プロシュート兄貴ィッ!やっぱり兄貴ィはスゲーやッ!!
プロシュート兄貴は『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」の登場人物で暗殺チームの1人だっ。
敬意を評して作中では「プロシュート兄ィ」、読者からは「プロシュート兄貴」と呼ばれる愛され悪役だ。 ザ・グレイトフル・デッドっつーガチでやべースタンド能力を持ってるんだぜッ!。
護衛チームの兄貴であるブローノ・ブチャラティとの戦いは正に『兄貴VS兄貴』の熱すぎる内容で、読者からはベストバウトに挙げられる事も多い名勝負なんだ…。
内面が完璧に外見を上回ってるからスルーされがちだが、兄貴は劇中でも指折りの美形でイタリアンスーツの似合うナイスガイなんだぜッ!
「→プロシュート」の方にもディ・モールト詳しい記事があるぜッ!
兄貴っぷり
プロシュート兄貴はギャング組織パッショーネの暗殺者だ。お世辞にも善人とは言えねぇ~~~~むしろ殺ると決めたらとことん殺る『極悪人』だねッ。
だがッ!!そんなこたぁーどーだっていいんだよぉ~~~、兄貴の漢っぷりに比べりゃ屁みてぇなもんだぜッ! 男も女も憧れる兄貴の魅力ッ!語らずにはいられないッ!
「覚悟」
プロシュート兄貴を語る上でまず外せねぇのが極まった覚悟だ。第5部は正直笑えねぇくらい重い過去を背負ったキャラクターばっかり出てくる…気が滅入る話も少なくねぇ。だがなッ!辛い境遇は自分の力で変えられる!強く生きる為に、光の見えない明日を切り開く為に必要なのが『覚悟』なんだっつーことを体を張って教えてくれたのが兄貴だ!悪党の詭弁かもしれねぇ・・・だが多くの読者にその覚悟は”言葉”ではなく”心”で伝わったはずだぜッ!この”覚悟”っつー概念は、第5部を象徴する重要な要素なんだ…覚えておいてくれ。
「兄貴」
”兄貴”っつー言葉はよぉ~貴(とうと)い兄って書くよなぁ~。じゃ何が貴いんだ?っつーとよぉ~ただ歳や立場が上なだけじゃねぇ、弟分の面倒をしっかり見て、時にはしかり飛ばし、そして成長させるのが貴さなんじゃぁねぇか?プロシュート兄貴はペッシっつーマンモーニ(ママっこ)な弟分に時に優しく時に厳しく接していたけどよぉ~その全てはソイツを成長させるためにやってたことなんだよなぁ~。正に兄貴だぜぇ~。
「反骨」
プロシュート兄貴たち暗殺チームは組織の中でも汚れ役で、苦労の割に待遇も悪い日陰者だ。組織の中じゃ負け犬と思われていたかもしれねぇ。だがッ!チームの頭もふくめて、そんな身の上に甘んじるつもりは一切ねぇっつー鋼の反骨心を兄貴たち暗殺チームは持っていた!兄貴が命をかけてブチャラティたちと戦ったのも、辛い現実に立ち向かう強い思いがあったからだ。言葉の端々から、その気概は伝わってくるぜ!
「信頼」
兄貴は弟分を含め、暗殺チームの連中をすげぇ信頼していた。悪党ばっかりだったが、「仕事を途中で放り投げるようなことは死んでもしない」っつー覚悟が決まった連中だったもんな。ペッシを叱りつけたときも、仲間達への信頼と覚悟を提示して教え諭していたくれぇだ。生き馬の目を抜くギャングの世界で、自分以外の誰かを信じるっつーのは難しいことだったはずなのに、だぜ?薄汚い大人の世界で、『人を信じる』…男だぜ兄貴…。
兄貴の言葉
初仕事でイキってたマンモーニに釘を刺した一言だ。暗殺を生業にする者の”凄み”を感じる言葉だぜ。
「いいかッ!オレが怒ってんのはな てめーの「心の弱さ」なんだペッシ!そりゃあたしかに「氷」をイキナリぶっ飛ばされたんだ 衝撃を受けるのは当然だ!自分まで「老化」しちまうんだからな。オレだってヤバイと思う! 」
ミスタの襲撃に恐れをなしたマンモーニを一喝した一言。弟分の至らぬとこを的確に指摘しつつ、”自分も例外じゃ無い”っつーフォローを入れる隙のなさ。叱咤激励の模範だぜッ!
「『成長しろ』!ペッシ『成長』しなきゃあオレたちは『栄光』をつかめねえ。ブチャラティたちには勝てねえ! そしてはっきりと言っておく。おれたちチームはな!そこら辺のナンパ道路(ストリート)や仲よしクラブで『ブッ殺す』『ブッ殺す』って大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな。『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」
兄貴の全てが詰まった至言だ。こんな教えを聞かされちゃあマンモーニも漢になるっきゃねぇぜッ!
「ペッシペッシペッシペッシよぉ~~~オレはオメーを信じてるんだ。オレがさっきおまえを怒った事なら「自信を持て」...おまえの「ビーチ・ボーイ」はその気になりゃあ何者にも負けねー能力じゃあねーか?そうだろ?」
叱り飛ばされて自信を無くしかけてたマンモーニを励ました真心のこもった一言だ。タフでなけりゃ生き残れねぇけどよぉ、優しくなけりゃ兄貴じゃねぇんだぜ?
「栄光は...おまえに...ある...ぞ...やれ....やるんだ...ペッシ...オレは...おまえを...見...守って...いるぜ...」
プロシュート兄貴の最後の言葉だ。兄貴は言ったとおり死ぬまで勝負を捨てず、弟分の成長を見守り続けた。そんな兄貴の姿を目の当たりにしたマンモーニは、男の世界へと足を踏み入れたんだ。己の命よりも弟分を優先する・・・・尊すぎるぜ兄貴ィーーーーッッ!!