概要
東西南北の界王神を統べ宇宙の頂点に立つ神。魔人ブウ編にて登場。
活躍
- 魔人ブウ編
作中では500万年前にブウに吸収された過去の人物として扱われ、見た目から分かる様にブウ(無邪気/善)に大きな影響を与えている。
東の界王神・シン曰く「温和な性格」で、彼を吸収したブウも、その性格に影響され、力を落とした代わりに子供のような無邪気さを手に入れた。
『Z』ではブウ(南の界王神吸収)に殺されそうになっていた東の界王神を助け、相手を長方形に細かく分解した後、爆破する特殊なエネルギー波を口から放つも、ブウには効かず逆に吸収されしまったという経緯が描かれた。
吸収後の生死は依然不明で、悟空とベジータがブウ(悪~孫悟飯吸収形態)の体内に入った時にはその姿を確認する事は出来なかった。
ただブウ(無邪気/善)から生まれたブウ(悪)が次々と相手を吸収していった後の体内に彼らの姿があった点から、ブウ(無邪気/善)の体内にまだ小さくなって意識を失った状態で肉の繭のようなものに包まれている可能性も否定し難い。
なお大界王神の役職はブウの騒動で唯一生き残った東の界王神が代理を務めている。また一部の作品では時折、老界王神が大界王神と呼ばれる事もある。
- ドラゴンボール超
『超』においては漫画版“未来”トランクス編で触れられ、東の界王神が「のんびりとした人物で、更に誰とも合体せずにブウに吸収された為、ポタラで合体できることを知らなかったかもしれない」と語っている。
同じく漫画版『超』の銀河パトロール囚人編では物語の核となる重要なキャラクターとして登場。
ブウに吸収されるより更に前の1000年前、魔力で星々のエネルギーを吸い取っていたモロの暴走を止める為、「カイカイマトル」という特殊な技で彼の魔力を封印し、宇宙を救った事が回想シーンにて語られた。この「カイカイマトル」の使用で大界王神は神力の大半を失ってしまったとされるが、これが500万年後の魔人ブウとの戦いに敗北する直接の原因となったかは明言されていない。
そして本編ではモロを倒す為に銀河パトロールによってブウの中に眠る大界王神の記憶を呼び覚まそうとするとブウは大幅にパワーアップを遂げ、更に大界王神の意識が戻ったのかブウとの意識の交換が可能になり、復活したモロを倒す為、ブウの体を変形させ大界王神自らが悟空達の前に姿を現した。
一時的にブウから人格の主導権を得てモロと戦う大界王神であったが、実は原作でブウが分裂した際に大界王神の外見・性格といった要素はブウ(善)に受け継がれたものの、大界王神としての神力のほとんどはブウ(純粋)が持っていってしまったことがモロとの戦いの最中に明らかになる。この神力は悟空の元気玉でブウ(純粋)ごと綺麗に消し飛んでしまったので、大界王神がモロを再び封印することはできなくなってしまい、悟空たちは一時撤退を余儀なくされることになった。
撤退後、力尽きた為ブウの姿に戻り睡眠をとっていた。
地球帰還後は、神殿にてブウの姿でサタンの元へ。その間ずっと眠りについていた。
そして、地球と融合し孫悟空を追いつめるモロを倒すべく、再び復活。
自分の力を所有するウーブの潜在能力を引き出し孫悟空に渡す。それをもとに孫悟空は再び身勝手の極意を発動させ、モロを撃破。
ウーブにお礼を言うとその場を去り、魔人ブウへと戻ったのであった。大界王神としての一連の記憶はブウの中から消えており、彼の人格は再び眠りについた。