概要
幻覚を見せるスタンド使いであり、その幻覚能力で、館に侵入する者を混乱させるのが役目。
しかし、アヴドゥルの炎による生物探知機と、イギーの嗅覚で潜んでいた場所を見破られ、愚者の攻撃を食らって、まともな台詞も活躍もなく、すぐに倒されてしまった。
ヌケサクの回想シーンで、彼に対してヴァニラ・アイスやダービー弟と共に「よけいなことをしてみろ、俺達がてめーを殺すぜ」と言っていたが、それに反し戦う間もなくやられており、この事から虎の威を借る狐という印象が強い。ヌケサクでも悪足掻きし正体が判明しても承太郎を襲うという行為に出たが、セリフもヌケサクの回想以外では断末魔しかないという扱いを受けた。
ただ、幻覚能力でジョースター一行を二手に分断した功績は大きく、また彼の存在に気が付かないままヴァニラ・アイスと戦っていたら、更なる犠牲が出ていたかもと考えると、それなりに評価はすべきかもしれない。
さらにメタ的に言えば、ケニーGがあっけなく倒されることでこの直後に登場する生物探知機でもイギーの嗅覚でも探知できない敵の異質さを際立たせる演出に一役買っている。
スタンド「ティナー・サックス」
幻覚を見せる能力を持つスタンド。
詳細はこちら。→ティナー・サックス
ゲームにて
SFC(コブラチーム)版では壁を調べると出現し直接戦うのだが、精神攻撃しか使わない(しかも全然効かない)上、原作であっさり倒されたからか異常に弱く一撃で倒せる。1戦目は何故か倒す事は出来ず、1ターン目に逃げられてしまい「DIO様ァーッ、ケニーGを助けてくださァ~~い!!」と原作ではなかった、無駄に存在感を出している小物臭い悲鳴を上げながら逃亡するが、2戦目でようやく倒せる。
第3部の格ゲー版では、スーパーストーリーモードの第28話「探知不能」で、ヒントを元に本体の居場所を見破る間違い探しのようなミニゲームで戦う(アラビア・ファッツ戦とほぼ同じルールだが、アラビア・ファッツは『ヒント画面が反転している代わりに、本体が動いていない』、ケニーGは『ヒント画面が反転していないが、本体が絶えず動いている』の差異がある)。またアヴドゥルの炎の探知機をヘルプとして使用可能。格闘ゲーム版のオマケのタロット占いでは『迷宮』を暗示している。
DIOの死後
DIOの死から10年、時系列的にはジョジョ第4部の前日譚にあたる、公式スピンオフ漫画クレイジー・Dの悪霊的失恋にてあの、マライアと結婚したというスタンドも月までブッ飛ぶような衝撃的な事実が判明した。両者は宿を経営する仲のようだが、一体両者に何があったかは不明。
(マライアのスタンド能力との相性はすこぶる良いため、その辺りも影響してるのかもしれない)
作中では姿を現さず、二人の下を訪ねたホル・ホースと一度言葉を交わすのみで、実質的には声だけの登場である。マライア曰く、ケニーGはホル・ホースのことを毛嫌いしているらしく、会いたくないので姿を見せないらしい。しかし、マライアからかなりキツいお灸を据えられたホル・ホースは、ケニーGが出て来なかった本当の理由をマライアにあると推測した。
担当声優
高木渉(第三部・格ゲー版)
柳田淳一(アニメ版)
関連タグ
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アラビア・ファッツ…本体の出番がほぼないまま倒されたスタンド使い。