ヴェネチアで次々と起こる大量殺人事件。
そしてその現場には、あのパンナコッタ・フーゴの姿が…。
概要
著者は大塚ギチと宮昌太朗。
時間軸はヴェネツィアでボスの刺客である、スクアーロとティッツァーノを撃破した後のジョルノ・ジョバァーナ達「護衛チーム」と、そこから離脱したパンナコッタ・フーゴの話。
オリジナルキャラクターであるスタンド使いが複数登場する。
同じく第5部のスピンオフ作品である「恥知らずのパープルヘイズ」とは、フーゴを物語の重要人物に置いている点では共通しているが、その扱いが全く別物であり完全に別の世界軸となっている。
作中で不完全燃焼感のあったフーゴの後日譚としては、彼を主人公として活躍を描き比較的好意的な意見が多い「恥知らず」と比べると、今作ではフーゴの所業があまりに非道なため賛否両論巻き起こることが多い。
ただし、その非道な行いは小説オリジナルキャラクターであるパッショーネの幹部・ソリョラの命令によるものであり、フーゴ自身が望んでしたわけではない。
むしろフーゴはその命令を「胸糞悪い」とすら感じており、それがクライマックスの展開に繋がっている。
また、
- 「恥知らず」よりもこちらの方が原作のフーゴのイメージに近い
- 目的を果たすにあたって強靭な精神を持つフーゴ像にも魅力を感じる
という声も存在する。
本作オリジナルの登場人物
関連タグ
第5部スピンオフ小説
- 恥知らずのパープルヘイズ
- ギャング側の証人
- 親の心子知らずの巻