は高い方から低い方にしか流れていかないものである。しかし彼のスタンド能力は、流れていくはずの熱を「ため込んで」「発熱させる」ことで異常な高熱を発生させることができる。
本体が触れたものがすぐに発熱する描写もあるため、ほかの場所から集めた熱を一定の場所にため込んだりすることも可能な模様。
作中での応用
定助とのクワガタ相撲対決では、クワガタの内部に仕込んだワックスを溶かしてクワガタを意図的に操作した。また人間の鼻の温度を上げて出血させたり、頭部の血管の温度をピンポイントで上昇させて気絶させたりしている。
プアー・トムとの戦いではガソリンの温度を上げて着火させている。
余談
プアー・トムとの戦いにおいて、彼のスタンドの気圧攻撃に対抗するため塩素酸ナトリウムを熱して酸素を発生させているが、塩素酸ナトリウムが酸素を発生させる温度は300度である。前述の「本質」と組み合わせて使うことで、その気になれば数℃どころではないかなりの高温が出せる模様。
また、スタンドデザインが初期とその後で若干変化している。
元ネタはおそらくイギリスのロックバンド「Deep Purple」の楽曲「Speed King」。