東方大弥
ひがしかただいや
『公正さこそルール』『ルールこそパワー』なの
東方定助の身元引き受け先となった東方家の次女。16歳。耳の付いたフードをかぶっている。
物心付く前に断層の付近で転倒し、その際に視力のほとんどを失い、代わりに後述のスタンド能力を得ている。
「公正さ」に拘っており、他人に気を遣わされることを嫌う。「イエス」などのプログレッシヴ・ロックのファン。口癖は「なりィ」。
「思い出」を共有することが真の幸せと考えており、定助と思い出を共有するため、自身の能力で定助の記憶を奪っていく。
その異質さから、定助は彼女に単純な戦闘能力ではない「強さ」を感じ取った。
ちなみに歳の割に胸は大きく、本人曰く広瀬康穂よりも大きいらしい。
Part7に登場するシュガー・マウンテンとは共通点が多い、というかそっくり。
スタンド「カリフォルニア・キング・ベッドちゃん」
大弥があらかじめ設定した「ルール」を破った者の記憶を、チェスの駒の形にして奪う能力のスタンド。"ちゃん" までが正式名称。
詳しくは【カリフォルニア・キング・ベッドちゃん】へ。
2巻から登場。
自分の面倒を見ることになった定助に好意を抱き、彼を自分だけのものにすべくスタンド能力で攻撃を仕掛けながら誘惑する。
定助も記憶を取り返すために彼女に自分の影を踏ませようと奮闘するも尽く裏目に出てしまい次々と記憶を奪われ、とうとう自身の『スタンド能力を使える』という記憶まで奪われてしまう。
勝利を確信した大弥だったが、定助が彼女の携帯電話で康穂に連絡をとろうとしていたことに嫉妬心から逆上、奪った彼の記憶を破壊しようとする(この時のブチギレっぷりは、次兄・常秀とよく似ていた)。
しかし定助が咄嗟に仕掛けていた策にはまって影を踏まされてしまい、記憶を取り戻されて敗北。
その後、定助から「嫌いになったけど、好きになってほしいなら味方になれ(意訳)」という内容を遠回しに伝えられ、「定助に好かれるために」味方となった。
父・憲助の思惑とは逆に彼に手懐けられてしまい、彼の調査に協力することになる。ここまでが2巻~3巻の経緯である。
以降はストーリーにはまったく絡まず、戦闘シーンもない。19巻で岩人間のことも知ったはずだが、特に興味はないようだ。
常秀とは仲が良く、気が合う描写が見られた。また東方花都を「母」と慕って抱きつこうとした時も、常秀は花都をつっ転ばせて阻止している。