占い師のわたしに予言で闘おうなどとは
10年は早いんじゃあないかな
プロフィール
星座 | 牡羊座 |
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血液型 | AB型 |
身長 | 188cm |
体重 | 90kg |
趣味 | 古書集め |
好きな映画 | ロバート・デ・ニーロの『ミッドナイト・ラン』 |
好きな食べ物 | 寿司 |
好きな色 | オレンジ色 |
概要
第3部『スターダストクルセイダース』に登場。
エジプトのカイロ出身の占い師で、生まれながらのスタンド使い。
ジョセフ・ジョースターの友人で、彼の孫である空条承太郎を檻から出すため、そしてスタンドというものを理解させるために登場した。
それからは承太郎らと共に旅をしていたが、ホル・ホースとJ・ガイルのペアの攻撃に遭い死亡。ジョセフ曰く、その後は埋葬された模様。
…と思われていたが、実は生存していた。
審判戦にて戦列に復帰。復帰後は若干性格が変わり、堅苦しい真面目キャラから、ギャグ要素のあるキャラに変わった。この時にポルナレフが呟いた「3つめの…………第3の願いだけは本物だ……かなった…………」という台詞は名シーンのひとつ。
実は一見、皇帝で脳天を撃ち抜かれたように見えたが、吊られた男に背中を刺された影響で、ちょうど後ろにのけぞった体勢であった為に、本来なら頭蓋骨を貫通して致命傷になっていたところ、少し掠める程度で済んでいたために意識を一時的に失う程度で済んでおり、生存出来たとのこと。
なお、ポルナレフ以外のメンバーは全員、アヴドゥルが生きていることを知っていた。
「死んだ」「埋葬した」などと嘘をつかれた理由は「ポルナレフの口が軽いから」とのこと(あのジョセフですら、この事をさらりと言ってのけた程である)。ひどい。
それはさておき、続いて女教皇戦に参戦し、エジプト上陸直後に一時戦線離脱してしまった花京院典明の穴を埋める活躍をした。そしてDIOの館に投入する直前に花京院典明と合流し、3部メンバー全員が揃った状態で館に突入。
館ではケニーGを炎の生命探知機で見つけるという活躍を見せるが、直後にジャン=ピエール・ポルナレフとイギーをクリームの軌道からずらすために彼らを突き飛ばし、自らは二の腕から先だけを残して暗黒空間に飲まれ粉微塵になって死んだ(消滅)、残された腕もクリームに食われてしまった。
最期があまりにも呆気なさすぎたことに加え、死ぬ死ぬ詐欺を一度やってしまっていたこともあり、アヴドゥルが死んだことに気付かず、ヴァニラ・アイス戦が終わった直後のアヴドゥルとイギーの魂が昇天するシーンや、その後の死亡テロップで初めて死んだことに気付き、ポルナレフと一緒に彼の死を偲んだ読者も少なくないのだとか。
OVA版ではヌケサクの役割だったザ・ワールドを使った攻撃の最初の犠牲者になるというもっとひどい目にあっており、さらにそこから突然現れたクリームの暗黒空間に飲まれて命を落とした。
なお、この時近寄ったポルナレフを咄嗟にかばっている点は原作やTVアニメ版と共通している。
性格
一行の中では比較的真面目で朴訥な性格であり、軽い態度のポルナレフとは衝突することが多い。
スタンド使いとしてメンバー内では先輩格でありグレーフライ、デーボ、ミドラーなど裏社会で活動するスタンド使いたちに関する知識が豊富(一応、花京院とポルナレフも生来のスタンド使いであるが、片や能力を隠して生き、片や修行に励んでいた)。ほかスタープラチナが描いたハエの絵を見て種類を言い当てたり、潜水艦の操縦などかなり幅広い分野に精通している、チームのブレインと呼べる存在。
想定外の動きをする敵スタンド相手に、咄嗟に対抗策を練り、実行できるなど判断力にも優れている。
