約束というのは『神聖』だぞ
神聖さを軽くあつかうな
概要
東方憲助専属の植物栽培師。読みは礼(レイ)ではなく礼(ライ)。31歳。
冬場以外はスキーリフトの上で暮らす(冬場はスキー場になって客が来る為、別荘で生活する。リフトの下には彼の果樹園がある)。またランボルギーニを所有しているが駐車するのは街路樹の樹上。剪定に訪れた奥さんに桃を分けてもらっている職人が驚いた様子が無いので知り合いにとってはいつものことである様子。
生存率を計算で求めることが得意で、フルーツを使ったお菓子作りの腕もプロ級である等、引き出しが多い。
これまでにいくつもの珍しい植物の栽培に成功してきた優秀な人物で、憲助から篤い信頼を寄せられている。豆銑もまた憲助には頭が上がらないようで、後ろ盾に憲助がいなければ定助に協力する気はさらさら無かったようだ。康穂に対しても素っ気ない態度を貫いている。
容姿
飛行帽らしき帽子と三つ編みが特徴。また、えんどう豆と植物のつるがデザインされたつなぎを着ている。筋肉を強調するようなシルエットのつなぎだが、その中にネクタイを着込むというかなり変態的なファッションをしており、見た目からしてもうとんでもない変人であることがわかる。
初登場の写真とは見た目が少し違う気がするが気にしない。ジョジョではよくあることである。
性格
「何かを成すためなら多少の犠牲を厭わない」考えの持ち主で、高品質のイチゴを作り上げるために他のイチゴを害虫や病気を集めさせる囮に仕立て上げたり、敵の正体を見破るために康穂をリフトから叩き落とすことも平然とする。
そのため初対面の定助からは「どうかしている」と嫌悪感を剥き出しにされていた。
が、実際は、必要があれば自ら死地に赴くことも辞さない覚悟の持ち主である。アーバン・ゲリラとの戦いでは負傷しながらも定助とのコンビネーションで見事に勝利し、プアー・トムとの戦いでは危険を承知でロカカカの枝を取りに向かった。戦闘に敗れ死亡したかに思われたが、能力を用いて肉体を解体していたことで無事生還を果たす。その際は定助から「生きていてよかった……」と心の底から安堵された。
もともと気難しく人間嫌いで、幼少時の両親の果樹園経営失敗によって自身の運命を呪うこととなった(同業者たちの妨害によるものだった…が実際は岩人間の介入があったと判明)のだが、その後自立して17歳の時に彼が育てたイチゴが東方フルーツパーラーで売れたのを皮切りに東方家の専属栽培師として生きることにした。以後は憲助のためだけに栽培をするようになったという過去がある。
スタンド「ドギー・スタイル」
己の身体を解いて紐状に伸ばす能力を持つスタンド。
詳しくはドギー・スタイルへ。
作中での活躍
接ぎ木されたロカカカの枝を探す定助は、憲助の紹介で彼に会いに行くが、その途中でドロミテに遭遇。何とか切り抜ける事に成功し、乗ったバスの中でまさかの出会いを果たす。
その後、接近するアーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ドの影に気付き、共に戦闘を開始する。
アーバン・ゲリラ戦では彼の先制攻撃により左手を負傷、切り落とすも定助や康穂との共闘で撃破。その翌日、東方家果樹園に向かい新ロカカカの枝を確認、あらかじめ持ち出しておいた虫を目印として枝にとりつける。しかし常敏がセットしたオゾン・ベイビーの無差別攻撃に遭う。定助と共に奮闘するも枝は駆けつけた救急車の隊員によって持ち去られてしまう(実際は常敏が所持)。翌日、改めて東方家を訪問し現状を報告する。これは果樹園に火を放った人物を特定するためのもので、不審な態度を見せた常敏が犯人だと確信した。
同日、定助と共に救急車を追って消防署からTG大学病院に向かい、羽伴毅を撃破。実験ラボにあったロカカカをすべて破壊し、このラボに出入りしていた明負悟が枝を持ち去ったとして調査を開始する。
数日後、定助らと病院を訪れたところ明負と遭遇、追跡するも謎のスタンド能力により追いつくことができず一旦引き下がる。またこの際病院の敷地内で起こった患者の変死事件の犯人として定助と共に追われる身となった。
その後、定助と共に明負に近づく機会を窺うもまたも謎のスタンドの妨害にあい、定助は負傷して病院に搬送されたが豆銑は警察に捕まり、留置所に送られた。
その後、明負の能力を利用し留置所を脱出、定助の元へ駆けつけ、院長が放った岩昆虫、ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダーとの戦闘に入る。また、この時、父親の死について回想で語られる。同業者の嫌がらせによって経営が難航していたのは事実だが、実は破綻の決定的な原因となったのは恐らく明負が放ったドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダーが自身の持つ毒で果樹園を荒らしていたからであった。その様子を父に伝えた若き礼であったが、その報告を聞き台風の日に様子を見に行った父が崖崩れに遭うという『厄災』に見舞われ、追い討ちをかけるかのように借金に耐えきれなかった母親も自殺。その時、葬式に参列していた一人の男の中に明負が混じっていたのを思い出した礼は、煽ってくる明負を睨み返し、漆黒の意思を目に宿らせた。
その後、定助との共闘によってダーダーダーを始末し、その勢いで明負にあと数㎝の所まで
近づくことに成功する。そのままとどめを刺そうとした礼だが、『厄災』によって定助が用意していたシャボン玉が直撃し、死亡する。
しかし死の間際、定助に彼も気づいていなかったシャボン玉の真の能力(実際は回転しているひもであり、さらに見えていないものがある)を伝える。これが無敵と思われた『厄災』の突破口を切り開くことになる...。
余談
名前の元ネタは恐らく、EAGLE-EYE CHERRYの「When Mermaids Cry」。
マーメイズクライ→豆銑礼(まめずくらい)
関連タグ
鋼田一豊大・・・家ではない何かに暮らす点が共通。
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