概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」に登場する用語、及びアイテム。
アリマタヤのヨゼフが書き記したとされる地図によると心臓、左手、両目、脊椎、両耳、右手、両脚、胴体、頭部の9つの部位に分かれて北アメリカ大陸に散らばっているとされており、遺体は決して朽ち果てる事無く存在し続け、これを所有する国は1000年間の栄光と繁栄が約束されるという。
なお、聖人と呼ばれる人物は「死後、最低でも2度以上の奇跡を起こした人物」と定義されている(この定義は現実のバチカンの法王庁で定められている定義の1つでもあるらしい)。
劇中では、手にした者の体内に入り込んでスタンドを発現させたり、半身不随であるジョニィの足を動かすなど数々の奇跡を起こしており、それ故にレースの裏で動く黒幕であるファニー・ヴァレンタイン大統領を始め複数の勢力がその力を狙ってレースの裏で争奪戦を繰り広げていた。
なお、Dioの推測によると、この遺体は本作の舞台となっている「基準世界」にしか存在しておらず、その他のパラレルワールドには存在していないらしい(別の並行世界では宝石などを集めていたのがその根拠)。
この聖人が生前何者であったのかについて、ジョニィはイエス・キリストではないかと推測し、またそれを示唆するかのようなイメージ・描写が度々描かれたが、結局最後まで正体が明言される事はなかった。
ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン
こちらのゲームでもこのアイテムが非常に重要なキーアイテムとして登場している。詳しくはこちら(ネタバレ注意!)を参照。
JORGEJOESTAR
こちらの小説でも非常に重要な要素として登場。独自の設定や解釈が多い本作らしく、その扱いは一部SBR本編のそれとは異なる部分があるが、物語全体の黒幕とでも言うべきDIOの思惑に大きく関わることとなる。