曖昧さ回避
- 聖ヤコブを意味するスペイン語。SanDiego、サン(San)が「聖」、ディエゴ(Diego)が「ヤコブ」。サンティアゴ(Santiago)と意味は同じ(ただしサンティアゴは聖を「サンティ(サント)」、ヤコブを「アゴ」と読んだ結果であり、ディエゴはこの読みの異分析(ぎなた読みに近い)から転じてヤコブに起因する名として定着した)。
- 聖ヤコブに由来する都市名。
- カナリア諸島への最初期の宣教師の一人ディエゴ・デ・アルカラ(1588年教皇シクストゥス5世により列聖)に由来する地名。アメリカ合衆国カリフォルニア州南部の都市。1602年11月12日、前述の宣教師に関わる祭りの日に、彼を讃え「サン・ミゲル」から「サン・ディエゴ」に名前が変更された。海軍や海兵隊の基地が数多くあり、映画「トップガン」の舞台となった。
- サンディエゴ市に由来するアメリカ海軍の装甲巡洋艦。1904年4月28日に「カリフォルニア」として就役。1914年9月1日に「サンディエゴ」に改名。第一次世界大戦中の1918年7月19日、ドイツ海軍の敷設した機雷に接触して沈没。
- サンディエゴ市に由来するアメリカ海軍の軽巡洋艦。アトランタ級軽巡洋艦3番艦。
- サンディエゴ市に由来するアメリカ海軍の戦闘給糧艦。マーズ級戦闘給糧艦6番艦。1968年4月13日に就役。1989年1月17日、チェサピーク湾でロサンゼルス級原子力潜水艦「ノーフォーク」と追突した。1993年8月11日退役、2006年4月9日にスクラップとして処分された。
- サンディエゴ市に由来するアメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦。サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦6番艦。2012年5月19日就役。
- アメリカ海軍の軽巡洋艦「サンディエゴ」を元にした、艦船擬人化シューティングゲーム「アズールレーン」のキャラ。→サンディエゴ(アズールレーン)
- サンディエゴ市に由来する「ミストトレインガールズ」のトレインナイト。→サンディエゴ(ミストトレインガールズ)
- サンドマン×ディエゴ・ブランドーのカップリング。→ SBR(スティール・ボール・ラン)
カリフォルニア州サンディエゴ
サンディエゴと名乗る世界の都市で、最大のもの。人口は約140万人弱とカリフォルニア州ではロサンゼルスに次ぐ。メキシコとの国境にあたり、メキシコのティファナとの交流も深く、また後述する狭い空港の共有も実施している。
映画『トップガン』の舞台になった軍港都市としても有名で、東海岸のノーフォークに対し、西の海軍、海兵隊の拠点がある。かつては造船業も盛んだったが、昨今ではクアルコムなどに代表される電子機器工業が盛ん。温暖で暮らしやすく、災害も比較的少ないために人口が急増し、またメキシコからの移民も非常に多い。
だが、そのせいで滑走路一本しかない市街地のサンディエゴ国際空港は逼迫状態となっており、アメリカが抱える問題のある空港の一つとなっている。解決策の一環として、メキシコのティファナにある国際空港を出国手続きなしで利用できる便宜が図られているものの、ティファナ国際空港の方も余裕がなくなってきており、新たな空港開設と用地確保が課題となっている。
また、市街地にはLRTが運行しており、アメリカで初めて都市交通としてLRTが導入された都市でもある。
メジャースポーツにMLBの過去にも多くの日本人が所属したサンディエゴ・パドレスがある。かつてはNFLのサンディエゴ・チャージャーズもあったが、チケット販売不振によって、より大きなマーケットを求めてロサンゼルスに移転することになった(だが、ロサンゼルスではすでにラムズもあり、かつてNFLが存在しなかったこともあってか、チケットがあまり売れていない)。また、2025年からは全米30クラブ目のMLSチームも参入予定である。
アトランタ級軽巡洋艦「サンディエゴ」(CL-53)
5インチ両用砲×16門、1.1インチ対空機銃×16挺、GFCS(Mk.37)など、強力な対空兵装を有するアトランタ級軽巡洋艦の3番艦。
1940年3月27日起工、1941年7月26日進水、1942年1月10日就役。
1942年5月16日、サンディエゴ港で第11任務部隊と合流。ミッドウェー島に急行したが、ミッドウェー海戦には参加できなかった。
6月15日、空母ホーネットの部隊に加わり、真珠湾から南太平洋戦線に向かう。以降、南太平洋海戦、第三次ソロモン海戦、ラバウル空襲、トラック島空襲、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、沖縄戦などに参加し、18個の従軍星章を受章。
1946年11月4日退役。
1960年、スクラップとして処分された。