概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』のスピンオフ作品。
原作・上遠野浩平、作画・カラスマタスク。ウルトラジャンプにて2022年1月号から連載開始。
1999年の杜王町を舞台に、第3部『スターダストクルセイダース』の登場人物と第4部がクロスオーバーする形で物語は進んでゆく。
あらすじ
1999年3月。ホル・ホースは知り合いの老女から、突如姿を消したオウムを探してほしいと頼まれた。ペット・ショップのように危険な調教を施されたのならSPW財団に殺されてしまうかもという彼女の訴えを聞き入れ、ホル・ホースはケニーGと結婚したマライアの酒場を訪れる。
そこでボインゴのトト神の予知が示す場所、日本の杜王町へ向かう事になった。
その杜王町では、花京院典明の従妹・涼子が典明の墓に手を合わせていた。帰り道、涼子は奇妙な本を拾う。それがトト神のスタンドとも知らず持ち去る涼子と、すれ違うホル・ホース。
そこに暴走する車が突っ込んで来るが、通りすがりの少年がスタンドで吹っ飛ばした。まだ名付けられる前のクレイジー・ダイヤモンドを操る東方仗助であった……。
登場人物
主要人物
本作の主人公。第4部本編の前日譚であるため、まだ広瀬康一や虹村億泰、空条承太郎らとは出会っておらず、スタンドについてもよく知らない模様。
もう一人の主人公。第3部に登場したDIO配下のスタンド使いの生き残り。本作では彼がある依頼を受けたところから物語が始まる。DIOの幻影に今でも悩まされている。
本作のオリジナルキャラクター。第3部で承太郎たちと共にDIO一派と戦った花京院典明の従妹。彼の墓参りのために埋葬されている杜王町を訪れた際に、奇妙な本を拾ったことで仗助と出合い、本作の事件に巻き込まれていく。従兄の死んだ経緯を知っておらず、その真相に迫ろうとしている。
本作オリジナルキャラで、第3部にポルナレフがDIOと出会った時にDIOの肩に乗っていた正体不明のオウム。DIOの部下だった調教師の男にペット・ショップと共に調教されていた。スタンド使いかつ、ペット・ショップと同類の危険性を帯びていると見られる。
その他人物
同じくDIO配下のスタンド使いの生き残り。現在はケニーGと結婚して共に酒場を経営しており、客として訪れたホル・ホースと再会する。DIOのことはSPW財団から聞かされた情報により、「あの吸血鬼」などと悪し様に罵っているほどにすっかり幻滅していたが、現在でも彼の悪夢に悩まされ、夢の中では様付けで呼んでいる。
元DIO配下のスタンド使いで、依頼を達成するためにホル・ホースに杜王町へ連れられ、自身のスタンドであるトト神の漫画本を落とした上に迷子になってしまう。エジプトでの戦いから10年経っているが、少し無精ひげが生えているだけで容姿は殆ど変わっていない。
※右側の人物
仗助の祖父で、杜王町を守り続けてきたベテランの警察官。迷子になっていたボインゴから事情を聞きに、彼が保護された派出所にやってくる。
- 清原幸司
ペットサウンズと共に、地下通路でヘリコプターに乗ってボウガンを使い仗助とホルホースを攻撃した人物。
その後、仗助に倒され良平に逮捕される。
- ???
ペットサウンズのスタンド能力で攻撃されている、ホル・ホースの様子を裏で見ていた謎の人物。
ペット・サウンズを手懐けている様子が見られる他、自分自身以外にもスタンド使いがいたことを驚愕していたことから、スタンド使いだと思われる。現時点では、スタンド能力や、人物像、目的は不明。