概要
武道家・天津飯と、二重人格の女・金髪&黒髪(青髪)ランチのカップリング。
一応、原作者公認のカップリングである。
ただし、修行に専念したい天津飯をランチが追いかけるという、お付き合い以前の関係。
原作「ドラゴンボール」の場合
第22回天下一武道会で天津飯に一目惚れしたランチ(金髪)が、天津飯に「ワイルドさに惚れた」「文通しようぜ」と告白した。その後天津飯がどう対応したかは描かれていない。
第23回天下一武道会後(サイヤ人編が始まる5年前)に、ランチは天津飯を追いかけカメハウスを出て行き音信不通となる。
アニメ「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」の場合
基本言動は上に同じ。それに加えて、天津飯の方もランチの好意がまんざらでもない様子で、怪我の手当てをしてもらった際に「(傷の治りがはやいのは)あなたのお陰」と照れくさそうに感謝したり、その様子をウーロンにからかわれて真っ赤になったりしている。
そして金髪ランチだけでなく、青髪ランチのほうも天津飯に気があるらしい様子が描かれた。
また、天津飯とチャオズの修行に邪魔に入ったり、天津飯がナッパに殺されたと知って絶望し、酒に溺れる様子も描かれた。
その後
『その後二人はどうなった?』
そんなこんなで二人の関係にやきもきしたファンが、原作者鳥山明に質問を投げかけたことがあった。
当時の返答は「いつもすれ違っていて結局会えない」、「1回フラれたけど、しつこく食い下がって結局は一緒にいるんじゃないかな?」。
そして、2013年放送の番組「漫道コバヤシ」での返答はこうだった。
「ストイックな天津飯は修行も兼ねて主に農業をしている。(チャオズもいるよ)
天津飯に一目惚れしずっと彼の行方を追っていたランチに見つかってしまい、
渋々一緒に暮らしたこともあったが、
彼女は農業に向かず、天津飯は恋愛に興味もなく、
あれほどの執念で追跡していたのに、たったの数日で出て行ってしまった。
その後もランチはたまにやってきたりするようだ。
たまにヤムチャが天津飯のところに農業の手伝いに行ってたりもする。」
ちょっとヒヤッとさせられることを言われたものの、つかず離れずの関係は保っている模様。
今聞いたらまた変わってるかも。
さらにその後
近年においても、漫画作品やアニメ作品に比べ、ドラゴンボールのゲーム作品では比較的ランチの出番が多めである。
2020年〜2021年に発売されたゲームソフト『ドラゴンボールZ カカロット』のエピソードでは、天津飯が自身の留守中の畑の世話をランチに頼んでいる。
つまり「結構重要な頼み事をする間柄」かつ「天津飯がランチを信頼している」ことが示唆されるという、なかなか驚きの展開である。
このとき先に登場するランチは大人しい青髪の方なので、農業を嫌がる様子もなく、金髪ランチの方も、天津飯の畑にあらわれた怪物に対し、戦って撃退する気満々であった(さすがに止められたが)。
と、このようにどちらのランチもしっかり天津飯の留守を守っている。
農園の近隣の住民とのコミュニケーションも、つつがなく行われているようであるが、周囲の人々には、天津飯とランチの二人はどういう関係だと思われているのだろうか…
さらに、ランチが手料理を振る舞った際には、その美味しさに感激した悟飯に、天津飯の畑の野菜でつくった料理を出す料理店を開くことを勧められ、ランチ自身も、その提案に乗り気になっている。
…というフラグまで立っているのだが、果たして、さらなるその後の展開は…
ゼノバース2でのクリリンとの掛け合いでも、ランチとの関係をからかわれた天津飯は妙に狼狽えていた。