概要
『ドラゴンボール』シリーズに登場するイヤリング。初登場は原作「魔人ブウ編」。
界王神やその付き人が両耳につけている。
このイヤリングの一方を装着者同士が互い違いにつけることで合体することができる。
一部資料などではこれをポタラ合体と称する事もある。
フュージョンとは異なり制限時間というデメリットはなく、パワーの増幅率も大きく上回る。
また融合した際の能力や外見は衣装含め2人のそれぞれの特徴を備えた姿となる。
基本的には一度合体すると二度と解除することが出来ず老界王神などは何千万年もの間解除されていないが魔人ブウの体内に入るなどの解除方法なども存在する。
原作ではキビト神・老界王神共に悟空とベジータの手により破壊され、以降は『GT』になっても耳に何もついていなかったが、近年のアニメでは復活し耳につけている。
原作者「鳥山明」が脚本を務めるTVアニメ『ドラゴンボール超』では様々な追加設定がなされた。
一度合体すると二度と解除出来ないという点については神龍への願いで解除可能とされ、またその永続的効果は界王神にのみ発動し、人間同士の合体に対しては1時間のみである事が明かされた。これによりブウの体内で分離した理由は、体内の影響ではなくポタラの持つ効果であると新たに解釈された。
しかしそうなると、わざわざ身長を合わせて、そっくり鏡向きのポーズを同時に行うフュージョンの方が格下のように感じられてしまう。
ポタラの場合は「合体は容易だが戻れなくなる」という点をもち、フュージョンの場合は「合体に手間はかかるがもとの二人に戻ることができる」という点をそれぞれもっていたため「一長一短」があるものとしては均等がとれていたはずだったのだが…
まあ、「超」はあくまでも後の「GT」とは別次元の話なのであまり深くは触れない方が無難かもしれない。
界王神に対する効果については、どちらか片方が界王神であれば変身は永続するとされ、老界王神や合体ザマスの合体はこれに当たる。また同じく界王神限定の効果として、ポタラを付けている事で界王神のみ使用が許される「時の指輪」の使用が可能になる。これは未来や並行世界を行き来出来る道具であり、ザマスは師匠である界王神ゴワスを殺して時の指輪とポタラを奪い取り、無理矢理界王神になっている。
ただし漫画版では正式に界王神に昇格していないザマスがゴクウブラックとポタラを使用した際には人間と同じ1時間で合体が解けてしまっている。またその際、2人とも魂が同じ人物である事が影響し細胞レベルまで結合してしまい、分離した際にはそれぞれの肉体が合体ザマスと同じ細胞になり、結果2人の合体ザマスが誕生してしまうという異例の事態となった。この効果は肉片にまで及び彼らの肉体が千切れる度、魔人ブウの様に肉片が新たな合体ザマスへと変形していってしまう。
人間同士の場合では、ベジットブルーなど余りにも強大な力を持つ者の合体を維持するには限界があり、その場合はフュージョンと同じく制限時間が短くなってしまうというリスクを持つことも明らかにされた。
ドラゴンボール超以降ではスーパードラゴンボールヒーローズのPRアニメも含めてポタラが手元にあり、フュージョンも出来る状態にあった場合、ポタラを使う傾向が見られている。
使用例
15代前の界王神とその知人の老いた魔女が合体した姿。
魔女の特殊能力を得たが外見が一気に老け口調も個性的なものになった。
二人の能力が使用可能になり、戦闘力も上がったことでゴテンクスを吸収したブウとも戦えると意気込んでいたが、老界王神には「元が大したことないんだから吸収されるのがオチ」と酷評された。
超ではナメック星のドラゴンボールを使い分離に成功している。
合体するまで劣勢だった悟飯吸収ブウを相手に終始優勢に立ち回っている。老界王神曰く「あの世でもこの世でも三本の指に入るライバル同士が合体したんだから最強」とのこと。
超サイヤ人の他『超』では超サイヤ人ブルーに変身している。
本来合体するはずの悟飯がいなくなって焦った悟空の想像上の産物。
一部のゲーム作品では実際に登場し操作することが出来る。
ちなみに悟空はデンデとの合体も考えていたようで『Z』ではその姿も想像している。
ザマスとゴクウブラックの合体した姿。
大幅なパワーアップを果たしたが、性格はよりナルシストな物に進化している。
不死身のザマスとただの人間である悟空の肉体が融合したため不死身の力が落ちている。
二人の女サイヤ人カリフラとケールが合体した姿。
伝説の超サイヤ人と超サイヤ人2が混ざった特殊な超サイヤ人へと変身する。
女性キャラ同士がポタラを使用するのは作中では唯一の例である(ポタラではない合体ならブラパンがいる)。
ベジータとトランクスが合体した姿。
魔神トワと戦う為に時の界王神のポタラで合体した。