CV.関智一
概要
サイバイマンの種をベースに数多の魔物、そして魔人ブウのエキスを組み合わせて生み出された。そのため魔人ブウ(純粋)とサイバイマンを足して2で割ったような外見をしているが、そのどちらにも当てはまらない特徴であるタラコ唇も有している。その為どこか見覚えのある容姿になっているのは恐らく気のせいではない。
かつて偶然の産物として誕生した魔人ブウとは違い、こちらはコントロール性に重きが置かれている。その為魔人ブウのエキスは暴走しない程度にしか含まれておらず、アリンスの命令に対し従順に従うように作られている。
戦闘力の確認も込めた最初の仕事として、アリンスからタマガミ・ナンバー・ワンの討伐を命じられるもタマガミとの実力差をどうしようもないと判断し降参。
この結果に納得がいかなかったアリンスはマーバにより戦闘力に特化したタイプの魔人である魔人ドゥーの制作を依頼する。
なおこの際アリンスからクビを言い渡されるも戦闘力以外の器用さを猛アピールする事でなし崩し的に手元に置いてもらっており、現在は魔人ドゥーの「兄」として振る舞っている。
人物像
アリンスが混ぜておいた自身の唾液の作用により、彼女の命令に忠実に従う。
ただかなりマイペースで楽観的な性格をしており、タマガミに敗北してアリンスにクビを言い渡されても特に気にする様子はない。それどころか「相手が強すぎただけ」と割り切った上で雑用など他の方向性で自己アピールをしていた。
また弟が欲しかったらしく、後に生み出された弟のような存在である魔人ドゥーに対して、良き兄であろうと献身的に振る舞うが、いかんせんドゥーの自由奔放さに振り回されている。
純粋かつ人懐っこくて敵ながら憎めないという意味ではオリジナルの純粋悪のブウというよりは大界王神を吸収したブウに近いものがある。
能力
ブウの細胞を使用している影響か、ある程度タマガミの攻撃に対応できる実力はある。ただ戦闘力よりも理性に重きを置いた設計になっているためタマガミには及ばない。
戦闘スタイルとしては、敵から距離をとりつつ、手や口から気功波や気弾を発射するヒットアンドアウェイ戦法が主。なお、ブウの使用していた相手をお菓子に変える技や、再生能力が彼にも受け継がれているのかは今のところ不明。
また、攻撃の合間にたびたび不思議なポーズを挟む癖がある(挑発だろうか?)。
しかし彼の真の実力は知能の高さにあり、タマガミ・ナンバー・ワンに課された最後の勝負である億単位の高速暗算をアリンスを差し置いて唯一解いてみせ、ドラゴンボールの入手に貢献した。
また自分より格上の敵との実力差が分かった瞬間に無駄に戦わず降参するなど観察力と判断力にも優れており、その能力はドゥーのお目付け役としても遺憾無く発揮されている。
ゲーム作品
ドラゴンボールスーパーダイバーズ
ゲーム作品初登場。第2弾から弟のドゥーと共に参戦が告知されている。必殺技は「アクティブレイン」
余談
- 担当声優について
担当声優の関智一氏は声優になる以前よりドラゴンボール作品に出演することが長年の夢であり、これまでに何度もオーディションを受けていた。そのため本作にて、満を持してその夢が叶う形となった。
- 初登場時の評価
ネット上では、魔人ブウの欠片が入っているのだからセルのように強くなっているのではないかという期待と同時に、噛ませ犬のような扱いを受けそうといった心配の声が入り混じっていたが、案の定噛ませ犬の様な扱いを受け、多くのファンから落胆の声が上がっていた。
なお戦闘力という点では、のちに誕生する魔人ドゥーがその役割を担当することになる。
- 新たな一面
上記の経緯から心配の声が上がっていたクウであるが、その後は魔人ドゥーの誕生により新たに兄属性を獲得したり、タマガミ戦ではシンプルな強さより頭脳面に優れる描写がされたりと戦闘面以外で魅力的な一面を見せるようになったことで徐々に人気を獲得しつつあり、登場時に比べ好意的な声も増えてきている。