ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン』に登場するスタープラチナの新たなスタンド能力。
触れた対象を強制的に“真実を上書きする”能力に加えて「ザ・ワールド・オーバーヘブン」が上書きした“真実”を上書きし直して無効化する事ができる。
概要
3部承太郎が天国DIOとの戦いで手に入れた能力。DIO曰く真実に「入門」できるようになったことで覚醒したとのこと。
要は承太郎が「ザ・ワールド・オーバーヘブン」を理解し自身のスタンドと到達したDIOのスタンドが同じタイプのスタンドと理解するという「スタープラチナ・ザ・ワールド」と同じ経緯で会得した。
この能力が覚醒し始めたのは恐らく天国DIOの初登場シーンで聖なる遺体を天国DIOに奪われかけたシーンと思われる。
そして、天国DIOとの最終決戦で自身の存在を消されかけた瞬間、覚醒した(ロードローラーで圧死しかけたタイミングで覚醒、時止めに対し時止めで返したという3部クライマックスの展開を意識したのかは不明)。
ザ・ワールド・オーバーヘブンと違い、スタンドの容姿は以前と全く変わっていない。この能力に目覚めた後も時止め能力が使えるかどうかは描写が全くないため不明。ただザ・ワールド・オーバーヘブンと違い「天国へ行く方法」を実践してこの能力に覚醒したわけではない=スタンドを一度捨てていないことと、この能力を使用して自身を回復した後もゲームのコマンドに時止め能力が健在だった為、使えてもおかしくはない。
ただし、よく「時を止めながらオーバーヘブンを使えば最強」などと言われるが、どちらも使う度にインターバルを挟む必要がある大技であることと、オーバーヘブン単体だけでも使う度に莫大な精神エネルギーを消費することを考えると、実際には時を止めながらオーバーヘブンを使うことは不可能かもしれない。
能力はスタンドか本体が拳で殴った(触れた)ものに承太郎の望む真実を上書きするというものでありザ・ワールド・オーバーヘブンと同じであるが、描写が少ないため、どのくらいの性能なのかは不明(同じ時止め能力でも承太郎が2秒~5秒しか時を止められないのに対しDIOは5秒~9秒も時を止められるのと同じように性能に違いがあってもおかしくない)。
少なくともDIOの望んだ真実を承太郎が更に上書きできるため、効力はDIOのものと同等かそれ以上と思われる。
ただでさえ究極のスタンドとされる「スタープラチナ」をよりチートじみた存在へと昇華した様な状態となっているが、強力過ぎる為に「ザ・ワールド・オーバーヘブン」同様に制約も多く「ザ・ワールド・オーバーヘブン」同様に能力を発動させるには対象に触れなければならず、能力の対象に比例して莫大な【精神エネルギー】を必要とするほか、一度の発動ごとにかなりのインターバルが必要となるデメリットがある。
DIOの場合は、そのインターバルの隙を吸血鬼のタフな身体で何とか凌いだが、承太郎は吸血鬼でもなんでもないので、そのインターバルの隙を突かれ敗北する可能性が普通にある。
…ザ・ワールドの方にも言えることだが、エネルギーを消費しないという真実を望んで自身を殴れば無制限になると思われるが。
なお、インターバルがあるとは言ったが、連続使用自体は可能な模様で、数回くらい(少なくとも2回以上、なお天国DIOは3回以上)までなら連続使用出来る描写があるので、よほど連続使用をしなければそこまでこのデメリットは関係ないのかもしれない。
また、鍛えれば天国DIOのように紫のモヤを召喚し、それに触れた敵や仲間の真実を上書きするなどの芸当が出来る可能性もある。
作中で使った能力は特殊能力の無効化、回復、敵の存在を消す、歴史改変の4つのみ(歴史改変=花京院、イギー、アヴドゥルの生存)。また、スタープラチナ・オーバーヘブン特有の能力なのか、自身の拳そのものを回復している描写もある(天国DIOはこの方法で潰された両腕を回復する描写がなかったため、使えない模様。もしくは、オーバーヘブンは厳密には拳で触れて発動するのではなく、拳から何らかのエネルギーを発して発動するスタンドであり、発生源である拳を破壊すれば使えなくなる、承太郎は拳が破壊されてないため能力を使うことが出来、回復できたという理屈なのかもしれない)。
この能力に目覚めていれば承太郎が戦うその後の物語での戦いにも影響する可能性がある。
なお、後者の物語ではラスボスの能力もスタープラチナ・オーバーヘブンで上書きし無効化することは可能と思われる為、時の加速は起こらない可能性はあるが、メイド・イン・ヘブンもまた天国の力であるため、逆にオーバーヘブンで先手を打ったところをメイド・イン・ヘブンの力で上書きされ、真実を無効化されるなど、対抗される可能性もある。
なお、メイド・イン・ヘブンはあくまで気の遠くなる程の時間を加速させるだけのスタンドであり、このスタンドのお陰で一巡出来るわけではないと思われるので、プッチ神父の存在関係なく、いずれ一巡自体はすると考えられる(スタンドによる無理矢理な一巡ではなく、気が遠くなるような年月をかけて一巡すると思われる。また、6部エンディングでエンポリオがパラレルに飛ばされたのは、プッチ神父がスタンドで無理矢理一巡させた上に死んでしまった弊害で本来の一巡後の世界と色々と矛盾してしまったため、あくまで整合性をとるため、一巡後の世界ではなく一巡前の世界のパラレルに変えられただけに過ぎない)。
このスタンドがあれば原作とは違いプッチ神父に勝てそうではあるが、この後の話で実際に勝てたのかは不明。
アナスイをはじめとした徐倫の仲間ばかりを攻撃し、そのたびにオーバーヘブンや時止めの力を使い切らせ、その度に発生するインターバルで無防備になった隙を突き、承太郎を攻撃する、インターバルの隙を狙う作戦などの対策で結局、第6部本編同様に承太郎を一方的に翻弄し、そのまま始末する可能性も考えられるため。
尤も時止めとオーバーヘブンの二刀流になった上、その気になればメイド・イン・ヘブンもオーバーヘブンで無効化させることが出来るようになった承太郎相手に、プッチ神父が一人だけでその状況を作り出すのは現実的ではないため、部下と協力して隙を狙うなど原作とは違う作戦をとることが予想されるが。
また、同じ天国の力ということで、オーバーヘブンにプッチ神父も対抗できてしまう(承太郎に存在を消されかけても天国の力で能力が無効化され消されない、持っているものを奪われにくいなど)可能性も考えられる。
第6部と同様に承太郎と徐倫が敗北するか、逆に承太郎と徐倫が生存したまま神父が敗北するかは神のみぞ知る。