概要
1905年、ヴェスタルと改名される。
1909年、就役。
1913年、改装工事を受け工作艦に改造される。
1917年4月6日、アメリカがドイツへ宣戦布告。第一次世界大戦中、ヴェスタルはコーヴ(アイルランド)に停泊し、艦艇修理に携わる。
1941年12月7日(日本時間では8日)未明、日本海軍が真珠湾を奇襲。ヴェスタルは戦艦アリゾナに横付けして修理を行っていたが、爆撃を受けたアリゾナが爆発しヴェスタル艦長(カッシン・ヤング中佐)が海に投げ出される。艦内は一時パニックになったが、泳いで戻って来た艦長が係留を切り離して対岸の浅瀬に座礁させた。横転着底した戦艦オクラホマの生存者救援に当たる。
1942年8月12日、真珠湾からトンガへ向かう。トンガタプに停泊し、艦艇修理に携わる。
10月26日、寄港地をヌメアに変え、艦艇修理に携わる。南太平洋海戦で大破したエンタープライズを2週間で修理するなど活躍。
11月16日、エスピリトゥサント島に停泊し、艦艇修理に携わる。
1943年11月22日、フナフティ島に停泊し、艦艇修理に携わる。
1944年2月3日、マジュロ環礁に停泊し、衝突事故を起こした戦艦インディアナとワシントンなどを修理。その後、メア・アイランド海軍工廠(カリフォルニア州)で新たな修理用設備の追加とオーバーホールを受け、10月15日よりウルシー環礁に停泊し、艦艇修理に携わる。
1945年2月27日、サイパンに停泊し、艦艇修理に携わる。
5月1日、慶良間諸島へ進出。特攻から身を守るため煙幕を張り、場所を移動しながら艦艇修理に携わる。
8月15日、日本が無条件降伏。その後の台風で船舶が多数損傷し、本国へ帰還したのは1年後だった。
1946年8月14日、退役。
1950年7月28日、スクラップとされた。