曖昧さ回避
- イギリス原産の犬の品種。
- イギリス製の基礎練習機。→ スコティッシュ・アビエーション・ブルドッグ
- イギリス海軍で長年使用されてきた伝統ある艦名。ホイ、スループ、砲艦、駆逐艦、水路調査船など。
- イギリス海軍の駆逐艦。→ ブルドッグ(駆逐艦)
- アメリカ陸軍の戦車。→ M41ウォーカー・ブルドッグ軽戦車
- 『機動警察パトレイバー』に登場するレイバー。→ HL-97ブルドッグ
- 三菱ふそうMPシリーズの路線バス用モデル。→ B35-X2型
- アメリカ映画。→ Above_The_War
- アメリカ映画。→ A_Man_Apart
- ホンダシティターボⅡの通称。→ シティ
- 国鉄キハ81特急型気動車の通称。→ キハ81
- カクテルの一つ。「グレイハウンド・ドッグ」とも。
- 『ONEPIECE』に登場する国王。→ ブルドッグ(ONEPIECE)
- かつて地方競馬に所属していた競走馬名。→ ブルドッグボス
犬種の「ブルドッグ」
概要
体高40cm前後、体重23~27.5kgの中型犬。
犬種名はブル(去勢していない雄牛)と闘争させるギャンブル(ブルベイティング、牛いじめ)に使用された事に由来する。
ただ、実際に牛と格闘していた時代の「ブルドッグ」は、現代のブルドッグと比べると大型で四肢は長く、鼻先もそれほど潰れておらず、少し頑丈そうなだけの普通の犬であった。
牛いじめは、イギリス王室も開催するほど人気のある催し物であったが、数百年の間に市民の動物愛護意識が高まった結果、1835年に残酷であるとして禁止された。一方、同時期には犬の外見を競うドッグショーが人気を博するようになり、「ブルドッグ」はその特徴を過度に強調する方向に、品種改良された。結果として、体格に比して頭部が大きく、潰れた鼻や、たるんだ皮膚、極端に短い足などの特徴を持つ現代のブルドッグが誕生した。
「けがをしにくいように皮膚が伸びた」「低い鼻は牛に噛みつきながら呼吸ができる」と説明されることがあるが、実際には現代のブルドッグは到底、巨大な牛と戦えるような犬種ではない。
- 短い足では俊敏な動きは不可能であり、牛の攻撃を逃れることは難しい。
- 鼻先が短いために体温調節が苦手(人間と違って汗腺がほぼ無い犬は、湿った鼻先や、舌を出すことで体温調節をする)で、長時間の運動は難しい。
- 頭部が大きすぎて噛み合わせが悪い個体も多く、噛みつく事そのものが苦手。
- たるんだ皮膚は、汚れが溜まりやすく、人が定期的に拭ってやらないと皮膚炎を起こす。
- 頭が大きいため出産は帝王切開となる。
このように、牛と戦うどころか、日常生活ですら人の手助けがないと生きていけない犬種である。
体毛は茶・白などでごく短い。
品種改良により性質は温厚だが、頑固な面がある。
→ 参照:ワールドドック図鑑
航空会社での扱い
滑走路上などでの待機時に専用かごが高温となり、暑さに弱いブルドッグが衰弱する可能性があるため、日本航空は2007年7月にブルドッグ及びフレンチブルドッグの、航空機への積み込みを中止している。
全日空は2007年5月から国際線の貨物便に限り、ブルドッグの受け入れを中止した。
→ 参照:wikipedia:ブルドッグ
外部リンク
ブルドッグ(Wikipedia) ブルドッグ(ワールドドック図鑑)