「だがね……人間を殺すのに 力なんぞいらないのだよ……」
概要
DIOに雇われた、タロットカードの「恋人」の暗示の敵スタンド使い。一人称「わたし(稀にオレ)」。名前の元ネタはアメリカのロック・バンド「スティーリー・ダン」から。
優雅な物腰を装っており、初めは敵である一行に対して典雅な振る舞いで敬語を使っていたが、その本性は手段を択ばない卑劣な外道である。
最初はドネルケバブ売りに化けて承太郎一行に接近し、一行に捕縛されていたエンヤ婆を惨殺。
そのままジョセフの脳内に「恋人」を侵入させ、人質に取る。
その後、ジョセフを盾に承太郎に次々と無理難題を押し付けて下僕としてコキ使った。
(腕時計を盗らせる、橋にさせて足蹴にする、高価なジュエリーを万引きをさせる等)
また、ストーリーが進むにつれ上品だった言動も次第に粗野になっていった。気にしているのか、承太郎から指摘された時は言葉遣いが少しの間戻っていた。
花京院の策でスタンドが追い出され窮地に陥ると、先ほどまでの高圧的な態度が嘘であったかのように一転。恥も外聞もなく泣きながら無様な命乞いをしてみせた。
が、許しを請うふりをしながら、隙を狙ってスタンドを承太郎や無関係な女の子に侵入させようとするなど、再三再四にわたって悪あがきを行った結果、承太郎のお仕置きを受けることになった。仏の顔も三度までであり相手は承太郎である。最終的には3ページ(52オラ!)(TVアニメ版では66オラ!)に渡ってオラオラのラッシュを食らい、吹っ飛ばされて再起不能となった。このラッシュ記録は、第三部時点で最多だったが、後の第五部でジョルノがチョコラータに対して7ページにわたる無駄無駄ラッシュを行ったことで更新された(燃えるごみは月・水・金も参照)。
(承太郎に「許しはてめぇが殺したエンヤ婆に請いな!」「てめぇのツケは..金では払えねーぜ!」と言われた事から、命でツケを払わされるように死亡したという説もある。
性格の変貌
最初は典雅な態度だったが、スタンドがジョセフの体内にいる間は柄が悪くなって威張り散らし、さらにスタンドが追い出されると別人のように卑屈な態度に出た。
ドネルケバブ売りに扮していたの時を含めると短期間で合計3回もキャラクターが変わっており、ジョジョ史上屈指のキャラ変貌を遂げている。
尚、ジョセフ相手にぼったくった時にモノローグで(いつもは(ケバブを)5コで150円で売ってるもんねー)と言っている。「いつもは」と言ってるところから、ケバブを売っていたのはただの変装ではなく本業だったのではないかという説がある。
スタンド 『恋人(ラバーズ)』
※イラストでは都合上大きく描かれています。
史上最弱、しかし最も恐ろしいミクロサイズのスタンド。詳細は当該記事へ。
余談
声優の真殿は後にアイズオブヘブンにて東方定助を演じている。20年近くの時を得てゲストの悪役から主人公に格上げされた。
声優
関連イラスト
関連タグ
- ラバーソール:同じく承太郎にオラオララッシュを受けて倒されたキャラ。命乞いをしてからの不意打ちをしようと企むも失敗して返り討ちにあったところまで同じ。