概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」の登場人物、プロシュート兄貴の名言。弟分のペッシに言い聞かせるこの台詞はファンの中でも高い人気を誇る。
作中では似たような形で二度発言されている。
一度目は戦闘前。暗殺チーム所属でありながら未だに人を殺したことがないマンモーニのペッシは、仲間の仇であるブチャラティを前にして頭に血が上がり何度も「ブッ殺してやるッ!」と口走っていた。それに対してプロシュートが叱責した。
二度目は戦闘中。ザ・グレイトフル・デッドの「老化」の能力によりブチャラティチームは早くも全滅寸前にまで追い込まれた。圧倒的優位な状況だったが、ミスタの会心の一手によりピンチに陥るペッシ。だがプロシュートの機転のおかげで難を逃れられ、「兄貴ィッ! プロシュート兄貴ィッ! やっぱり兄貴ィはスゲェーやッ!」とペッシは無邪気にはしゃぐ。その際の叱責が二度目にして本記事のタイトルである。
全文
一度目
おいオメー さっきからうるせえぞ
「ブッ殺す」「ブッ殺す」ってよォ~~~
どういうつもりだてめー そういう言葉はオレたちの世界にはねーんだぜ…
そんな弱虫の使う言葉はな………
「ブッ殺す」… そんな言葉は使う必要がねーんだ
なぜならオレや オレたちの仲間は その言葉を頭に思い浮かべた時には!
実際に相手を殺(や)っちまって もうすでに 終わってるからだッ!
だから使った事がねェ―――ッ
ペッシ オマエもそうなるよなァ~~~~~~
オレたちの仲間なら… わかるか? オレの言ってる事… え?
『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!
二度目
この腑抜け野郎がッ! なんだ!? 今のザマは!? ええ!?
まだわかんねーのかママッ子野郎(マンモーニ)のペッシ!
いいかッ! オレが怒ってんのはな てめーの「心の弱さ」なんだペッシ!
そりゃあたしかに「氷」をイキナリぶっ飛ばされたんだ
衝撃を受けるのは当然だ! 自分まで「老化」しちまうんだからな
オレだってヤバイと思う!
だが! オレたちのチームの他のヤツならッ!
あとちょっとでノドに食らいつけるって「スタンド」を決して解除したりはしねえッ!
たとえ腕を飛ばされようが脚をもがれようともなッ!
オメーは「ママッ子(マンモーニ)」なんだよペッシ!ビビったんだ…
甘ったれてんだ! わかるか? え? オレの言ってる事
「氷」のせいじゃあねえ 心の奥のところでオメーにはビビリがあんだよ!
『成長しろ』! ペッシ
『成長』しなきゃあオレたちは『栄光』はつかめねえ
ブチャラティたちには勝てねえ!
そしてハッキリと言っておくぜ
オレたちチームはな! そこら辺のナンパ道路や仲よしクラブで「ブッ殺す」「ブッ殺す」って
大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな
「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!
その後
プロシュートはブチャラティと死闘を繰り広げ、列車の外に放り出されて列車に巻き込まれ瀕死の重傷を負ってしまう。息も絶え絶えで満身創痍の状態でもプロシュートはスタンドを解除せず、ペッシを援護した。兄貴の強い「覚悟」を目の前にしたペッシは「心」で「言葉」と意味を理解する。
「わかったよプロシュート兄ィ!!」
「ブッ殺すって思った時は 兄貴ッ!」
「すでに行動は終わっているんだね」
「何やったってしくじるもんなのさ ゲス野郎はな」
関連タグ
その時スデに行動は終わっているんだッ!…表記揺れ