ブチャラティ
ウミネコだ
ズッケェロ
…………………
?……どこだって?
ブチャラティ
ウミネコだよ………
ありゃカモメじゃあねえ――ぜ
ウミネコだ
どうやって見分けるか?
ニャアニャア鳴くのはウミネコだ
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部でのブチャラティとズッケェロの会話でブチャラティが発したセリフである。
このセリフに至るまでの過程を説明すると、船上でズッケェロからのスタンド攻撃を受け、敵が姿を見せないままブチャラティ以外のブチャラティチーム全員を謎の能力で制圧された後に、それまで沈黙を貫いてきたズッケェロが、
「フフフ…カモメが飛んでるって事はよォ………………」
「もう陸が近いって事だな………」
と切り出したことから始まる。
ズッケェロは制圧した面々を人質に取り、またブチャラティは自身の能力の謎を解明できていないという予測から圧倒的優位に立ったと考え、会話の節々に余裕を見せる。その勢いのままブチャラティに『ポルポの隠し財産』のありかを質問し、それ以外のことをしゃべれば人質を殺すとプレッシャーをかける。
そのような緊迫した状況の中でブチャラティの返答が上記のセリフである。
当然ズッケェロには期待通りの内容ではないため激高し、予告通り「ひとりブッ殺すッ!」と言い放つも、実はブチャラティは既に潜伏方法に気づいていた。そのためにブチャラティはスティッキィ・フィンガーズであらかじめ船底に穴を空け、船が沈むまでの時間稼ぎのために一連の会話をしていたのだった。
余談
このように、一連の言動にはちゃんとした意味があるのだが、時間稼ぎのためとはいえ何故か「ウミネコをカモメと間違えた」セリフを拾うというチョイスがシリアスな笑いを誘う内容となっている。
また、ズッケェロも自身の開口一番への切り返しとすぐに気づかず、「隠し財産の暗号か何かか?」と勘違いする様子も非常にシュール。
こうした印象深い内容から、ジョジョファンの間では度々ネタにされている。