カッチン鋼
かっちんこう
原作
界王神界にて、伝説のゼットソードの切れ味をその辺の岩で試そうとした孫悟空と孫悟飯に対し、「どうせならそいつで試してみてください」と界王神が空中から取り出して渡した金属の塊。シンが渡したのはこれが精錬された様に整った、1m角ほどの直方体状のもの。
界王神は「宇宙でいちばん堅いといわれる金属」と説明しており、硬度と共に密度も高いようで、重さも相当なもののようだ。
結果、堅すぎてゼットソードは真っ二つになってしまうが、おかげでゼットソードに封印されていた過去の界王神(老界王神)は救出されたのだった。
なお原作中のカッチン鋼の出番はそれだけで、防御用途などに有効活用されることは特になかった。
原作後
漫画版『ドラゴンボール超』の“未来”トランクス編では、未来世界の界王神がトランクスの持つゼットソードの試し切りとして同様に召喚したが、直前でバビディ一味が活動を開始したために中断された。
後にポタラで誕生した合体ザマスも技として使用。こちらは一度に何十個ものカッチン鋼を出現させて雨のように降らせることができる。その硬度は武器としても優秀で、本来よりパワーが落ちているとはいえ超サイヤ人ブルーの悟空でも破壊できなかった。
『ドラゴンボールDAIMA』では、野蛮な者が多い第3魔界の魔人たちの行動を制限するため、誕生直後からカッチン鋼製の首輪の装着が義務付けられている。この制度はダーブラが玉座に就いていた頃からのもので、首輪の製作者はドクター・アリンス。
なお、触れて魔力を込め「パンパカパーン!!」という呪文を唱えると破壊できる。
ゲーム
ゲーム作品では界王神がたびたび使用。
PlayStation 2用ゲーム『ドラゴンボールZ3』では「超能力」という技で相手にぶつける。
アーケードゲーム『ドラゴンボール ゼンカイバトル』では特殊攻撃として使用するほか、敵を内部に閉じ込める技「カッチン鋼結界」としても登場する。