概要
オクラホマシティ(英語:Oklahoma City)は、アメリカ合衆国のオクラホマ州に属する都市。同州の最大の都市にして州都であり、中央部に位置する。68万1054人の人口を擁し、州の政治・経済の中心地として発展した。
ちなみにオクラホマシティ市ではなく、厳密にはオクラホマ市であり市名を除けばオクラホマである。ただし、それだとオクラホマ州との区別がつかないのでアメリカではOKCと呼ぶことが多い(ニューヨーク市をNYCと省略するのと同じ理屈)。
このオクラホマ州は雷多発地帯であるため、州内No.2のタルサともども雷にちなんだ名称が多い。NBAのフランチャイズもオクラホマシティ・サンダーである。
鉄道で発展した街でもあり、近年は駅前の再整備が進みアムトラックが停車する。
歴史
1889年4月に当時はインディアン準州の一部だったオクラホマ州内にて、まだ割り当てられていない土地として知られる地域が開拓された時から始まった。1890年7月に市として成立し、この地は急速に成長した。
1907年11月に正式にオクラホマ州として成立するまでに、この地は商業の中心地として、当時の州都であったガスリーを上回った。その後州都はこの地に移転し、1946年4月にボビー・トゥループのジャズソングである「(Get Your Kicks on)Route 66」で、オクラホマシティの名は歌手のナット・キング・コールによって有名になった。
市内
この地の一帯は肥沃な農地・牧草地が広がり、家畜置き場と肉加工などの畜産関連工場・綿花の集散地として発達した。1928年12月に油田が発見され、その他に航空機・電器機械などの製造業が発展した。