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この記事は劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』のネタバレ及び劇場版ドラゴンボール超 スーパーヒーローの一部ネタバレを含みます。


概要編集

CV:島田敏(幼少期:森下由樹子


2018年12月公開の劇場版アニメ『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』及び2022年公開の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場するブロリー

ドラゴンボールZ』の頃はキャラクターデザインにのみ携わった原作者鳥山明が、本作のために設定やストーリーを考え、リデザインした新たなブロリーの姿。

同じく鳥山明がリデザインした父・パラガスと共に登場する。


旧ブロリーと違い、悟空のことは「カカロット」ではなく「ソンゴクウ」と呼ぶ(漫画版21巻其之九十二「新たなる人造人間」)。


そもそもなぜ、今になって鳥山がブロリー達に手を加えようとしたのかというと、劇場版の脚本を考えていた際に集英社の担当からブロリーの海外人気を聞き、加えて「ブロリーを新たな敵として登場させる新作映画」を提案されたことが切っ掛けである。

鳥山自身は過去の映画作品ではキャラクターデザインのみ引受けており、作品も視聴しておらず、存在自体を知らなかった為、確認のため当時の映画を観てみたところ、アレンジ次第ではかなり面白くなりそうだと感じ、原作漫画時間軸の正史である『超』のシリーズに組み込んで話を作成したとのこと。


よって公式でも本作のブロリーを【鳥山明先生が『ドラゴンボール超』の世界観「正史」で描く「ブロリー」】として紹介している。


先述のように『超』は原作漫画の続きとして描かれているため(一部描写と会話に齟齬はあるがほぼ同期している)、本作はZ時代に制作された劇場版アニメ3作品『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』『危険なふたり!超戦士はねむれない』『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』(通称「ブロリー三部作」。以下「旧作」と呼ぶ)と繋がりのない異なる時間軸での物語となった(リアルタイム世代のファンは大体知っているとは思うが、元々旧Z劇場版シリーズ自体が、元々原作ともZアニメとも繋がる作品が少ないパラレルワールド中心の作品が多い)。


この点は『超』本編でも、宇宙サバイバル編で悟空達がブロリーそっくりの超サイヤ人になったケールを見た際、その姿を初めて見た反応を示している。


なので本作の時空では悟空達もブロリーと出会うのはこれが初めてとなり、「悟空、ベジータ、ブロリー、それぞれ違う運命をたどってきた3人のサイヤ人がどのように巡り合うのか?」という点も注目すべき要素の一つとなっている。

同時に彼らのそれぞれの父親が息子に対して何を望み、何を託したかの対比も強く描かれている。


ゲームやフィギュアなどでは従来のブロリーと区別する為に、映画のタイトル『BROLY』から取った『ブロリー:BR』の表記がなされている。


人物編集

本作のブロリーの性格について、旧作を見た上で鳥山は「ブロリーファンをガッカリさせないように昔のイメージを意識しつつ、新しい一面も加えてリニューアルし、より魅力的なブロリーになったと思っています」と語っている。


旧作では伝説の超サイヤ人となり狂暴化した姿に焦点が当てられ、ノーマル時の性格が描かれることは殆ど無かったが、本作は一転してノーマル時の姿に焦点が当てられている。


性格編集

純血のサイヤ人でありながらあまり戦いや争いを好まない温和な性格をしている。しかしながら、父であるパラガスの事を悪く言われるのは、どうしても気に食わないらしく、悟空達とはそれが原因で対立してしまう事になる。

一人称が「俺」なのは旧作と同じだが、パラガスを「親父」ではなく「お父さん」と呼ぶ。

 

なおパラガスは息子を強くさせるべくスパルタ的な育て方をしてきたが、前述の通りブロリーは彼の事を恨むことなく、むしろ大切に思っている。しかし、パラガスの方はその育て方からブロリーが自分を憎んでいると思い込んでおり、制御装置が無ければ自分はブロリーに殺されてしまうと怯えていた。


とある事情からパラガス以外の人間と会った事がなく、その影響か、話し方は片言でたどたどしく、感情表現もぎこちない。行動や精神面はどこか幼さが残る感じになっている。


一度怒ると自分でもコントロール出来ないほど暴走してしまう事がある。とは言え、全く怒りを抑えられないと言うわけではないようで、チライが事情を知らずブロリーの腰布を取ろうとした時は最初こそ『ダメだ!!!』と強い口調で怒鳴りつけたが、直ぐに気を落ち着かせたようで、後に腰布についてチライとレモに説明したり、事情を聞いた2人が『あんたの親父はあんたを復讐と出世の為の強力な武器としか思ってない』『お前さんの親父は最低だ。あんな奴の言う事なんて聞く必要は無いぞ』と批難しても、(どこか堪えるように唸ってはいたが)『お父さんの事を悪く言うのは、いけない』と窘めるだけに留めたりと、心を許した相手に対しては例えブロリーにとって不快な言動をしたとしても許す事が出来るようではある。


悟空とは生まれた年代と育成環境が違う(後述)為、旧作にあった彼との因縁は無くなり、お馴染みの「カカロット」呼びで異常な執着心を燃やすことはない。悟空の方もブロリー親子に対して同じサイヤ人同士仲良くしようぜと呼びかけている。


通常の状態ではあまり戦いや争いを好まないものの、サイヤ人らしく本能的な部分で戦闘を好む気質は持っているらしく、因縁およびそれゆえの復讐などのしがらみが一切ない、「純粋に力と力を競い合う戦い」となった対悟空戦では時々笑みを浮かべたこともあった。しかし超サイヤ人に覚醒してしまうと理性を完全に失い、旧作と同様、目の前に映るもの全てを破壊し尽くしてしまう恐ろしい狂戦士になってしまう。


