「やれやれ・・・犬好きの子供は見殺しには・・・・・・できねーぜ!」
プロフィール
出生地 | U・S・Aニューヨーク生まれ |
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体高 | 33.3cm |
種族 | 犬、品種はボストンテリア |
職業 | ルンペン |
好きな食べ物 | コーヒー味のチューイング・ガム |
好きな人 | なし |
家族 | 独身 |
趣味 | くつ集め |
性格 | 最悪 |
知能指数 | 高いようである |
CV | 真殿光昭(3部格闘ゲーム)千葉繁(オールスターバトル)福圓美里(TVアニメ) |
Pixivではイギーのタグでの投稿が多いため、作品名などを入れて検索した方が良い。
概要
「ジョジョの奇妙な冒険」第三部・スターダストクルセイダースの登場キャラ。
物語の折り返し時点での登場のため、アニメ版でも2015年放送のエジプト編からの加入となる。
犬種はボストンテリア。
最初は血統書付きの飼い犬として大金持ちに飼われていたが、生来高い知能を有しており、人間をマヌケな生き物と感じるようになり、飼われることを嫌って家出し、ニューヨークで野良犬たちの王として君臨していたところをSPW財団とスタンド使いのアヴドゥルに発見され、大捕り物の末に捕獲された。
このような生い立ちもあってか犬のくせにかなりふてぶてしく、人間を(特にポルナレフを)完全に舐めきっている。しかしペット・ショップに狙われた犬好きの子供を助けようとしたり、終盤では舐め腐っていたはずのポルナレフを命を顧みずに庇うなど、根は善良で誇り高い精神を有している。
また性格の割には「トラブルの無い平凡な生涯」を望んでいるなど、意外と保守的な人生(犬生?)観の持ち主でもある。
また、上述通り人間を嘗めてはいるが、アニメ版では人間の女性(花京院の入院する病院のナース)に可愛がられて満足そうにするなど、決して嫌っている訳ではない。
ジョセフ曰く、「人の髪の毛を毟りながら屁をする癖がある」(原作では初登場以降は無かったが、TVアニメでは数回披露)。
スタンドにも自信があり、自分のスタンドは承太郎のスタープラチナとほぼ同格だと考えているようだ。
またガムだけにとどまらずケーキをつまみ食いしたり、棒付きキャンディーを拾い食いしたりと、食べ物の好みは犬らしく甘党である。
エジプト上陸後、SPW財団からジョースター一行の戦力支援に派遣される。その後、承太郎たちの旅に嫌々ながらも同行させられ、本来なら隙を見て脱走して気ままな野良犬暮らしに戻る気だった。
しかしたまたまDIOの館を発見した際に、犬好きの少年を救うために館の番鳥であるペット・ショップと戦い、何とか倒したものの左前脚を失う。その落とし前をつけるべく戦線に復帰し、ジョースター一行をDIOの館へと導き共に戦う決意を固める。
劇中ではそのペット・ショップ戦での「DIOの潜む館の発見」と「凶悪な門番の排除」をはじめ、
- ンドゥール戦では、嗅覚と『愚者』の飛行能力でゲブ神撃破に大きく貢献。
- カフェでケーキを盗み食いしたおかげで、一行はオインゴの毒入り紅茶を飲まずに済んだ。
- 爆弾オレンジを拾ってきたため、トト神の予言は承太郎に変装したオインゴが爆裂する形で的中。
- キャンディを拾い食いした際に、アヌビス神を投擲しようとした少年がつまずき、承太郎は命拾い。
- ボインゴを再起不能(?)に。
- ケニーGを倒し、DIOの館の幻覚を解除。
と直接的や偶然の賜物も含め、何度もジョースター一行の危機を救う活躍を見せる。
ヴァニラ・アイス戦では、ポルナレフごとクリームに食い殺されそうになったところを、身を挺したアヴドゥルの犠牲によって救われる。ヴァニラのDIOへの強い忠誠心を利用して、砂で作った偽物のDIOを使って不意打ちを狙うが見破られ、「DIO様の姿を破壊させた」事に激昂したヴァニラの蹴りを喰らい、肺に骨が突き刺さるほどの重傷を負う。しかしイギーのスタンドで空中に砂が舞った事が、ポルナレフがクリームの軌道を読むヒントとなり、致命傷とまではいかないまでもヴァニラに大ダメージを負わせるきっかけとなった。
最期は瀕死の状態にありながら、クリームに飲み込まれそうになったポルナレフをスタンドを行使して助け、彼らしい不敵な笑みを浮かべながら力尽きた。
ヴァニラを撃破した後、ポルナレフがアヴドゥルとイギーの魂が天に昇っていくかのような砂煙を見て涙ぐむシーンは第3部屈指の涙腺崩壊シーンとなっている。
なお、にわかには信じがたいだろうがネットで散々ネタにされまくったポルナレフのあのシーンが登場するのはこのわずか4話後の話である。
テレビアニメ版ではペット・ショップ戦までの旅の中でポルナレフとの絡みが増えている。そのシーンのどれもがポルナレフがイギーに一杯食わされるようなものだったが、イギーの迎える結末を知っている視聴者は切なさを感じただろう。
劇的!ビフォー・アフター
初登場時はブルドッグに近い、ブサ犬といっても差し支えない間抜け面だったが、ペット・ショップ戦以降はボストンテリアどころか犬とは思えないほど凛々しい顔になった。
TVアニメでもこの変化は再現されている、ゲーム作品でも両方のパターンが用意されていることが多い、関連グッズでも両方のものがあるなど、この手のデザインが大きく変わったキャラにしては珍しく初期の顔もなかったことにされていない。
