概要
映画『ドラゴンボール超 ブロリー』で、新しく登場したブロリーとチライのカップリング。
本編ではどちらかというと、面倒見の良い性格もあってチライの方が積極的である(チラブロの方が正しいかもしれない)。
また、ブロリーにとってチライは生きている間で初めて会った女性である。
映画本編では、
- 保護したブロリーにチライが携帯食料を開けて食べさせてあげている。
- フリーザの宇宙船にある食堂でチライが酔っ払いの悪漢に絡まれた際、怒ったブロリーが彼女を守っている(仲裁に入ったレモを悪漢が殴り飛ばした事による怒りかもしれないが)。
- その直後にパラガスが(やむを得なかったとはいえ)ブロリーの理性を抑える為に制御装置で苦しませた事に対し、今度はチライが怒り隙を付いて制御装置を奪い破壊している。
- 絶体絶命のブロリーに、チライがドラゴンボールを使って彼の命を救う。
- 共に脱走したレモと小惑星バンパに移住を決意し、チライがブロリーの為に食料を買い込んでいる。
- チライはブロリーに対して「戦いたくて戦ってるんじゃない」と断言している。
等、様々な要所で二人の関係がクローズアップされている。
孫悟空が生活支援する際に無口なブロリーに代わってチライが対応し、彼女はブロリーの代弁者の様な存在となった(ただ悟空を毛嫌いするチライと異なり、ブロリーは旧作の様に憎むどころか悟空に感謝の微笑みを交わしている)。
二人に恋愛感情はない(チライは世間知らずで純粋なブロリーを放っておけない姉のような感覚で、そもそもブロリー自身が恋愛どころか女性というものを理解していないかもしれない。むしろチライに惚れてそうなのはこの人である)が、お互いに好印象を抱いているのは間違いない。
生い立ちや経緯、果ては性格は違えど、悟空への復讐心に囚われ散っていった悪魔のブロリーだったが、チライとの出会いは彼の運命を大きく変えたとも言える。
そう考えると、旧作は「もしもブロリーがチライと出会わなかったら」というもう一つの運命だったのかもしれない。