概要
ブローノ・ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズがペッシに放ったアリアリラッシュの締めにあたるセリフ。
ビーチ・ボーイの釣り糸を逆手に首をへし折られ敗北したペッシはトリッシュ・ウナの殺害を諦め、腹いせにココ・ジャンボとその中にいる仲間達の殺害を試みる。
ココ・ジャンボを岩にぶつけ破壊するふりをしてスタンド内に侵入、老化したメンバーを全員ビーチ・ボーイの釣り糸の餌食にし皆殺しにしようとしたが、「任務遂行」よりも「八つ当たり」に走り気高いギャングからただのゲス野郎に堕ちた事がブチャラティの怒りに触れ、とどめを刺すより先にスティッキィ・フィンガーズのジッパーによりリーチの伸びた高速パンチを食らいあえなくスタンドは解除。
そのままペッシはスタンド外部へと引きずり出され
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」
ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」
怒りのアリアリラッシュを食らい、ジッパーを付けられた全身を分解させられたまま、川に流されたのだった。
その後表記揺れはあるもののセッコ戦でも登場している。
また、ノトーリアス・B・I・G戦でもレオーネ・アバッキオに付いた細胞を取り払うためにアリアリラッシュをぶつけているが、この時はブチャラティではなくトリッシュ・ウナが「アリーヴェデルチ(さよならよ)」と発言している。
他媒体では
アニメ版
日本語字幕で「さよならだ」と表示された。ブチャラティ役の中村悠一氏のイケメンボイスから放たれるこの名台詞は必見(必聴?)もの。
またペッシがココ・ジャンボに侵入する描写もカットされ、岩にぶつけようとしたタイミングで高速パンチを受けそのままアリアリラッシュで倒されている。
ゲーム版
流れはアニメ版と同様。台詞の表記こそ同じだが台詞が追加され、「アリーヴェデルチ! ディ・モールト グラッツィエ」となっている。意訳すると「さよならだ。(この出会いに)非常に感謝しよう」と言ったところか。
櫻井孝宏氏のアフレコにより、どこか威厳があるアニメ版とは違いどこか軽く爽やかな、それでいて気高さを感じる雰囲気に仕上がっている。
なお後述のバグの方が知名度的には高いと思われる。
ちなみに
「アリーヴェデルチ(arrivederci)」自体は普通にイタリア語でも使う表現なので、イタリア語話者の設定があるキャラクターなら使ってもおかしくはない(実際、某ヒゲの赤い配管工が使っている)。
本来はまたお会いましょうという意味なのだが、気さくで友達付き合いを大事にするイタリア人が多用し続けた結果、別れ際に交わす言葉に落ち着いた。店や客商売を生業にしている者からすれば「またの起こしをお待ちしております」といったニュアンスになるが、これは客が二度と来ないであろう場合でも敬意を込め、お構いなしに言う。
そう、再び会えるのだ
その胸に黄金の精神が宿る限り─────
上記の元々の意味合いから捻った見方をすれば、「(返り討ちにしてやるから)何度でもかかって来い」といった皮肉めいたニュアンスで言っている可能性もあると思われる。
この経緯からすっかり「アリーヴェデルチ」はブチャラティの台詞のイメージとして定着してしまい、人によってはイタリア語の挨拶ではなく『ジョジョ』のオリジナル台詞かのようなイメージすらされてしまっている(ブチャラティのイメージが独り歩きした理由に関してはこの下りのみならず『黄金の旋風』のチートバグ動画でこの台詞がバグ化したもの及び、発した時にブチャラティがバグでハゲ化していたことのインパクトによる影響も強い)。結果、昨今では「アリーヴェデルチ」という単語が出てくるだけでブチャラティかバグ化した台詞とハゲ化したブチャラティが連想されることが少なくない(実際、後年とあるライダー怪人が発しただけでバグ化した方に付いてきた台詞がトレンド入りする事態が起きている)。
関連動画
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