容姿編集

通常時の髪型は旧作に比べ、後ろ髪が少し短く、前髪が目にかかるほどの長さになった。

身長もやや縮み、悟空とは頭1つ分ほど、パラガスとは殆ど同じ背丈となっている(大体200cm前後)。


制御装置の位置は頭部から頸部に移動。デザインも円柱がついた銀色の首輪に変わっている。

左胸には大きな十字傷があり、左の二の腕、左肩、腹、そして左の頬にも傷痕が付いている。

肌の色は薄い褐色に代わり、これは第6宇宙でブロリーと同じ立ち位置にあるケールと共通する。


衣装は、バンパでの私服姿とフリーザ軍の戦闘服の2種類の姿がある。

どちらも共通して旧作のものから変更されているが、腰布など旧作を意識した部分もある。

配色は全体的に緑・青・紫といった寒色が目立つシンプルな出で立ちとなった。

バンパの原生生物の切れた耳が素材である腰布は表面及び裏面外側が黄緑色で、裏面内側が薄緑色になっている。結び目は右の結び目だけ裏返り、裏地の薄緑色が見えている。

今作ではこの腰布がきっかけでブロリーとパラガスの性格と過去が語られる重要なアイテムとなっている(後述)。


バンパでの姿は、全身ボロボロで野生児の様なスタイルで、下半身には紺のアンダースーツと白のブーツを履き、両手首には紺のリストバンドをつけている。これは作中では特に語られていないが、ビーツが着用していたものと同じデザインであり、彼の遺品を流用したものと考えられる。


もう一方の姿は、タゴマシサミが着ていたのと同じフリーザ軍の新型戦闘ジャケットを着用している。配色は黒と黄緑。

当初は動きにくいと着用を拒み、黒のインナーのみを着ていたが、地球に付く頃には逆にインナーを脱ぎ戦闘服のみ着用していた。

籠手やブーツのデザインも彼らと同じだが、ブロリーの場合はブーツのの色が白になっている。下は紫色のアンダースーツを着用している。


経歴編集

旧作の、悟空と同じ日に生まれたという設定は無くなり、ベジータと同じくらいの時期に生まれたとされている。生まれて間もない頃から王子であるベジータをも超える異常な潜在能力を秘め、エリート戦士育成用の特別カプセルで育てられていた。


しかし、ある時ベジータ王がその存在を認知すると、ブロリーが将来その力を制御出来なくなり惑星ベジータはおろか宇宙そのものを破壊しかねないと予想し、独断で辺境の星「小惑星バンパ」への派遣という名の追放を決定する。ブロリーの父パラガスはこれをベジータ王がブロリーの才能に嫉妬し亡き者にしようとしていると反対するが、それも空しくブロリーは小惑星バンパへと飛ばされてしまう。(この理由に関しては力の制御ができない事と才能の嫉妬の両方だろうと思われる)


ブロリーが派遣されたバンパは人間はおろか水さえ無い過酷な環境で、唯一いるのは大ダニと緑の毛並みを持つ超巨大生物だけであった。それらは戦闘力1000程度の人間ではとても抵抗できず、当時戦闘力920と計測されたブロリーもそれは同じだったが、到着直後に大猿化した事で大ダニ達を圧倒し、パラガス達が助けに来るまでその体液を食べ生き延びていた。


その後、パラガスの宇宙船も壊れていることが発覚し、以後41年間、バンパでパラガスと2人で暮らしていた。不幸中の幸いではあるが、このお陰で惑星ベジータの消滅に巻き込まれる事を回避している。パラガスからは、いつか来るであろうベジータ王族への復讐の日に備え、戦闘力を上げるべくスパルタ修業を受けていた。


前述の超巨大生物を使った攻撃をかわす修行を受けているうち、次第に彼と仲良くなり「バア」と名付けて親しくしていたが、それではトレーニングにならないと判断したパラガスにバアの耳を切断されてしまい、以降ブロリーの下にバアが近づかなくなってしまった。それでもブロリーはバアの事が忘れられず、彼の耳の毛皮を腰に巻くようになった。


格闘面の修行はパラガスとの組手程度であまり行われておらず、その潜在能力を持て余していた。

一度パラガスがいる場でも大猿化し、その力をコントロール出来なかった事があり、以降尻尾が生えてこない様に処理された。またブロリーの力を制御するため、パラガスは電流が流れる首輪をブロリーに装着させていた。


このような過酷な環境の中でブロリーはパラガスと2人で41年間暮らしていたがある日、宇宙船の救難信号を受信したレモチライという2人のフリーザ軍兵士がバンパに降り立った事で、ブロリーの運命は変わっていく。


戦闘力編集

本作のブロリーは戦闘中に類を見ない速さで急成長し、どんどん強くなっていく。

それはまるでサイヤ人の本能に導かれるかのようで、その進化に終わりがあるのかは明らかとなっていない。


平常時の姿でもスカウターでは戦闘力が計測不能で、フリーザにも初見で「まだ秘めた力がありそう」と高く評価されていた。


最初こそ通常時のベジータに軽々とあしらわれるレベルだったが、戦いの中で急成長していき、更に怒り形態や超サイヤ人に変身していくことでどんどん戦闘力を上げ、最終的には悟空の目算で「恐らくビルス以上では」と言われるレベルにまで戦闘力を上げていた(公式設定は不明)。

続編である『スーパーヒーロー』ではビルスがブロリーが自星にいた事に憤慨する描写があるが、ビルスの性格的に単に面倒臭がっていた可能性がある。


戦闘スタイルは当初、対人戦の経験が極端に不足していた為、我流の力押しだったが、学習能力にも優れていたことで、戦闘中に急激に学習していき、さらに魔人ブウの様に相手の技のラーニング能力まで披露した。


戦闘中は完全に理性を失った狂戦士と化し、自分で自分の力をコントロールできない。その点で残酷ではあったが、僅かに理性を保っていた旧作とは異なる。また、制御装置無しではパラガスの命令も受け付けず、最終的に超サイヤ人へ覚醒してからは、敵味方の区別すら付かず、ひたすら目の前の敵を攻撃し、目の前にあるモノを全て破壊するのみになってしまう。


形態編集

ノーマル編集

最大の敵、サイヤ人。(ブロリー 2バージョン)サイヤ人シリーズ Vol.1: ブロリー!

