(ソリョラとかいうあのクソジジイはまったく気に入らないが……)
(今度の仕事は悪くない……)
「なにせあの坊やと再会できるんだからな」
「〈セックス・ピストルズ〉じゃ、オレにかなわない。そのことをよく教えてやるよ」
概要
小説『ゴールデンハート/ゴールデンリング』の登場人物。
パッショーネに属するスタンド使いを専門とする凄腕のヒットマン。
その“スタンド・キラー”という特殊な立場から彼の存在はトップシークレット扱いになっており、その存在を知る者は組織でもごく少数しかいない。
嘗て組織に入りたてだったころのグイード・ミスタと、彼の先輩としてコンビを組んでいた事もあったが、“標的を仕留められないヒットマンは、死んだも同然”という持論や、彼とは性格上反りが合わなかった事もあって、ある女性の暗殺失敗を切っ掛けに決別した過去を持つ。
既に第一線から退き現役を退いていたが、人生の刺激を求めてミスタとの対決を条件にセッピア(ソリョラ・ロペス)からの依頼を引き受けブチャラティーチームを襲撃する。
サン・マルコ広場の鐘楼からの長距離狙撃で自身のスタンド能力でナランチャ・ギルガのエアロスミスを封じ、更にレオーネ・アバッキオを負傷させ無力化した上でミスタに決戦を挑み、セックス・ピストルズの攻撃をものともせずに彼に向けて止めの一撃を放つが、最後はミスタの策略で予めジョルノ・ジョバァーナのゴールド・エクスペリエンスの能力でコウモリに変化したミスタの銃弾を打ち抜いてしまい自滅。
見事自分を退ける事ができた、かつて自身がひよっこだと思っていたミスタの成長した姿を観た事に満足し実力を認め、そんな彼の姿を最期に観れた事に満足しながら絶命した。
名前の由来はパスタの一種である「リガトーニ」(伊: Rigatoni)。
スタンド「パブリック・イメージ・リミテッド」
ミスタのセックス・ピストルズと同じくリガトニ愛用のライフル銃の弾丸に住む鮫のような頭部を持った銃弾型のスタンド。青色をしている。
ライフル銃から全スタンドパワーを込めて発射する事で通常の4倍のスピードと軌道状にある全てのものを貫通する破壊力と、標的を決して外さない精密性を持たせる事ができる。
しかしその反面、発射から着弾までの間にスタンドパワーを著しく消費してしまうという弱点を持っており、パワーを全て使い果たしてしまうと本体であるリガトニの命も消えてしまうという諸刃の剣である。
しかし、その標的がスタンド使いの場合に限り、着弾時に標的からスタンドパワーを吸い取り、その死のリスクを回避できる(このスタンド能力こそが彼がスタンド使いのみを標的とした殺し屋である理由でもある)。
早い話が、標的がスタンド使いであれば銃弾さえ命中させれば確実に相手は死に、外せば自分が死ぬというまさに彼の
“「標的を仕留められないヒットマンは、死んだも同然」”という価値観を体現したスタンド能力と言える。
なお、これらの能力はある程度力加減ができるらしく、少量の力を込めて撃つ事で対象のスタンドパワーを一部だけ吸収して能力のみを封じ、相手を生かしたまま無力化させる事も可能。
非常に強力な能力ではあるが、上記にある特性上、相手がスタンド使いでなければ使用できないという相手を選ぶ能力でもある。
名前の元ネタは1978年に結成されたイギリスのロック・バンド、「パブリック・イメージ・リミテッド」と思われる。