伝説の超サイヤ人
でんせつのすーぱーさいやじん
古来よりサイヤ人達の間で言い伝えられている「千年に一人現れる、破壊と殺戮を好む最強の戦士」という超サイヤ人伝説と一致する最恐のサイヤ人戦士。
悟空たちが変身する通常の超サイヤ人とは異なる進化を遂げた超サイヤ人。
ベジータのような純粋なサイヤ人は本能的にその恐ろしさをキャッチし、戦意喪失してしまうため、純粋なサイヤ人にとってはまさに『天敵』とも言える。
外見は、変身前の肉体とは関係なくはち切れんばかりの筋肉と巨体を持つようになり、目は白目になる。その外見は第3形態の超サイヤ人と似たような状態に見えるが、外見に見合ったタフネスを持ちながらスピードの低下や急激なエネルギー消費などの負担も一切ない最強の存在になっている。また性格も豹変し、それまでおとなしかった者もこの形態に変身すると暴走し破壊と殺戮を楽しむ悪魔のような姿に変わる。
ブロリーはこの形態に変身すると「気が高まる...!溢れる...!」という言葉を発していたため、消耗するどころか逆に気が高まり続けるのではないかと推測されている。過去にブロリーが最強の敵と言われたのはこの説が大きな要因で、戦闘中に無尽蔵に戦闘力が上がり続け、最終的に追いすがるものさえ居なくなってしまうのではないか、と言われていた。
デザインには原作者の鳥山明も関わっているが、設定などはほとんどアニメスタッフ(特に脚本家の小山高生の関わりが強い)によるもの。その為、原作には登場しないアニメオリジナルの変身となるが、非常に高い人気を誇り、多数のゲーム作品に出演、近年には鳥山明が脚本・監修を務めるTVアニメ「ドラゴンボール超」やその劇場版「ブロリー(BROLY)」にも近しい形態が登場している(詳細は超サイヤ人フルパワー)。
本来超サイヤ人とは、「千年に一人現れる、純粋に破壊と殺戮を好む最強の戦士」という伝説と共に語り継がれた存在であったが、以前に超サイヤ人が現れたとされる時代のちょうど千年後に、ナメック星でのフリーザとの闘いで悟空が超サイヤ人に覚醒し、伝説は本物となった。
しかし悟空が変身した超サイヤ人は、才能あるサイヤ人が一定の条件さえ満たせば誰でも変身できる形態であったため、その後の物語が進むに連れ、人造人間編ではベジータ、トランクス、孫悟飯が、更に魔人ブウ編では孫悟天、幼年トランクスが、更にアニメオリジナルではバーダックが変身出来るようになったりと、「千年に一人の存在」からは大分かけ離れてしまっている。これに対してベジータは、「まるで超サイヤ人のバーゲンセール」と評していた。
そんな悟空達が変身する形態に対しブロリーが変身する形態は、「サイヤ人の伝説通り、千年に一人現れる純粋に破壊と殺戮を好む戦士が他にいたら?」というコンセプトの元に生み出された形態であるため、悟空達が変身するものとは全くの別物である。
主な特徴としては、全身の筋肉が異様に大きくなり、目は白目に、髪は黄緑色であったり、外見の変化も悟空達が変身するものに比べ大きいものとなっている。
なお、髪の色が黄緑色で統一されるようになったのは初出となる劇場版以後、他の媒体で出演するようになってからだったりする。初出の熱戦・烈戦・超激戦では基本的に黄緑色だが最後の悟空との一騎打ちの場面でのみ金髪になっており、以降の2作品では常に金髪となっている。
超シリーズとしては初となる劇場版『ブロリー(BROLY)』では、原作から続く超の時空に登場するにあたって新たに設定をアレンジ・リブートされた超の世界におけるブロリーが登場する。
本作ではゴジータとの戦いにおいてこの変身するが名称は「伝説の超サイヤ人」ではなく「超サイヤ人フルパワー」とされている。
ゲームオリジナル