作者が一番好きなキャラでもあるため3部以降でも度々描かれていることがある。ジョジョリオン連載中の2012〜2019年の描き下ろし原画では、前述の2パターンの中間をとったような犬として整った顔になっている。
1993年OVA版
原作以上にポルナレフがひどい目にあっており、戦う意思を見せ始めた時期がタイミングが遅かったのもあって一貫してブルドッグ面のままである。
ペット・ショップ戦がないため、戦意がなく五体満足のままDIOの館に辿り着いている。
ヴァニラ・アイスの脅威に慄き一度は逃走するも、ポルナレフのピンチに背後からザ・フールを突撃させヴァニラを押し潰す事に成功。
しかし倒したと油断していた隙にクリームに下半身を抉り取られ致命傷を負い、原作通り生身で怒りの蹴りを食らって死亡。原作と違い偽物DIOは作り出していないため、ヴァニラの怒りの原因は「犬の分際でDIOに逆らったため」に変更されている。
しかし、この時ヴァニラの注意がイギーに向いていた事が仇となりポルナレフのシルバー・チャリオッツの怒りの剣のラッシュを喰らい倒された。
また、皮肉にも原作ではポルナレフが失って初めて気付き大いに後悔する事となるイギーの偉大さに生きている内に気付いている。
スタンド『愚者(ザ・フール)』
インディアンっぽい羽飾りをつけ、車輪の後ろ足を持つ大型犬のような像を基本とするスタンド。
イギーから離れて闘ったケースが無いので、おそらく近距離パワー型。
スタンドそのものが微細な砂で構成されており、変形させて様々な用途に使う事が出来る応用能力を持っており、イギーの機転で多様な使われ方をしている。攻撃は専ら前足の爪で斬りつけて行う。
作中では、羽のようなものを作って空を滑空したり、精巧なDIOの偽者を作って(アニメ版ではなんと声まで再現している。)罠にはめようとしたりしていた。
その変幻自在っぷりにあの承太郎ですら『俺にも殴れるかどうか…』とコメントを残している。
イギー自身も、スタープラチナと互角であると自負している。
「イギー人間に飼われる」
2017年6月に配信開始となった「ジョジョの奇妙な冒険」アプリ内で出来る育成ゲーム。
プレイヤーは買い物・食事(体力・満腹)、散歩(経験値)、風呂(清潔)、掃除(部屋)を駆使してイギーのレベルを上げて行く(いずれも指定数のコーヒーガムが必要)。コミックリストを読み進めているとその場面に応じたアイテムがもらえる事もある。
最初の内は親密度がとにかく上がりづらく、何度も散歩や風呂を失敗する羽目になる。
また掃除も親密度が低いイギーが部屋にいると失敗率が高いがこちらもイギーを散歩に出させると必ず成功する。
散歩は何度も失敗を繰り返す内に新密度とは別にゲージが溜まって成功しやすくなるため、散歩に初めて成功した時がこのゲームの本番と言える。
親密度が上がってくると掃除にイギーが協力してくれたり、風呂にも素直に入ってくれるようになる。散歩も成功しやすくなりレベルや体力の上限も増えるので、コーヒーガムが貯まったらどんどん高級肉を食わせると良い。
また、散歩の成功率が安定してくるとレベル50まではそれなりにサクサクレベルが上がるが、50を過ぎると散歩のコースがだんだんと難しいものになっていくため最初とは別の意味で詰む。
最悪1日1回行われるクジでコーヒーガムの補充はできるため、親密度だけは高くキープしておけばなんとかなるのでこの数値だけでも保持しておこう。親密度がMAXの場合は食べ物リストをコストの高い高級肉から次いで体力回復数値の高いケバブサンドを食わせていけばいい(ただし部屋が少し汚れるので注意)。
なお、ケバブサンドはTVアニメ版オリジナルシーンでイギーが盗み食いした食べ物で、原作には登場しない。
ちなみに体力や清潔度、部屋度、満腹度などが一定値まで下がっていると、原作初期のブサ犬顔に変化する凝った仕様になっている。
これは親密度が高くても普通に起こりうるのでマメに風呂や掃除はしてあげよう。
担当声優
真殿光昭(PS版『ジョジョの奇妙な冒険』)
千葉繁(オールスターバトル)…後に第4部TVアニメ版において吉良吉廣を演じる。
福圓美里(TVアニメ版)
3部の格闘ゲームでは犬の鳴き声をサンプリングしたものが使われており、PS版のみ鳴き声に重なる形でボイスが付いている。
オールスターバトルでも犬の鳴き声のサンプリングで、モノローグのみボイスが付いている。
アニメ版では鳴き声を含めて福圓美里氏が演じている。
関連イラスト
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース ザ・フール
空条承太郎 ジョセフ・ジョースター モハメド・アヴドゥル 花京院典明 ジャン=ピエール・ポルナレフ
フォーエバー:同じく人外のスタンド使い。出番はこちらの方が圧倒的に早い。
ケモ屁:イギーの趣味の一つ。被害者はポルナレフ。
吉良吉影:第4部のラスボス。イギー同様に『トラブルのない平凡な生涯』を望んでいるが、誇り高き魂など微塵もない殺人鬼。
プロシュート兄貴:第5部の登場人物。こちらは主人公達の敵対者だが、瀕死の重傷を負いながらもスタンド能力を死際まで解除せずに味方の援護を続けて力尽きるというイギーと似たような最期を迎えている。