概要
第7部『スティール・ボール・ラン』に登場したノリスケ・ヒガシカタ(東方憲助)は彼の先祖である。
記憶喪失となって倒れていた定助が発見された現場で、彼と接触した際に同様の歯型の傷を負い、スタンド能力が発現する。
劇中では度々コメディリリーフを担う立場におり、メインストーリーである「岩人間」や「ロカカカ」には殆どかかわってこない。また、能力を使う描写はあるが、戦闘シーンと呼べるほどのものはない。
アイドルオタクという一面も見せており、父親にお小遣いをねだっている。父親から働くことを勧められたが聞く耳持たず。しかし、そんな自分を自覚して虚しく思っている節もある。
現時点では、長く連載されてきた『ジョジョ』シリーズでエロ目的でスタンドを行使した唯一の人物。スタンド能力を駆使する手際自体はいいのだが、エロ目的以外での使用動機も微妙。
容姿
側頭部を刈り上げたおかっぱ頭が特徴的。いつも蝶ネクタイと両肩に矢印マークがついた服装をしている。また、両手にはバングルのようなものも付けている。基本的に緑系の色で服が描かれることが多い。
余談ではあるが、初登場時とその後でキャラデザが違う。
人物
短気でキレやすい上に傲慢で嫌味ったらしく、加えて色ボケ気味で金に汚く、褒めるところがほとんど無いどうしようもないロクデナシだが、家族がスタンド使いに襲撃を受けた際の言動や、訳あって家を長年離れていた母が、父親を振り回した後に妹と接近しそうになったときの行動など、どこか家族思いととれるような描写も僅かにある。
幼馴染の広瀬康穂のことが大好き(一回だけキスをした仲)で、「オレの康穂」と呼んで付きまとっている。冒頭で彼女と一緒に居た裸の東方定助を浮気相手だと思って殴り殺そうとしたり、泣きつく康穂の台詞に興奮してトイレに連れ込むなど、特に康穂がらみの事となると思い込みが激しく勘違いから赤の他人にまで危害を及ぼしかねない傾向があるため、彼女からは徹底的にウザがられている。しかも定助に襲い掛かった時は「テメーを殺してオレも死ぬ」とまで言っており、ヤンデレ気味の狂気まで見せている。なお、この時は髪型が若干異なっている。
ちなみに、上記の言動のためか頭も悪そうに見えるが、東方常敏と常助の昆虫を通してのバトルの際、昆虫の種類や形状を通して常敏の取ろうとしている戦術を察する、ミラグロマンを見て激昂したならず者たちを機械とスタンドを利用して遠ざけるなど、たまに侮れない勝負勘を見せる。
定助と初対面での一件からはずっと彼のことを目の敵にしており、何かにつけていじめたり陥れようとしているが、大抵は失敗に終わっている。
定助が東方家に居候する際も一人だけ歓迎しておらず、積極的に定助を招き入れた父・憲助とはしばしば衝突していたが、物語が進むにつれてそのような描写は減っている。ただし、そもそも東方家自体の描写が少なくなっているため、定助との絡みも同様に減っている。
スタンド「ナット・キング・コール」
攻撃部分にナットなどを出現させ、それらを付け外しすることで人間や物体を分解・接合する能力を持つスタンド。
詳細は個別記事へ。
「EoH」における常秀
原作におけるカツアゲロード(別名:デッドマンズ・カーブ)の一件が終わった後、まんまと勝者となった定助に突っかかっていたところ、「異変」によって人格が豹変。
定助や居合わせた仗助に対して襲い掛かる。戦闘中に「康穂とはディープキスをした」と告げたが、それを聞いた定助には「そのアホみたいな冗談は天然なのか?」と相手にされなかった。
倒された後は仗助の手によって正気に戻されたが、今度は素で仗助に絡んだのでまだ正気を失っていると思われ殴り倒された。
目が覚めた後、定助たちが康穂に会いに行くと思い込み、抜け駆けは許さないと無理やり同行する。
エンディングのワンシーンでは定助と親し気に話す様子が描かれた。並行世界の話である為原作ではこのようなシーンはないが、カツアゲロードでの一件が丸く収まったのだろうか。
仗助との絡みでは戦闘前に髪型をバカにしており、敗北した場合は「まだ殴りたりねーぞオラァ!」と怒りをぶつけられる。
ちなみに康一からは「仗助のこと言えた髪型ではない」とツッコミを受ける。勝利した場合は「ああいう不良みたいなのは大嫌いなんだよ」とうんざりした様子でぼやくも、定助からは「そんなんだから不良に絡まれるんじゃないか?」と冷静に呆れられた。
キャラクターモデリングが流用できそうな「オールスターバトルR」には2023月現在では参戦していない。それどころかワンダー・オブ・Uに先を越された。
語録
- クズ人間の言語なんて知らねーんだよッオレらは!!マヌケッ!
- グロ注意ッ!グロ注意ッ!
- ほんのちょっぴりだって...オレには「何が」あるっていうんだ?...あいつらとオレは同い年...
- 吸わしてみろよッ!
担当声優
※かつて「黄金の旋風」ではパンナコッタ・フーゴを、PS2版第1部ではストレイツォを担当していた。
関連イラスト
関連タグ
東方憲助(父) 東方花都(母) 東方常敏(兄) 東方鳩(姉) 東方大弥(妹)
終盤の活躍(ネタバレ注意)
常敏とラスボスによる攻撃で腕の欠損などの重傷を負った康穂に対し、新ロカカカを用いた治療を行った。
等価交換されるということは承知の上だったのだが、いざ交換すると自分の想定していた結果とならず片腕が縮小してしまい怒りを露わにする。
あろうことか康穂に対してキレて襲い掛かるが、ラスボスの出現でそれどころではなくなり冷静さを取り戻す。そして厄災によって大ダメージを受けながらも康穂を守ろうとした。
エンディングにおいても腕は戻っておらず、特に隠すことはせずそのままの姿で登場した。その際に苦い顔をしながらも定助を家族の一員と認めるような発言をした(退院が決まった憲助に送るケーキを定助に選ばせた)。