純血のサイヤ人の特徴である黒髪黒眼を有する。

色白で憂い顔だった旧作から一転、肌は浅黒く、目付きは鋭くなり、力強さが増した風貌となっている。首回りが太くなり、前髪は分け目がなくなりザンバラ髪となり、耳や首もとに髪がかかっている。


最初は、相手をしたベジータが楽勝そうな表情を見せるぐらいの戦闘力だったが、戦いの中で急成長していき、遂にはノーマル状態でありながら超サイヤ人のベジータと互角もしくはそれ以上の戦闘力を発揮していた。


怒り(大猿化)編集

溢れる力抱き枕 - ドラゴンボール超 - ブロリー

旧作では登場しなかった本作初登場の姿。

幼少期にパラガスに尻尾を生えない様処理された為か、人間の姿のままスピードを落とさずに大猿のパワーを引き出せるようになった姿。ドラゴンボールオフィシャルサイトではこの姿を「大猿化」と紹介している。


緑色のオーラを発し、体中の筋肉が隆起、髪は黒髪のまま逆立っている。

瞳は金色に光り輝き、目元には黒いアイラインが入るようになる。肉体は徐々に肥大化していく。

金眼にアイライン、逆立った黒髪など身体的特徴や人間の姿で大猿の力を解放したという点はGTに出てくる超サイヤ人4と似ている。


前述の戦いの中で成長していく特性も相まって、超サイヤ人でないにも拘わらず、最終的に戦闘力は超サイヤ人ブルーの悟空と互角にまでなっていた。

その急激なパワーアップの代償として、変身すると自分でもコントロールが効かなくなってしまう。

ただしこの時点ではまだ自我が完全に消失したわけではなく、悟空やフリーザが声をかけるとそれに普通に反応している。


作中で口からビームを放っており、これを「ドッカンバトル」と「レジェンズ」では「アンガーシャウト」、「スーパードラゴンボールヒーローズ」では「ギガンティックブレス」という必殺技として扱っている。


超サイヤ人編集

ドラゴンボール超ブロリー「よくもこの私に.... ここまでやってくれましたね....!」

悟空とベジータに怒りを覚え、戦いに挑む最中、父パラガスを殺され、更なる怒りと深い悲しみで目覚めた姿。

髪の色は悟空達と同じ金髪だが、ブロリーの場合はオーラの色が黄緑色で、瞳は消え白目に変化し、上記の怒り形態同様、怒り時より更に筋肉質な体型となる。


髪型も旧作とは異なり、怒り形態からそのまま超サイヤ人になったような髪型をしている。またケール同様、超サイヤ人に変身すると薄い褐色だった肌色が、悟空達と同じくらいの明るさに変化する。

さらに怒りの時点ではまだ微かに残されていた自我が今度こそ完全に消失してしまい、もはや誰の言葉も届かず、目に映るものは全て、一応仲間であったはずのフリーザですらも微塵の躊躇なく攻撃するほどに凶暴化してしまう。


作中では大猿抑制時から上乗せする形で超サイヤ人に覚醒するという超サイヤ人4の様な覚醒の仕方をしたが、ブロリーの場合、この超サイヤ人と大猿抑制が関連しているのかは作中では特に語られていない。

戦闘力も悟空達の超サイヤ人とは比べ物にならないくらい高く、ゴールデンフリーザを圧倒し、超サイヤ人ブルーの悟空とベジータ2人がかりでもものともしなかった。このままでは地球がブロリーの手によって破壊されてしまうと感じた悟空は、ベジータとフュージョンしゴジータにならなければ勝てないレベルだと判断した程。その為、最終的に悟空からは「ビルスより強い」と推測されていた。


ちなみに旧作では、超サイヤ人の状態だと金色のオーラを放ち(制御装置を着けていた時は青)、瞳が存在したが、本作ではこの姿の時点で既に黄緑色のオーラを放ち白目になっている。

パンフレットによると鳥山明はこの姿を通常の超サイヤ人ではなく旧作の伝説の超サイヤ人に位置付けており、それ故の変更と予想される。


劇中では旧作一作目で「気が高まる…溢れる…」と言った後、放った大量のエネルギー弾(ブラスターメテオ)を覚醒時に使用した他、同じく旧作一作目で悟飯に使用した胸板からのエネルギー波をフリーザ相手に使用している。


超サイヤ人フルパワー編集

フルパワーブロリーブロリー

旧作の伝説の超サイヤ人に相当する形態。

上記の変身よりも、更にはち切れんばかりの筋肉と巨体を持つようになったため、戦闘ジャケットが損壊し、上半身は裸。

髪の色は上記の超サイヤ人と比べても黄緑色が強く出ている。旧作より髪の逆立ちが柔らかくなり、広がりも増えている。身長は3メートル程にまで巨大化し、1.7メートル前後の悟空やベジータと比べると非常に大きい事が分かる。


ゴジータとの最終決戦で覚醒し、異次元中での超サイヤ人のゴジータとの戦闘中に変身。ゴジータ相手にさえ優勢になり、彼にSSGSSへの変身を決意させた。

流石に超サイヤ人ブルーのゴジータ相手には全く敵わず一撃もダメージを与える事が出来なかったが、それでも何とか彼の動きに付いていき、更に彼からの全力の攻撃を何度食らっても致命傷になる事なく立ち上がるなど尋常ではない頑丈さを誇った。