しかし、復帰した後は豪快な部分が強調されるようになり、エジプト9栄神のスタンドについては存在すら知らなかったりと情報通設定も影を潜め、コメディリリーフのような役回りも度々回ってきていた。
敵が潜む場所に向けて高笑いしながらの放尿や、「あああーっ これはわたしのイメージじゃあない…… トイレでの災難はポルナレフの役だ!」は有名。なおマライア戦で颯爽とピンチを切り抜けた際に「これこそがモハメド・アヴドゥルのイメージ!」と言っている辺りを見ると、自分のイメージを気にかけている部分もあるようではある。
また、ダニエル・J・ダービー戦では自らの事を「熱くなりやすく勝負事に向いていない」と評している。
ちなみに好物は寿司。日本に関心があるらしく、TVアニメ版では茶道を嗜む場面もある。
ファンからは何故か「アヴドゥルさん」と「さん」付けで呼ばれる事が多い。
容姿
頬に傷跡のような線がある褐色の肌に、黒髪を頭頂部で短いドレッドのように束ね(通称:麩菓子)、襟足を下で纏めた髪型(OVA版では、後ろ髪が若干長く描かれている)。耳につなぐ首飾りと腕輪の装飾品、ゆったりとしたコートが特徴。
ネット上では度々ブ男と呼ばれているが、これは実際に登場した次のページで承太郎に「そんなブ男に追い出されてやる俺だと思うのか?」と言われたので仕方がない。
実際、登場したばかりの頃(連載初期)は、かなりいかつい悪人顔をしていた。
なお、年齢に関しては長らく明かされていなかったが、函装版JoJonium13巻の「荒木飛呂彦が語るキャラクター誕生秘話」に於いて「20代後半」である事が判明した(実年齢よりも上に見える事については、作者の荒木飛呂彦が「経験を積んだ人間は精悍な顔つきになる」との説明をしている)。
スタンド 「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」
炎を生み出し自在に操るスタンド。
詳しくは【マジシャンズレッド】へ。
声優
余談
たまに名前を「アブドゥル」と書く人が居るが、第7部『スティール・ボール・ラン』に「ウルムド・アブドゥル」というキャラが登場したため、混同を避けるためになるべく「ヴ」にするべきである。
名前の元ネタはアメリカの歌手「ポーラ・アブドゥル」から。ポーラ・アブドゥルのアブドゥルはシリア北部アレッポのユダヤ系一族にルーツを持つ父方の家名で、アラビア語では عبدول(ʿAbdūl, アブドゥール)と表記・発音。日本でしばしばアブドル、アブドラなどとカタカナ表記されるアラビア語男性名アブドゥッラー(عبد الله, ʿAbdullāh / ʿAbd Allāh, 「j神の僕、しもべ」)とはまた別である。
乙一氏による第3部の前日譚『野良犬イギー』ではアヴドゥルの家族に関することが端的に語られているが、「軍人の父と占い師の母の間に生まれた」「占いの才能は母譲りのもの」、そして「父母ともに、誰かを守ろうとして命を落とした」ことが記されている。
アニメ版で声優を担当した三宅健太は根っからの『ジョジョ』ファンであり、共演者からも太鼓判を押されるレベル。ただ、作品への想いが強すぎるが故にTV版のオーディションでは逆に緊張して、ギリギリのところでモハメド・アヴドゥルの役を貰ったとのこと(後に語られたことではあるが、音響監督の岩浪美和は「スタジオオーディションでの演技が惨憺たるものだったので、(他作品の)仕事場で会っても怯えた子犬みたいな目で見てきた(笑)」と、当時を振り返っていた)。
関連イラスト
関連タグ
ジョセフ・ジョースター 空条承太郎 花京院典明 ジャン=ピエール・ポルナレフ イギー
※タグ登録数としては、フルネームの当タグよりも「アヴドゥル」の方が多い。