アリゾナ
ありぞな
アメリカ合衆国本土西南部内陸に位置し、メキシコと国境を接する州。
州名については複数の説がある(パパゴ語の「小さな泉」、等)。
米墨戦争でメキシコから奪取され、1912年に合衆国48番目の州となった。
砂漠が大半を占めており、浸食で生まれたグランドキャニオンや、メサやビュートとよばれる岩でできた卓上の台地が続く光景で知られる。
州都はフェニックス市(人口1,445,632人)。都市圏の人口は4,263,236人に達し、アリゾナ州の人口(6,392,017人)の2/3を占める。
夏の暑さは厳しいが冬は温暖なため、高齢者が冬を過ごすための保養地としても知られ、1960年以降、サンシティ、サンシティウェスト、グリーンバレーなどの退職後コミュニティ都市が不動産デベロッパーにより用意された。
1990年以降、広大な土地、安い税金、精密機器製作に適する乾燥した気候、大消費地カリフォルニア州に近いなどの条件により、半導体、エレクトロニクス産業が流入し、急速な経済発展を遂げた。
基準排水量33,000トン、主砲36センチ砲12門。
1914年3月16日起工、1915年6月19日進水、1916年10月17日竣工。
アリゾナは海軍休日時代に大改装を受けた後、アメリカ太平洋艦隊に属して真珠湾を母港とした。
艦爆による攻撃でアリゾナは前部甲板に被弾。水平防御を貫徹した爆弾が前部弾火薬庫で誘爆し、衝撃で艦橋が崩壊。大破着底した。火災は2日後に鎮火されたが、船体及び上部構造物は修復不能と判断された。
戦艦部隊司令官キッド少将を始め、1,177名が死亡。
アリゾナに横付けして修理を行っていた工作艦ヴェスタルは、アリゾナを切り離して浅瀬に座礁し、事なきを得た。
1942年12月1日、除籍。
後部主砲塔2基が陸揚げされて要塞砲に転用され、また備品の一部は姉妹艦ペンシルバニアの修復に利用された。
戦後も遺体収容・船体引き揚げは実施されなかった。
1950年代以降、アリゾナに国旗が掲揚されるようになり、1962年5月に国定慰霊碑へ指定された。
艦上にメモリアルが設置され、多くの人々が訪れている。