なお劇中ではゴジータブルーとの戦闘中(1:26:40頃)に更にパワーアップを果たし、以降もゴジータに怯むことなく攻撃を仕掛けている。


事実、超サイヤ人状態ではバリアを貼る事がやっとだったゴジータの拡散型エネルギー波(スターダストフォール)を、この形態では完全に避け切っている。

また最後のシーンで理性を取り戻した際には、この姿で一瞬、瞳が現れた状態になっている。


この形態に関しては鳥山明の設定画は存在せず、作画監督の新谷直大が旧作の様に最後は半裸で暴れて欲しいという思いから独自に追加したとのこと。鳥山からは元々「あまりマッチョにしたくない」とオーダーを受けていた為、巨大になりすぎない範囲でなるべく大きく見えるように調整されている。


「ドッカンバトル」では、ゴジータ戦で見せた技(口から放たれる極太ビーム→掌から放たれる分裂したエネルギー波→止めの右手から放つ極太のエネルギー波)の数々を組み合わせた「ギガンティックカタストロフィ」という必殺技がある。


超サイヤ人制御編集

スーパーヒーロー編の後日談にて、ビルス星で孫悟飯ビーストとの手合わせを行い、その戦いの中で正気を失うことなく超サイヤ人を制御した姿。外見はそのままにしっかりと瞳がある。戦闘力的には孫悟飯ビーストとほぼ互角。

また細かい戦闘描写はないが、理性を失った時のように余計な力を使わずに効率よく力を発揮できるため、戦闘の判断力や仲間との連携は明らかにこちらが勝る。


活躍編集

BROLY編集

ベジータ王に小惑星バンパへと追放されて41年。大人の姿になったブロリーは相変わらず大ダニを食し生き延びていた。そんなある日、41年前から発信しているパラガスの宇宙船の救難信号を辿ってバンパにチライレモという名のフリーザ軍兵士が舞い降りる。


彼らはフリーザ軍の戦闘員となる人材(戦闘力1000以上)を探しており、パラガスとブロリーの数値をスカウターで計測すると、その戦闘力に驚き彼らをフリーザの下まで連れて帰る。その道中、チライから携帯食料を貰い少し親しくなった。フリーザの宇宙船につくとフリーザの元へ連れていかれ、そこでフリーザはブロリーの潜在能力の高さを見抜き彼らの加入を認め、更に彼らを地球へ連れていき悟空達と戦わせる計画を思いつく。


フリーザ軍の宇宙船の中では、粗暴な戦闘員がチライに絡み、止めに入ったレモが突き飛ばされてしまい、それを見たブロリーは怒りを見せる。そしてそのままその戦闘員を締め上げ、危うく殺してしまいそうになるがパラガスの制御装置の電撃によって正気を取り戻す。その際ブロリーはその電撃に苦しんでおり、チライはパラガスの隙をついて制御装置のスイッチを奪い破壊した。


パラガスがフリーザに呼ばれ席を外した後は、先ほどの携帯食料を大量に食し、更にこれまで飲んだことがなかった水の味に驚いていた。そして落ち着くとチライとレモに腰布に関する自らの過去を語った。その話の中で、パラガスの行った行動を聞いた2人にパラガスの事を「ブロリーを出世や復讐の道具としか思ってない」と批難されると「お父さんの事悪く言うのは、いけない」と否定した。


宇宙船が地球の南極大陸につくと、そこには悟空ベジータの姿があり、フリーザ同様、ブロリーの潜在能力に気が付いた。そしてパラガスがベジータに向けた怒りに触発され、ブロリーもまたベジータと悟空に敵意を向け、パラガスの命令通り、彼らに襲い掛かった。


ベジータとの戦いでは最初こそ劣勢だったものの持ち前の成長スピードの速さから瞬く間にベジータを追い抜き、通常状態でありながら超サイヤ人の彼と互角に戦って見せた。その後ベジータが超サイヤ人ゴッドの力を解放すると圧倒され、彼のエネルギー波を正面からくらい海の底へと消えた。


だが次の瞬間ブロリーは緑色のオーラを放って舞い戻り、ベジータのパンチを受け付けず彼を弾き飛ばした。ブロリーは大猿の力を解放したのであった。

そのまま全身筋肉質な体型になると、今度は標的を悟空に変え、通常時の悟空がかめはめ波とエネルギー弾を組み合わせた連続攻撃(かめはめ波ブラスター)を繰り出せば瞬時に学んでエネルギー弾のラッシュ(サイヤンブラスター)で返す等、ここでも成長速度の速さを見せて強くなっていき、超サイヤ人になった悟空も圧倒。しかし超サイヤ人ゴッドになった悟空が放った気を使った拘束技を受け動けなくなってしまう。


悟空はピッコロ大魔王フリーザセル魔人ブウなど数々の強敵と戦ってきた経験からブロリーの本心は悪ではないと見抜いて説得し、ブロリーもその言葉に一瞬顔を和らげる。しかし、この時悟空が「悪い奴らの言う事なんて聞く事ァねェぞ」と発言してしまう。この「悪い奴ら」の中に自分の父であるパラガスも含まれていると思ったのか、ブロリーは再び暴走し、悟空の拘束技を学習して悟空にかけ返す。(実際、このシーンで悟空が上記のセリフを発した直後に、フリーザとパラガスが映るカットがあからさまに描かれている。)

その後も超サイヤ人ゴッドの悟空を圧倒していき、彼に大ダメージを与え、超サイヤ人ゴッドSSへの変身を決意させる。


それを遠くから見ていたチライとレモから憐れまれるが依然としてブロリーの暴走は止まらず、超サイヤ人ブルーの悟空と互角に戦っていた。パラガスは、そのブロリーの姿に絶望し、「もしかしたら、ベジータ王が言った事は…正しかったのか…」と、怨んでいたはずのベジータ王の考えに共感するまでに弱っていたが、その一方でブロリーの更なる進化を望んでいたフリーザは、かつてナメック星クリリンを爆死させたことで悟空が超サイヤ人に覚醒した事を思い出し、パラガスをデスビームで射殺してしまう。そして(フリーザの呼び掛けで)それを見たブロリーは錯乱し、更なる怒りと深い悲しみで超サイヤ人に覚醒。ビルスすら上回る程の強大な力を解放してしまった。


