概要
マンモーニとはイタリア語で『ママッ子』の事。女性の場合は『マンモーナ』になる。
良い意味では「家族を大切にしている優しい男」、悪い意味では「一人では何もできない甘ったれ野郎」といったところか。
イタリア人は家族愛を大切にしている国民性から、成人した後も実家暮らしを続ける人が多く、こういった層が「マンモーニ、マンモーナ」と呼ばれている。しかしながら同時に、不況の煽りなどでをモロに受けた世代は就職難にぶち当たり、必然的に親族を頼らざるを得ない層が無数に存在している。アメリカやイギリス、フランスなどの個人主義的志向の強い他の欧米では成人=親からの自立が当たり前になっているものも多いが、逆にイタリアではいわゆる「パラサイト」が普通であり、物価の高さも相まって「家」の補助が無くしてはマトモに食ってけないケースも多い。
ミスタの反撃に対してビビッたペッシを、プロシュート兄貴が殴りつけて「まだわかんねーのか、マンモーニのペッシ!」と叱り飛ばすところで使われた。
だがそれはペッシの素質と能力を信頼し、彼の成長を心から願うからこその、厳しくも愛情に満ちたプロシュートの叱咤激励の言葉であった。
そしてプロシュートはブチャラティとの対決に敗れ壮絶な最期を遂げるが、死の寸前までスタンド能力を解除しようとしなかった。その姿を見たペッシは、
「わかったよ、プロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた!」
とその意思を受け継ぎ、冷酷な暗殺者に成長を遂げたのである。
人は誰しも最初は甘ったれのマンモーニである。大切なのは、成長しようとする『意志』と『覚悟』を持つことなのだ。
転じてpixivではペッシの愛称として使われている。