近年「ドラゴンボールヒーローズ」など一部ゲームではこの形態からさらに超サイヤ人3や超サイヤ人4に変身するというオリジナルの変身が作られており、ファンの間では伝説の超サイヤ人3や伝説の超サイヤ人4などの名称で呼ばれている。
特にヒーローズシリーズではその傾向が強く他にもバビディによって洗脳された破壊王ブロリーや暗黒魔界の力でパワーアップしたブロリーダークなど様々な形態が作られている。
またUSJの期間限定アトラクション『ドラゴンボールZ・ザ・リアル4-D at超天下一武道会』では伝説の超サイヤ人から更に独自進化を遂げたブロリーゴッドが登場。その戦闘力は超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドの力によって生まれた超サイヤ人ブルーの悟空やベジータを遥かに上回る。
ドラゴンボール超
宇宙サバイバル編に登場した第6宇宙の女サイヤ人・ケールが変身。普段は細身で華奢な彼女だが、変身するとブロリー同様の筋骨隆々とした肉体へと姿を変える。『超』の時空は原作の続きであり劇場版の時空はパラレルワールドのため、悟空達はブロリーを知らず、この変身を初めて目撃した事になる。
アニメ版での戦闘力は超サイヤ人2の悟空を圧倒するレベルで、超サイヤ人ブルー状態でのかめはめ波の中を突き進める程の耐久力を持つ。また同時に凶暴性だけを抑えたコントロール状態も披露している。こちらはクリリンによると以前(暴走時)より気が膨れ上がっているとされているが、ブルーより下位の超サイヤ人ゴッドの悟空の攻撃に苦戦していた。
理由は不明だが単純に戦いでケールのダメージが蓄積していたか、最初の暴走時は理性が無く痛覚が薄れていた可能性もある。
漫画版ではキャベがこの変身について、「“伝説のサイヤ人”と通称される1000年に一度現れる悪魔のサイヤ人で、覚醒したら最後増幅する自らの力に呑み込まれて自滅するまで暴れまわる」とその詳細を語った。
その力で大会最多の撃破数を記録しゴールデンフリーザやアニラーザすら圧倒したが、ただ力の限り暴れまわるだけな為、この姿を見たベジータは“パワーだけに偏った変身の究極系”と評し、その動きの単純さを指摘した。その他の宇宙の戦士達も優秀なものはその弱点に気付き消耗戦を仕掛けていた。
原作者である鳥山明の口から様々なサイヤ人のルーツが明かされ、その中で「ヤモシ」というサイヤ人が始めて超サイヤ人に覚醒した人物であり、その人物こそが「伝説の超サイヤ人」の言い伝えの起源であると明かされた。
同時にその中で鳥山明は「作中でフリーザが恐れていた「伝説の超サイヤ人」って超サイヤ人ゴッドの事?」という質問に対し「ある意味、同一人物」であると語っている。
つまり元々存在していた伝説の超サイヤ人はゴッドの方であったが、現代では「破壊と殺戮を好む」通常の超サイヤ人に関しての伝説の方が宇宙に残されていた可能性がある(ナメック星の前最長老が知っていたのがどちらかは不明)。
ヤモシという人物はサイヤ人の中では珍しい穏やかな正義の心を持っていたとされ、わずかな仲間と共にサイヤ人の悪政を変えようと革命を起こしたのだという。
その過程で超サイヤ人に覚醒するが、多勢に無勢の中で結局敗北してしまう。だが死後もその魂は現世をさまよい、さらなる救世主である超サイヤ人ゴッドを求め、それが破壊神ビルスの脳のアンテナに反応し超サイヤ人ゴッドの予知夢を見させ『神と神』での騒動に繋がったと語られた。
なお、劇場版『神と神』での神龍の説明による超サイヤ人ゴッドの方のは、「時間切れで」敗れてしまったとなっているため、神龍が語った存在とヤモシは別人である可能性もある。
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