このままではブロリーを正気に戻せないどころか、地球がブロリーによって破壊されてしまうかもしれない状況に対して、流石に危険を感じ、1対1拘っている場合じゃ無いと判断したベジータは超サイヤ人ゴッドSSに変身して二対一となる。しかし、それでもブロリーは一歩も引くことなく彼らを圧倒していった(その際のブラスターメテオの流れ弾が、父の亡骸を吹き飛ばしている)。ブロリーが目に入ったフリーザを標的に変えると、悟空達はピッコロの下に瞬間移動し、その後フュージョンが成功するまでの間、一時間以上フリーザをボコボコにしていた。


そんな中、彼らの間にゴジータとなって戻ってきた悟空とベジータが入り込み、今度はゴジータに標的を変えた。


ゴジータとの最終決戦においては2人のエネルギーが強大すぎる剰り時空の境界線が裂け、異次元へと突入。その世界の中でブロリーはフルパワーを解放し、はち切れんばかりの筋肉と巨体で超サイヤ人のゴジータを押し、今度はゴジータもSSGSSとなりブロリーに対抗した。2人の全力のパンチがぶつかり合った時、今度は逆に異次元の壁は閉じ、元の世界へと戻っていった。


超サイヤ人ブルーとなったゴジータの戦闘力は常軌を逸しており、ブロリーは終始圧倒された。そして、ゴジータは相手の悪の心を浄化する力を持つソウルパニッシャーでブロリーを落ち着かせようとする。だが、ブロリーは落ち着くどころか、更に暴走して襲いかかってきてしまう。打つ手が無くなり、「もう殺すしかない」と判断したゴジータは最大火力のかめはめ波をブロリーに向けて放つ。その時チライがドラゴンボールを使って神龍を呼び出し「ブロリーを元いた星(小惑星バンパ)に返してやってくれ」と願い、ゴジータのかめはめ波が当たる間一髪で、ブロリーはバンパへとワープされ生き延びた。


ソウルパニッシャーの効果が遅れて効いてきたのか、ワープと同時に理性を取り戻したブロリーは、数日後、チライとレモと一緒にいた。勝手にドラゴンボールを使用した2人は、フリーザ軍の追手を避ける事も兼ねて、ブロリーと一緒に暮らす道を選んだのだった。

一方で当のフリーザは、既に2人の現状を把握していたが、2人がブロリーと接していれば、いずれブロリーは力をコントロールできる様になり、その時、軍に連れ戻せば最強の戦闘員になると予想し、あえて2人を泳がそうと考えていた。


2人はあらかじめ食料を買い込んでいたが、いずれはそれも尽きる為(チライ曰く「50日も保たない」)、食料が殆どないバンパの環境に困っていたが、そこに瞬間移動で悟空が現れる。警戒する3人だったが、悟空はブルマから貰った住居や食料が入ったホイポイカプセルと、緊急用の仙豆2粒を提供。

怪しむチライに対し、悟空はビルスより強い可能性を秘めたブロリーとまた戦わせて欲しいと願い、ブロリーもそれに対し笑みを浮かべるのだった。


そして最後に悟空はバンパを去る際、チライに名前を尋ねられ、ブロリー達に向けて自らの名前を名乗る…。


孫悟空 ────それと、カカロット!


SUPER HERO編集

フリーザ軍の追跡から逃れるため、悟空の勧めでバンパからビルスが住む星に3人で移動。前作と同様のフリーザ軍から支給された戦闘服を着ているが、チライとレモが脱走する時にブロリー用の予備を持ち出したのか、ブルマがベジータの戦闘服と同様に作ってもらったのか不明。


キレると暴走する性質を鑑みた悟空により「キレずに力を引き出す方法」を身に付ける修行を行うが、未だ不完全な状態になっている。暴走直前に悟空が静止してすぐに落ち着いた様子から、ある程度は改善したと思われる。


エピローグでは悟空とベジータの戦いを見届け、レモと共に静かに漢泣きする(チライは呆れていたが)など、以前よりも感性が豊かになりつつあることがうかがえる。


ブルマとピッコロを除いた地球にいるメンバーはブロリーの事を知っているのか不明だが、前作でブロリーの気を感じ取ったピッコロがある理由で変装していた姿を悟飯は気づかなかった様子から、修行不足で気を察知する能力が低下した悟飯は前作の一件のことを気づいていない可能性がある。


Vジャンプのコミカライズ版で登場した時には、前作の「BROLY」のストーリーをダイジェストで掲載されている。


漫画版のスーパーヒーロー編でも映画版と大方同じだがセルマックス撃破後の後日談が描かれる。

ベジータと悟空の試合の後も引き続きビルスの星で修行しており、ベジータとの組手の際には自我を失ってしまう恐怖からなかなかスーパーサイヤ人になれずにいた。

そんな時に悟空が悟飯や悟天とトランクスを連れてくる。そして三人の戦いの中を観戦している際に彼らが自在にスーパーサイヤ人になれることをウイスから聞かされて驚愕していた。

その後は悟飯と手合わせすることになるが、孫悟飯ビーストになった彼と戦ううちに自我を失うことなくスーパーサイヤ人になることに成功。悟飯と互角の勝負を繰り広げていた。

その様子を見ていたウイスからは「破壊神候補になるのでは?」とビルスに問いかけていたが、「真面目なあいつには向かない」と当のビルスは返している。



ゲームでの活躍編集

スーパードラゴンボールヒーローズ編集

ユニバースミッション5弾から「ブロリー:BR」として参戦。初登場のレアリティはUR・SEC・CPの3種類。前者2つに関しては「れんけいアタックに参加できないかわりに~」と旧作のブロリーを彷彿させる効果である。5弾では父親の「パラガス:BR」、6弾では「チライ:BR」・「レモ:BR」も参戦、また、「ブロリー少年期:BR」として、幼少期のブロリーも参戦した。

