概要
映画、演劇、漫画、アニメ、小説などといった創作物に対し、緊迫、緊張した場面において、場の雰囲気を和ませたりする場面、またそれを演じるキャラクターのこと。コミックリリーフともいう。
コメディリリーフの代表的なキャラとして『ゴールデンカムイ』の白石由竹、『魔法陣グルグル』のギップル(キタキタおやじも)、『カウボーイビバップ』のエドなどがいる。
効果
緊迫した場の空気を一旦和ませ、読者、視聴者に対し、気持ちをリセットさせ、心をリラックスさせる効果を持つ。そして、これによって次の場面に集中させる効果があり、作品の焦点を絞り込ませることができる。
つまり、人の集中力は45分ぐらいといわれ、その間、ひたすらシリアス、ダーク、あるいは甘々な展開ばかりだと疲れてしまう、飽いてしまうので、それを緩和させ、次の場面に集中させる働きを持っているということである。
ただし、空気の読めない発言や展開を挟むと読者、視聴者は白けてしまったり陳腐だと感じてしまうので、タイミングや尺度が大事である。また、どうしてもコメディリリーフが合わないキャラもいるが、その場合は下手に演じさせてしまうと、作品やキャラクターのイメージを崩してしまうことにもなる。
また、最初からコメディやギャグテイストの強い作品は、コメディやギャグの間に、逆にシリアスなシーンを挟んだりすることもあり、そうすることで後の展開のインパクトを強めることができるが、これはコメディリリーフの逆の応用である。