概要
小説『ゴールデンハート/ゴールデンリング』の登場人物。
ヴェネチアのホテル、モンド・アーリアで働いている17歳の少女で、生まれつきスタンドを持っているが、幼少期のとあることが切っ掛けで周囲から気味悪がれた事があり、その事がトラウマとなって人前では決して能力を使わずに封印している。愛称は「コニー」。
元々は父母と兄の4人家族であったが、小学校の頃に両親が離婚し、それ以来は父と兄とは別居して母と暮らしていたが、4ヵ月前にヴェネツィアでホテルに勤めていた祖母が失踪したという連絡を受け、祖母が働いていたホテル側からの要請を受け彼女の代役として客室係の仕事を始め、それから2か月後に祖母の遺体が発見された事を切っ掛けに正式にその仕事を引き継ぐこととなった。
そんなある日、ホテルに突如として現れた青年の起こしたバイオテロ(正確には彼のスタンド能力による無差別テロ)により友人のウィノナや大勢の人々が死んだ中でただ一人自身のスタンド能力で助かった事を切っ掛けに、自身の能力で多くの人たちを救える事を知ってからは、封印を解いて積極的に人々を助けるようになる。
しかし度重なる青年の無差別バイオテロと短期間の過剰な治療数により精神的な限界を迎えてしまいスタンドが暴走、高濃度の殺人ウイルスをばら撒く危険な存在へと変貌してしまうが、その後、ジョルノとブチャラティの説得と強い意志により奇跡的にスタンドの制御に成功し事態を収拾することに成功した。
全ての事に決着が付き時間が解決した後はアメリカのイリノイ州へと旅立ち、各地を転々としながら自身の能力で人々を癒して一生を掛けて自身が救えなかった人たちへの贖罪を行っており、彼女の存在は“都市伝説”として人々の間で語り継がれているようだ。
なお、彼女もジョースター家の血を引いている事が示唆されているが、詳細は不明。
スタンド「ザ・キュアー」
白ウサギのような姿をしたスタンド。
自分自身や他人の病気やケガ・悩みなどを吸収して癒す事ができる。
その吸収された“痛み”や“悩み”はスタンド体内にため込まれ、ため込んだ分スタンドの体が少し大きくなるという特徴を持つ。
なお、吸収したそれらは時間をかけて徐々に発散されて行き、大きさも元へと戻る。
同じ治癒の能力を有する仗助のクレイジー・ダイヤモンドと比べると自分自身や病気なども治療できるという点だけを見れば優れているといえるが、吸収された“痛み”や“悩み”の許容量が超えてしまうと暴走して体内に取り込んだそれらを発散させる為に暴れ回り、本体の制御も受け付け無くなってしまうという危険性を持つ。
また、スタンドが受けた“痛み”すらも吸収してしまう為、ダメージを与えれば与える分だけ暴走が激しくなるだけであり、直接攻撃では絶対に倒せないという特性を持つ。