ちなみにブロリーは今の所毎弾収録されている。

ユニバースミッション7弾に関しては、映画のラストに因んで、アルティメットユニットのメンバーがチライとレモになっている(他の二人も同様の組み合わせになっている)。デッキやミッション次第で、他の時空のブロリーや自分と対となる第6宇宙女サイヤ人ケールと共闘・対決が可能である。ウルトラゴッドミッション1弾で「ブロリー:SH」名義で参戦した。


ドラゴンボールファイターズ編集

ブルーゴジータに続き、2019年12月5日に参戦。ドラゴンボールファイターズにおける、アップデートシーズン2のラストを締めくくった。

このブロリーの象徴的な姿でもある、怒りの姿での参戦となった。技や戦闘後の演出などで超サイヤ人、および超サイヤ人フルパワーの姿も登場する。

本作ではZの劇場版に登場していたブロリーが先に登場しており、新旧ブロリーが揃い踏みとなっていた。さらにケフラが後に参戦したことで、やや変則的ではあるがブロリーチームを組めるようにもなっている。

相手を捕まえて何度も地面に叩き付けるといった、劇場版で見せたパワフルな動作を忠実に再現。

また、ボイスは叫び声のみであり、一切喋らない。ドラゴンボールで願いを叶える時も叫び声のみという徹底ぶりである。これもある種の原作再現であり、劇場版でも戦闘に入ってからは一切喋らない。


近距離戦の攻めを得意とするパワーファイター。

連打こそ効かないものの最速の発生を持ちながら攻撃範囲が非常に広く相手を捕まえやすい小技を持ち、コマ投げやアーマー技などもしっかり備えている。

また特に際立つのがコンボ性能で、火力や運びなどどれもが一級品。アシストを使わなければスライドダウンが取りづらいものの、コンボ時間が長めなのでアシストは回復させやすい。そして大体中央でも1度のコンボで端まで相手を連れていくことができ、端ではさらにコンボ火力が高くなり、より時間を稼げるためアシストを回復させやすい。

また、超必殺技の種類が多く、追加入力によりダメージを伸ばせる技や出掛かりから無敵を持ち、ヒットさせれば状況も良くなる切り返し技なども持つ。


メテオ超必殺技である「ギガンティックロア」を使用すると、以降は戦闘服が壊れ、半裸に緑色のスパークを纏った姿となる。この状態では常に全てのダメージが5%増加するようになる。数値としては小さく感じられるものの、このおかげで他キャラより技の最低ダメージが高くなり、当てた後の状況も良いため使っていく価値はある。


欠点は体が大きめで相手の攻撃に被弾しやすく、また小回りの利く技がないため立ち回りに難がある点。アシストも少々癖があり、使いやすく強いとは言い難い部分がある。

1番手においてアシストを利用し、立ち回りの欠点を埋めながら攻めていくのが主となる。また、前述のギガンティックロアを活かすために1番手に立ち回りが得意なキャラを置き、アルティメットZチェンジで2番手以降に置いたブロリーを出すことで安全にブロリーが攻めに行ける状況を作る、といった戦法もある。


ドラゴンボールゼノバース2編集

追加dlc究極の闘い編にて登場。

フューの作り出した時の裂け目でゴジータと戦っていた所にフュー本人が乱入。フューによって超サイヤ人ブルーを解除されてしまったゴジータ相手に優位に立ち回る。

そこへ、フューの連れてきた第6宇宙のサイヤ人カリフラケールと交戦。さらにはポタラで合体した彼女らと、通常状態のゴジータの2人を相手にする。

そして、フュージョンが切れてしまった孫悟空とベジータにケフラ、さらには異変の首謀者であるフューすらも蹴散らしてしまい、事態の収集が着かなくなってしまう。

暴れ狂う彼の前に現れたのはフューにより連れてこられた第11宇宙の戦士ジレン

フルパワーを解放した彼と互角の戦いを繰り広げる。

そして撃ち合いの途中で、事態の収束を見出だしたフューによってこの時の裂け目は消滅した。


ドラゴンボール_ザ_ブレイカーズ編集

別に悪人では無いがサービス開始一周年記念と同時に始まったシーズン4の新規レイダーとして登場。

他のレイダーとの闘いと大きく異なる点として、「他のレイダーは通常レベル1からゲームスタートするが、ブロリーのみレベル2で開始すること」と「ゲーム中のアイテムとしてのドラゴンボールが一切登場しない(劇中同様、既にフリーザの手中にある)こと」がある。(シーズン5でザマス&ゴクウブラックが追加されたことで、この仕様はブロリーのみの仕様ではなくなっている。但し、レベル2で開始する点はシーズン5時点でブロリーのみである。)

サバイバー側は特別ルールとして支給される超トランスボールの力でブロリーの討伐、または超タイムマシン起動による正常な時間の流れを取り戻すことが目標となる。


なお、他のレイダーとは違い全てのレベルでカスタムボイスが呻き声や叫び声しかセットできないため、ロールプレイはレイダーの中でも特に不向き。


Sparking!ZERO編集

Sparkingシリーズ最新作にして初登場。いままでのシリーズのOPではZ時代のブロリーが登場することが多かったが今回は彼がその役割を演じており、身勝手の極意の悟空と戦っている。。

形態としては「ノーマル」→「超サイヤ人」→「超サイヤ人フルパワー」の順で変化出来る三種類で実装。もちろんZ時代のブロリーも参戦しており、超のブロリーとは特殊な掛け合いが存在する。(ノーマル同士ではお互いに似ていることを疑問に思ったり、フルパワー形態と伝説の超サイヤ人形態ではZブロリーが力も同じものなのか比べたがる。)

さらに女ブロリーとも称されるケールとの掛け合いもあり、「超サイヤ人(暴走)」となったケールを見て自分の変身と似ていると感じている。


ドッカンバトル編集

2018年の映画連動キャンペーンに初実装。

新作シリーズのキャラクターなだけあって連動CPや周年等の大型キャンペーンで取り上げられることが大半であり、流石に登場歴の長いZブロリーほどではないが極系キャラの中では比較的優遇されている。

