概要
第6部「ストーンオーシャン」の主人公、空条徐倫が幼く描かれている作品につけられるタグである。原作でこの姿は一切登場せず、性格も容姿もファンの創作であるため注意。
プラネット・ウェイブス戦の描写によると、1999年の6歳の時に42度の高熱を出し死にかけた過去がある。
当時の父親の空条承太郎は杜王町にてスタンド関係の事件を追っていたため、家族の安全のためにも徐倫の元に帰る訳にもいかず、これ以降の擦れ違いを含めて父親に対して屈折した感情を抱くようになってしまう。
本編の擦れ違い具合に相反して、二次創作においてこのタグは父親の承太郎との交流が描かれた心温まる作品につけられるものが多い。
血縁上大叔父の東方仗助や、父のかけがえのない友でありDIOとの戦いに辛くも生き延びた花京院典明が共に描かれていることが多い。
『EoH』ネタバレ注意
天国に到達したDIOとの激闘の末、真実の上書き、スタープラチナ・オーバーヘブンを身に付けた承太郎は再びDIOに勝利した。
そして戦いの後、未来の娘である徐倫を含めたジョースターの血族とその仲間たちと様々な時代、世界を旅し、戦った時の記憶を有しているためだったのか、それとも無意識か、承太郎は世界の歴史の「真実」に改変を施した。
それは、1988年のDIOとの戦いの1つの「真実」について。戦死したジョースター一行、「モハメド・アヴドゥル」「イギー」「花京院典明」らは、重傷を負い入院しているものの生存しているという「真実」に置き換わった。
共に旅をした歴代ジョジョやその仲間たちにも、アイズオブヘブン本編記憶は失われている。だが、この旅の影響か、経験を積んだためか、はたまた何かの運命や偶然、引力が働いたのか……。元の時代、次元に戻った後も、本来の歴史に対して大きな差異が生じている。
そして歴史が変わったことも相まってか、本来スタンド関連の事件の危険性から妻と徐倫を遠ざけていた承太郎は、一緒に付いて行くと駄々をこねた徐倫を連れて1999年、杜王町に年下の叔父を探すためにやってくる。
その時、杜王町で初めて承太郎と会った広瀬康一は、旅の記憶がないものの承太郎に対して既視感を覚えた。