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超弩級戦艦

ちょうどきゅうせんかん

口径が30.5センチを超える主砲を多数備えた近代戦艦

超弩級戦艦とは、超ド級戦艦の当て字。「ド級」を超える戦艦の意味である。
この場合のド級とは、ドレッドノートと同レベルの意味で、口径12インチ(30.5センチ)の主砲を多数備えた戦艦のことを言う。
もともと戦艦は12インチ主砲を連装2基しか持っていなかったが(前弩級戦艦)、イギリス海軍はドレッドノートによって4基も5基も装備する道を開いた(弩級戦艦)。だが、先駆者イギリス海軍は一層の戦力向上を目指して主砲の強化に励み、威力向上の第一の道である初速の増大、つまり砲身の延長がまず試みられた。だが、散布界が拡大(要は目標が定まらなくなる)するなど欠陥が目立った。そこで、威力向上の第二の道である砲弾の重量化、つまり口径の増大が求められた。これが、1912年に13.5インチ(34.3センチ)主砲を装備して竣工したオライオン級戦艦であり、超ド級戦艦の誕生である。

なお、同じデータをイギリス海軍は弟子の日本海軍にも提供しており、このため金剛型巡洋戦艦は急遽主砲口径を拡大、14インチ(35.6センチ)砲を装備して日本初の超ド級艦となった。

こうして、戦艦の威力向上はタガを外され、砲はもっともっと大きく、それを乗せる艦体も大きく、という大艦巨砲時代が本格的に始まった。

なお、イギリス海軍は12インチ→13.5インチ→15インチと1.5インチ刻みで、日米海軍は12インチ→14インチ→16インチと2インチ刻みで主砲口径を拡大していった。このため、12インチ(ド級)より1クラス上(13.5インチと14インチ)だけを超ド級と呼んで、さらに1クラス上(15インチと16インチ、長門型など)は超ド級をも超えているので「超々ド級」と呼んで区別することもある。超々々ド級(18インチ)は、建造されたのは大和型のみである。

転じて、なにごとに限らず、ものすごいことを「超弩級」という。

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