Zブロリーとは一部カテゴリやリンクスキルの有無以外に特に明確に区別されている訳ではなく、特に通常、超サイヤ人状態は同名キャラクターとして扱われている。そのため一部の強化素材の共用が可能な反面、同時編成下だとリンクスキルが繋がりにくい場面が出てくる。…と言ってもZブロリーと超ブロリー間の同名問題は現状、高難易度向け編成時に超サイヤ人状態の1、2体の間で発生する程度であるので実はそこまで問題ではなく、むしろ伝説の超サイヤ人が飽和している影響でリンクが繋がらないZブロリーの間に入って助ける場面すらある。

悪人ではないはずなのだがゲームバランスの都合によりZブロリー同様極属性である。


  • 極体属性(フェス限定UR/極限Z覚醒)

記念すべき最初の超ブロリー。初期形態は超サイヤ人だがターン経過で自動的に超サイヤ人(フルパワー)になる。

変身前は圧倒的な火力による全体攻撃、変身後は単体攻撃だが火力と手数の底上げとなっており、当時基準で見ても高水準。

現在ではインフレにより一線を退いているが、変身前の全体攻撃必殺、気力性能の高さもあって天下一武道会モードで重宝する。


  • 極速属性(常設ガシャ産UR/極限Z覚醒)

怒り状態での実装。

攻撃、被弾の度にステータスを仕上げて行くキャラクターであり、3ターン持続の自己バフ効果持ちの必殺技もあって見た目以上のパワーを発揮出来る。

ただし実数値DEF以外の防御性能が無い事が原因で火力インフレの極まった現在の高難易度では戦えず、現在は一線を退いている。


  • 極知属性(常設ガシャ産UR/極限Z覚醒)

新パラガスとのコンビカード。厳密にはパラガスが前衛であり、ブロリーは必殺技時しか登場しない。

高倍率サポート持ちでサポーターとしては及第点だがいかんせんメインがパラガスなのでカテゴリがたった二つと言う圧倒的汎用性の無さで倉庫番になった悲しきキャラ

極限後は必殺追撃(最高4回)の他、なんとDEF無限上昇と必殺を発動する度にそのターン中軽減率上昇が追加。4回必殺を打てば100%超え軽減になる。相変わらず汎用性は超低いがその汎用性の低さを無理矢理カバーできる圧倒的なサポート性能を取得した。ただ問題は必殺自体が確率で特効前提なため必殺回数次第では通常攻撃でも普通に即死するため注意。


  • 極知属性(イベント産UR)

物語イベントで入手可能。

覚醒前はノーマル、覚醒後は超サイヤ人。

オリジナルとは異なるが必殺演出には超版の岩盤がある

同系列イベント産として同時実装の悟空、ベジータとは異なり、何故かフリーザ共々極限Z覚醒が実装されていない。その為戦闘面では何の役にも立たないコレクション向けのキャラクターだが、その名義と入手や育成の容易さが功を奏して通常・超サイヤ人状態のZ、超ブロリーの強化素材として非常に優秀である(この有用性は他の3体も同様)。


  • 極知属性(幼年期)(イベント産UR/極限Z覚醒)

物語イベントで入手可能。

ドッカン覚醒させるとバアとの実質コンビカード(名義はブロリー単体のまま)となり、演出にもバアが加わる。


  • 極体属性(伝説降臨LR/極限Z覚醒)

チライとレモとのトリオカード。コンビカードだがフルパワーボージャック(銀河戦士)やターレス軍団と同じ理論で劇場版BOSSカテゴリ持ち。

取得気玉によってはサポートが出来、更に気玉を7個取得すれば確定回避が可能(原作映画でドラゴンボールの願いでゴジータのかめはめ破から逃れた再現)。

極限Z覚醒により自己強化パッシブが大幅強化された他、虹気玉取得でもサポートが追加され、気力MAXだと会心率と軽減率サポートが追加(会心サポートはともかく軽減サポートは極一部しかいない)。HP次第では気玉変換もあるので(回避不可ステージ以外は)リーダースキル対象外でも編成する価値がある。

演出は劇場版のエンディングの他、旧ブロリーの演出も取り入れられている。

極限Z覚醒後のパッシブスキル文で多用される「39%」はチライがブロリーに教えたお礼の言葉に因んだ語呂合わせである。


  • 極力属性(常設ガシャ産UR)

7周年ゴッドコンビのガシャに実装。演出は前述のブロリートリオの一番最初のカードの使い回し。


  • 極速属性(フェス限定LR)

9周年の目玉として実装。極系の周年キャラは1周年ジャネンバ以来で実に8年ぶりの実装である

その性能は一言で言えば守れる火力バカ。変身前は全属性ガードで行動後の守りを補強しつつATK無限上昇効果(超必殺は大幅上昇)持ちの必殺を乱発しながら火力を高めて行く手数勝負のアタッカー。

変身後は変身時に展開される亜空間フィールドの効果、変身前に積んだATK無限上昇により必殺回数によっては無凸でもATK6000万に迫る圧倒的な累計火力を発揮。更にフィールド生成中は行動前に26%のダメージカット+変身前から引き継いだ全属性ガードも加わり攻撃と耐久両方においてハイレベルな超アタッカーと化す。

その実力は今まで最強の座に居座っていたオレンジピッコロや未来悟飯を引きずり下ろすほどであったが、直後に最高1000万のダメージを完封可能な最強ディフェンダーの実装により早々にその座を譲ることとなった。ただしそれでも極系では未だトップクラスである上、火力性能はブロリーに群杯が上がるため結局最強格であることには変わりない

同年夏に極系最強サポーター兼リーダーが実装された為初動の耐久力への不安もほぼ解消。環境トップクラスにまで劇的なパワーアップを遂げた極系編成においてバトルの締めのダメ押し要員としてその力を存分に活かせるようになった。



