どんどん磁力は強くなる
概要
整った顔立ち、銀髪と褐色肌、スタイル満点のグラマラスなボディ、そしてミニスカートからスラリと伸びたグンバツの脚という、文句なしの美女。
喫煙者、それもヘビースモーカーのようで、作中では頻繁に煙草を吸う場面が見られる。その時も余裕たっぷりで、言葉使いや態度の一つ一つが艶っぽい。
しかし容貌は美しくても、DIOの手下のご多分に漏れず本性は冷酷非情。一般人を巻き込むことを何とも思わない。ジョセフとアヴドゥルが磁力で線路に吸い付いてしまい、『このままでは自分たちが列車に轢かれて即死、しかし線路を焼き切って脱出すれば列車が脱線して大惨事になる』という究極の2択を迫られた時も、冷笑を浮かべながら平然と煙草をくゆらせていた。
そして、計略が思うようにならなかったりすると素の醜い性格が出て、顔が崩れて「このビチクソがーッ!」と汚い言葉を平然と吐く。ただ、その醜さをみせた後に冷静さを取り戻すのも結構早く、強かさと冷徹さも持ち合わせていることが窺える。
戦闘中のジョセフの機転・行動力を高く評価しており、気に入っていた。ただし、「DIO様の魅力には敵わない」とのこと。
活躍
エジプトのルクソールにてジョースター一行を迎え撃ち、まずはジョセフを磁石化することに成功する。
翌日にアレッシーと同時に攻撃を開始。ジョセフを助けに入ったアヴドゥルも磁石化させる。
距離を取りながら街中を逃げ回り、磁力が強くなり思うように動けない二人を翻弄。しかしジョセフとアヴドゥルに追い詰められ逃げ場を失った…と思いきや電線を切断し、動けなくなったジョセフに引き寄せて感電死させようとする。
命乞いするジョセフを鼻で笑って勝ち誇るが、実はジョセフの策に嵌められて『挟み撃ち』の形になっており、磁力で引き寄せられた二人に押しつぶされて敗北。二人にくっついていたガラクタの山に自分が埋もれるハメになった。
結果、全身骨折で病院送り、再起不能となった。
その後
ウルトラジャンプにて連載が開始された、公式スピンオフ漫画「クレイジー・Dの悪霊的失恋」にて再登場。3部から10年経った時系列の世界が舞台なのだが、なんと、ケニーGと結婚していたという衝撃の事実が発覚。エジプトにて2人で宿屋を経営していた。DIOの事を呼び捨てで呼んだり、「あの吸血鬼」と言うなど、かつて見せた狂信的な感情は収まっており、「SW財団から散々DIOの悪行を聞かされた」という口ぶりから、DIOのゲロ以下の匂いがプンプンする邪悪さを知らなかったと思われる。しかし、現在でも彼に命じられる恐怖の悪夢に悩まされており、夢の中では今でも彼を「DIO様」と呼び、目が覚めた時には冷や汗でびっしょりになっているとのこと。
ボインゴを宿に匿っており、ボインゴを迎えに来たホル・ホースと会った。しかし、なにかとボインゴを利用しようとするホル・ホースの身勝手さが気に食わなかったらしく、お馴染みの「このビチグソがぁ〜っ」を顔芸交じりで披露し、バステト女神の力でホル・ホースを一時磁石に変えてキッツイキッツイお仕置きを行った。
スタンド「バステト女神」
触れた相手を人間磁石にするスタンド。詳しくは当該記事参照。
声優
余談
名前の由来は歌姫「マライア・キャリー」から。
2014年に開始されたアニメ版では妖艶な美女というよりは、やや可愛らしさを強調した描き方をされており、特に笑顔の表現が原作とは異なる。また顔の中央部分の日焼けが強調されている。pixivのイラストでは原作寄りとアニメ寄りの二派に分かれた描き方をされている。
「こっこのビチグソがぁ〜っ」の顔芸でネタにされることもあれば、ジョセフやアヴドゥルと絡めたイラストも散見される。
ちなみに、アニメ版は原作より胸が大きめにされている。しかも結構揺れる。