曖昧さ回避
オクラホマ州
アメリカ合衆国南部の州。テキサス州北側の内陸に位置する。州都はオクラホマ市。
1907年11月16日、46番目の州になった。
元々はアメリカ国内のインディアンを全て強制移住させる目的で作られた州で、インディアン保留地が非常に多い。「オクラホマ」はインディアン全体を指すときに使われるチョクトー語で、チョクトー族酋長アレン・ライトが合衆国政府と交渉中に提案した。
20世紀初めにカンザス州などから黒人開拓者が移住して多くの黒人町が繁栄し、黒人の人口も多い。
地下資源が豊富で農業生産高が高く、近年は航空機、エネルギー、通信、バイオテクノロジーなどの産業で栄え、アメリカ国内で最も経済成長率が高い。
オクラホマ市とタルサ市が州の中心で、両都市圏に州人口の60%近くが在住する。
洪水制御のため、200以上の人工湖が造られ、国内最大となっている。
1995年4月19日、オクラホマ市の連邦ビル前で爆発が起こり、19人の子供を含む168人が死亡。アメリカ史上最悪のテロ事件となった。
また、近年ではKKKによる無差別黒人虐殺がタルサで起きていたことを明らかにし、ドキュメンタリー映画にもなった。
ネバダ級戦艦「オクラホマ」
アメリカ海軍の超弩級戦艦でネバダ級の2番艦。艦名はオクラホマ州から。
同型艦にネバダがある。
1912年10月26日起工、1914年3月23日進水、1916年5月2日就役。
第一次世界大戦中は大西洋でドイツ海軍の通商破壊活動警戒にあたった。
1941年12月7日、日本海軍の真珠湾攻撃で多数の魚雷が命中し、転覆沈没。乗組員429人が死亡し、横転したままの状態で放置された。
1942年7月15日、サルベージのための準備が始まり、3月8日に作業が開始され、翌年11月、浮揚に成功。真珠湾海軍造船所の乾ドックに入れられたが、船体に甚大なダメージを負ったため復旧の見込みがなく、修理は断念された。
1944年9月1日、退役。艦上構造物を取り除いてスクラップとして売却されることとなる。
1947年5月17日、米本土曳航中に嵐に遭い、沈没した。