余談編集

胸の傷について編集

左胸にある十字傷は、奇しくも2作目で太陽に落とされた際に穴が開いた箇所と一致している。その為、本作のブロリーはその時死ななかったブロリーなのでは?という声もあるが、本作は旧作とは一切関係ないパラレルワールドであり、また3作目のエピローグで旧作ブロリーは地獄に落ちた事がはっきりと語られている。


ヤモシとの関係編集

本作のタイトルが明らかになる前、一部では今回の敵は以前、鳥山明が明かした初代の超サイヤ人「ヤモシ」ではないかと噂されていた。だが知っての通り今作の敵はブロリーであり、彼らの読みは外れる形となった。

なおネット上にはブロリーそっくりのヤモシの設定画が転がっているが、それらは全てファンアートであり、今のところ公式ではヤモシの容姿は明らかになっていない為、注意が必要である。


旧作との性格の違い編集

旧作では幼少期で超サイヤ人に覚醒し、更に青年期は力や感情を制御されていた為、悟空への異常な執着心以外はノーマル時の性格が描かれることは殆ど無く、長年その辺りが不明瞭で、ゲームなどでは超サイヤ人の時と同様に狂暴に描かれる事もあれば、制御されていた時の様に物静かな人物として描かれる事もあったりとバラバラな状態であった。そんな中、本作ではノーマル時の性格に焦点が当てられ、無口ながらどこか幼さが残る純粋で素直な人物として描かれ、親や身近な存在に対して情を見せるなどこれまでのブロリー像からは想像出来なかった様なシーンも描かれており大きくその一面が掘り下げられている。


超サイヤ人の時の性格も大きく違い、旧作では凄まじい破壊衝動と残忍な性格を合わせ持ち、その力をパラガスに利用されるなど同情できる過去はあるとはいえ善悪弁えたその上で奴隷達の目の前で笑いながら彼らの母星を破壊し、更には自身を裏切って逃げようとした肉親のパラガスを容赦なく殺害するなどただ憎悪だけで動くまさに悪魔とも言える存在だった。しかし、本作では喋る事はなく咆哮を上げ敵味方関係なくただ力の限り暴れまわって、全てを破壊し尽くす狂戦士(ある意味悪魔)として描かれている。


加えて悟空およびベジータと戦ったのも全ては父の悲願のためで、覚醒のトリガーも他の誰でもない父の死であるなど、旧作以上に彼とパラガスの親子関係は歪ではあっても深かったという事が強調されている。そして戦いが終わった後も悟空を憎むことなく新たな仲間達と共に生きる道を歩むなど、その結末も父親のパラガスに利用されひたすら悟空などのサイヤ人を倒すことだけに執着した結果、極悪人として倒され死亡する旧作の悲哀に満ちたキャラクター性とは違って、ブロリー自身には救いがもたらされたものとなった。


本作の新ブロリーは、パラガスにサイヤ人を殺すために利用された完全な復讐鬼に成り果てる前にもしチライや悟空達が救う事が出来ていたら?という旧ブロリーのIFの姿として見る事ができる。それらを踏まえて見ると非常に感慨深いものがあるかもしれない。


再登場について編集

鳥山明は「今後、ブロリー・チライ・レモが活躍する可能性はあるのでしょうか?」という質問に対して「機会があれば、ぜひ3人の持ち味を生かして活躍させたいと思っています。」と答えている。


また漫画版「超」ではブロリー編が割愛されその後の話が展開中だが、漫画担当のとよたろうは「この映画は『超』の延長線上なので、いつか(ブロリーを)描く時は来ると思っています」と語っている。ただ漫画版はブロリー編自体がカットされている為、漫画版で映画の内容をやる可能性もあり、ブロリーのその後が描かれるのか、はたまたとよたろう視点で映画のブロリーが描かれるのかはいまのところ不明である。


ジャンプビクトリーカーニバル19で配布された書下ろし漫画では回想シーンで簡易に本編の出来事を説明されていた。ちなみに、悟空とベジータは、何故ブロリーがバンパに住んでいるのかはベジータ王と何かあった以外詳しくは知らないようである。


2022年公開の劇場版アニメ『ドラゴンボール超 スーバーヒーロー』では、ブロリー・チライ・レモの近況が語られている。


そしてさらに上記にある漫画版のスーパーヒーロー編の後日談にて本格的な再登場を果たすことになる。


VSゴジータについて編集

実は今回の映画以前にもPS2の格闘ゲーム『ドラゴンボールZ3』のオープニングムービーにてブロリーVSゴジータの戦いが繰り広げられるシーンがある(ただしこちらのブロリーは旧劇場版)。しかもシーン内でゴジータがブロリーにトドメを刺した技は同じかめはめ波である。

他にも『ドラゴンボールZ Sparking!_METEOR』のオープニングムービーでもゴジータと戦いを繰り広げており、こちらではジャネンバ魔人ブウと手を組んで、ゴジータ、孫悟飯ゴテンクスと対決した。


関連動画編集

【「ドラゴンボール ファイターズ」 ブロリー(DBS) /キャラクターPV】

※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル『876TV』より転載


関連イラスト編集

怒りBRレジェンズ風フルパワーブロリー1周年おめでとう!!


関連タグ編集

ドラゴンボール ドラゴンボール超

ブロリー(映画のタイトル) スーパーヒーロー(ドラゴンボール)

サイヤ人 ブロリー パラガス

孫悟空(ドラゴンボール) ベジータ

パラガス(ドラゴンボール超) バア

フリーザ チライ レモ ブロチラ ブロチラレモ

ビルス ウイス


哀しき悪役 毒親の被害者


ドラゴンボールの登場人物一覧


ブロリーに関するタグ

伝説の超サイヤ人 バイオブロリー

伝説の超サイヤ人3 伝説の超サイヤ人4 ブロリーゴッド ブロリーダーク


ドラゴンボール超章ごとのボス

ジレンブロリーモロ


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