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艦船擬人化

かんせんぎじんか

軍隊に属する艦船を擬人化したキャラクター、またはそのようなキャラクターが登場する創作ジャンル。兵器擬人化カテゴリーの一つ。
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軍艦/艦艇支援艦船などの艦船擬人化したキャラクター、またはこれらが登場する創作につけられるタグ。

注意商船巡視船ヨット・調査船・作業船・漁船などの軍事船舶の擬人化作品にはこのタグではなく、船舶擬人化商船擬人化などのタグをつけるのが適切である。

解説

艦船は「全く同じ量産品」ではなく、同じ艦級でも細部が異なったり、異なる経歴を辿っていたりという「1隻に1つの個性」を持っている(→量産型)。ゆえに、擬人化とは相性がよい。擬人化作品が多いのも納得である。よって擬人化する際にはその艦の特徴だけでなく、建造された経緯や戦歴なども参考にするとよい。

Pixivでは大部分が美少女キャラが占めるが、男性キャラも少なくない。しかし、商業作品では、男性として擬人化されたキャラクターが登場することは少ない。

歴史

艦船擬人化の歴史は古く、1930年代後半~1940年代にも既に複数の艦船が擬人化されており、現代に資料も残っていたりする。
例を上げるなら愛宕高雄を「アタ子」「タカ夫」として擬人化絵がある。これは愛宕の艦内新聞に載ったたもので、つまり公式擬人化である。
他に新田丸八幡丸春日丸(後の冲鷹、雲鷹、大鷹)を揃って女性として描いたものもある。これは同じモチーフで複数描かれたようで、洋服姿の三人に「新造の三姉妹船」と書き添えられたものと、和服姿に英字で「THE THREE NEW SISTER SHIPS」と添えられたものがある。こちらの絵も公式である。
当時から特に疑問視される事なく女性の姿で擬人化されていた事が伺えるが、もともと船というのは擬人化するまでもなく女性として扱われるものなので(欧米では大昔から。日本ではかつては男性扱いだったが後に女性扱いに変化した)、当然の事だったのかもしれない(ただし前述のタカ夫は男性)。

より現代的なジャンルとしての艦船擬人化は、MS少女から派生した1990年代の萌え擬人化ブームの中で生まれたものである。モデルグラフィックス誌で95年から始まった企画「今月の大鑑巨砲少女」に投稿されたイラストでは既に「アニメ風の美少女キャラが軍艦の武装を身に纏う」という形式が確立されていた。2000年代に入ると兵器擬人化の中の1ジャンルとしてイラストサイト「制服兵器兵站局」や雑誌「MC☆あくしず」などで多数の作品が制作されるようになる。
また、小説の分野では架空戦記『軍艦越後の生涯』で船に宿る少女の魂「船魂」が登場したのをきっかけに、ネット上の架空戦記小説などでも船魂や艦魂といった形で艦船擬人化キャラクターが登場する作品が執筆されるようになった。

関連イラスト

ビッグ・セブン
【艦船擬人化計画】おやしお


センシティブな作品
ヴァリャーグ(仮)



関連するゲーム作品

中華圏では艦船擬人化ジャンルのゲーム作品を「艦◯」と略すのが定番になっており、一部は日本へも移入されているため該当する略称がある場合は併記する。個々の略称の由来は各タイトルの記事も参照。

