全てものごとには自然な『流れ』がある
『流れ』とは比喩ではあるが 逆らわなければ目標に必ずたどり着ける
曖昧さ回避
「東方憲助」という名前のキャラクターは「ジョジョリオン」に複数登場する。ここでは主に四代目東方憲助を取り扱う。
- 初代・東方憲助
→ノリスケ・ヒガシカタを参照
- 二代目・東方憲助
東方理那の兄弟にあたる。本名は『常平』(ジョウヘイ)。
- 三代目・東方憲助
東方理那の甥で、四代目・東方憲助の父にあたる。本名は常照(ジョウショウ)。
概要
杜王町で「東方ふるうつ屋」を経営する東方家の家長。59歳。第7部「スティール・ボール・ラン」で2位に入賞した東方憲助(ノリスケ・ヒガシカタ)の曾孫に当たる。
その初代の東方憲助がフルーツの輸入で成功を収めて以来、東方家の家長は代々、『憲助』を襲名することになっている。彼は四代目で、本名は『常助』。
「社会奉仕と、国と地域への恩返し」を標榜しており、記憶喪失の青年の身元引受人となって、彼に『東方定助』の名を与えた。
人物
一見すると気さくな好人物のようであるが、少々傲慢で自分の立場を鼻にかけた部分も見られる。おだてにはかなり弱い。一方で腹の底に何かを隠し持っている様子も見受けられる。裏表も激しく、定助に親切にする一方で、実の息子の常秀を冷遇しているかのような態度を取ったりしている。
大弥が定助を誘惑した時は、可愛い娘が男性とイチャつきかけている状況が許せず、「ブッ殺す!!」とか、「可愛い娘によくも・・・」などと心の中で怒っていた。
が、とある目的の一つの事もあって、「だがおまえはよくやってるぞォォ……いいぞォォォオ…オオ……オ…ォォッ もっとやれェェ~~~ッ…………やりまくれェェ~~~~~~」と、複雑な親心を見せている。
一方で、八木山夜露の襲撃に見舞われた時は「(東方家の敷地で)黙って勝手なことをするヤツを許すな」と言っており、家や家族を守ろうとする気持ちは強く揺るぎないことがうかがえる。
また、義理の家族として迎えたばかりの常助に話すには、慎重にならざるを得ない事情を抱えており、それが裏表の激しさを強調させる一因になっている。
一人称は当初「わたし」だったが、近年では「オレ」になっている。
またオレ呼びになっていても時折わたし呼びになっていたりと安定しない。
スタンドについては『プライバシーだ。他人にも家族にもケツの穴を見せたりはしないだろう。スタンドもそういうものだ』と語っている。
出番は多い方だが戦闘シーンは八木山夜露戦以降まったくなく、敵の襲来で悲惨な目に遭うことが多い。
目的
「東方家の長男が代々発症する病気」を回避する方法を探している。
皮膚が岩のように硬くなり、やがて衰弱死してしまう原因不明の病気で、近いうちにその病気が発症する孫のつるぎをなんとかして救おうとしている。
定助の半身である吉良吉影はこの病気を治す方法を知っていたとされ、かくまっている定助からその手がかりを掴もうとしている。彼を引き取ったのは「息子同然」に育てるという決意の表れであり、吉良の遺志を継ぐ者として見ていたからである。
当初は定助から「貴方が一番怪しい」とまったく信用されていなかったが、八木山夜露との共闘を得て強い信頼を受けるようになり「正しい道を選択できる人」「尊敬している」とまで評価が変わった。
常秀のことも別に冷遇していたわけではなく、常敏の手伝いをして自分で収入を得るように促すなど将来のことを心配している様子が窺える。結局は断られ、溜息を吐きながらもお小遣いを上げるなど結構甘い。
スタンド「キング・ナッシング」
ジグソーパズルのピースで構成された人型・遠隔操作型のスタンド。詳しくはキング・ナッシングへ。
担当声優
関連タグ
東方花都(元・妻) 東方常敏(長男) 東方鳩(長女) 東方常秀(次男) 東方大弥(次女)
東方定助(養子)
ネタバレ
※この先、第8部最終巻までのネタバレを含みます
終盤、常敏と新ロカカカをめぐって対立した際に、常敏のスタンドにより首に火傷を負いリタイアするというまさかの展開を迎えることなった。しかし、最終巻にてスタンド能力を使う際、父親に対する愛情からなのか常敏が手加減していたことが判明。その後、暴走した『ワンダー・オブ・U』に殺されかけるが駆けつけた定助のゴー・ビヨンドにより助けられ、救急車に搬送される。
最終回では、無事に退院が決まり退院記念として、憲助の好きなケーキを選ぶ場面で「ジョジョリオン」は終わりを迎えた。余談だが、ジョジョで登場する父親キャラは死亡したりとかなり悲惨な目に遭うことが多い。その中で、数多くのスタンド使いによって攻撃されつつも、その度生存し物語の完結まで生存したのはかなり珍しいパターンである。
そしてなによりも、憲助の持つスタンドと相性が最悪なワンダー・オブ・Uと意識があった状態での対面が、一回も無かったのが最も幸いだった言えるだろう。