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概要

現実は非情であるとはあまりにも強大で非情な現実を描いた作品に付けられるタグ

原典は、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』におけるポルナレフの台詞。

DIOの館にて敵のスタンド使いであるヴァニラ・アイスに追い詰められ、更に足を抉られて逃げられなくなったポルナレフ。何も行動を起こさなければ、部屋の中を片っ端から削り進んでいくスタンド「クリーム」に巻き込まれて死ぬという状況に陥ったときのことだった。

そこで問題だ!このえぐられた足でどうやってあの攻撃をかわすか?

3択―ひとつだけ選びなさい

答え①ハンサムのポルナレフは突如反撃のアイデアがひらめく

答え②仲間がきて助けてくれる

答え③かわせない。現実は非情である。

ポルナレフとしてはこの絶望的な状況の中、「答え②」に○を付けたかったが、ジョセフたち仲間はDIOの館へたった10分前に入ったばかり。助けに来てくれることは期待出来ない。

やはり答えは……………①しかねえようだ!

ポルナレフは動けない自分をスタンドチャリオッツに引っ張ってもらい、攻撃から逃れるというアイディアをひらめく。

自身の体を持ち上げられるパワーを持ったチャリオッツであれば可能な策であると思われたが、ダメージを受けているチャリオッツでは逃れるには力足りず、失敗に終わる。万策尽きた。

「答え-③ 答え③ 答え③」

だがクリームに飲み込まれる直前、瀕死のイギーが最後の力を振り絞りザ・フールでポルナレフをクリームの進行ルートから抱え上げ、自らの命と引き換えにポルナレフを救った。

ポルナレフは自分を抱え上げた砂が崩れ落ち、イギーの命が燃え尽きたことを感じ取る。そして喪って初めて「クソ犬」と散々罵ってきたイギーのことが好きだったということを自覚した。

本当の正解は「答え②」であった……。

余談

アニメ版では、「答え③」と画面に表示される際、「絶望!突きつけられた答えは③ッ!現実は非情なりッ!!」ナレーションが入れられている。

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