また、ナンバリング表示は中国製(一部は韓国台湾を経由)で日本に進出した順番を表す((0)と(1')は条件に合致しないため参考扱い)。

日本で運営中・開始予定のタイトル

  • (0):艦隊これくしょん(2013年4月23日)
    • DMM GAMES(EXNOA)が提供するブラウザゲーム。主に旧日本海軍の艦艇を擬人化した「艦娘」が登場し、ひところは艦船擬人化の代名詞的存在であった。日本以外では公式に提供されていないが、中華圏でもゲーム自体の知名度は高く「艦C」と略される。
  • 1:戦艦少女(2014年9月、日本版はリニューアル後の2016年10月)
    • 艦N→艦R中国幻萌が提供するブラウザゲーム。世界各国の艦艇を擬人化した女性キャラクターが多数登場する。2016年に全面リニューアル(Renewal)され『戦艦少女R』へ改題している。2018年末に北米へ進出した(英語版タイトルは"Warship Girls"で"R"は付かない)。
  • 3:アズールレーン(中国大陸版『碧蓝航线』は2017年5月、日本版は2017年9月14日)
    • 艦B。中国では動画サイトBilibili、日本と英語圏ではYostarが展開するアプリゲームで、ジャンルは横スクロールシューティング。特に日本で人気が高く2018年には韓国と北米へ進出、長らくリリースの目処が立たなかった繁体字圏(台湾・香港・マカオ)では2019年10月にようやくスタートした。また、コンシューマ版『クロスウェーブ』がリリースされており、ジャンル内では2作目となるTVアニメも繁体字版の開始と同時期に放送された。
  • 6:蒼藍の誓い ブルーオース(中国大陸版『苍蓝誓约』は2019年7月16日、日本版は2020年4月7日)
    • 艦S。艦D(後述)と同時期に中国政府の審査を通過し、2ヶ月ほど遅れてスタートした。ジャンルは3Dアクションで日本からは声優だけでなくBGM作曲など大勢のスタッフが参加している。日本版の発表後に艦A(後述)と同じく『艦これアーケード』開発元のセガから非難声明が出されたため先行きが危惧されていたが、こちらは法廷闘争に及んでいない。
  • 7:ブラック・サージナイト(繁体字版『黑潮:深海覺醒』は2020年10月15日、日本版は2021年5月20日リリース。中国大陸版は時期未定)
    • 艦F(βテストでの仮題『深海戦線 Abyss Front』から)。大陸版は艦Bと同じBilibiliが掛け持ちで運営。2019年6月に『代号:D』の仮称で発表され、台湾では同年11月から翌年8月までβテストを実施していた。プリコネに近い横スクロールアクション形式で、プレイアブルの全艦船に「深淵覚醒」(いわゆる闇堕ち)モードがあるのが特徴。アニメーションを用いたカットイン演出を多用している。
  • 8:ヴェルヴェット・コード(中国大陸・日本とも2021年夏以降にリリース予定)
    • 艦O(英題『OTHILA: Azure Aria』から)。2020年3月に中国で『払暁:勝利之刻』として製作が発表されたタイトルで、ジャンルは「3Dアクション」とされる。同年8月に政府審査を通過したが審査の締め付けが厳しくなったためか、微博のキャラクター紹介では連合国・枢軸国を問わず全ての艦船に変名が用いられていた。2021年4月に日本版が発表され、夏以降のリリースを予定している。

過去に日本版が運営されていたタイトル

  • 2:最終戦艦 with ラブリーガールズ(韓国版は2017年1月18日、日本版は2017年8月22日)
    • 艦J(中華圏)もしくは艦L(日本・東南アジア・英語圏)。韓国のGamepubと中国の金角網絡科技が共同開発。恋愛シミュレーション要素が強いのが特徴。戦闘時には擬人化を解いて実艦に変形するメンタルモデル型。2018年9月には北米へ進出したが韓国版と日本版は2019年3月、英語版は同年7月、中国版は12月に終了し、最後まで残っていた繁体字版は2020年10月に終了した(一部のキャラクターは同じ開発元の『エコーズオブパンドラ』にスターシステムで登場している)。
  • 4:アビス・ホライズン(日本版は2018年6月28日、中国大陸版『深渊地平线』は2020年7月23日)
    • 艦A。2018年リリースの3DアクションRPG。他のプレイヤーとの協力戦モードやARモードがあるのが特徴。リリース直後に『艦これアーケード』の権利侵害を主張するセガとの間で法廷闘争となったが、運営元変更を経て存続していた。2019年1月に繁体字版、5月に韓国版、12月に英語版がリリースされたが、開発国では政府審査の停滞により日本版から2年遅れの2020年7月にようやくスタート。2020年10月から翌2021年2月にかけて韓国版、繁体字版、日本版、英語版の順に終了し、最後発の中国大陸版も同年7月15日を以て終了予定。
  • (1'):蒼青のミラージュ(日本版のみ。2018年9月7日)
    • 艦M。『戦艦少女R』からの派生作品であるアプリゲーム。ジャンルはシミュレーションRPG。2020年3月15日をもってサービス終了し、スタート当初に予定されていたSteam版のリリースも中止となった。
  • 5:ガーディアン・プロジェクト(中国大陸版『超次元大海战D』は2019年5月16日、日本版は同年6月14日)
    • 艦D。ジャンルはRTSで、メンタルモデル型。日本と中国以外に繁体字圏、韓国、英語版のリリースも予告されていた。開発段階でソースコード等の盗用被害に遭い、係争となっていたが後述の通り日本版のリリース後に和解した。中国版は2020年4月に終了、日本版は2019年12月以降の更新が無いまま放置されていたが、2020年11月17日遂にサーバーが停止。事実上のサービス終了となった。韓国版が2021年開始に向けて事前登録中(登場する艦船名が国籍を問わず、全て架空の名称に変更されている)。

日本未進出・中止タイトル

  • Battleship:War Girl(2017年3月)
    • 艦H(中文版タイトルが「碧海艦姫」のため「海」のピンイン "Hai" から)。製作国不明(香港?)。英語版が最初にリリースされたため北米でプレイヤーが比較的多かったが、初期バージョンでは他のゲームからのキャラデザ盗用があり炎上した。ジャンルは「RTS+MMO」とされている。2018年8月にサーバがクラッキングされて長期休止した後、11月頃に予告なくサービス終了した。
  • 戦艦養成計画(中国大陸では2019年9月17日)
    • 艦Y。角川青羽(上海)開発のRTSで、厳密には艦船擬人化ではなく人間の操縦士が実艦をコントロールするという設定。ただし前身となった『我的戦艦養成計画』では擬人化(男性含む)設定が取り入れられていた。『我的』が艦Dからのソースコードやキャラクターデザインの盗用で訴えられた後、設定を大幅に改変して『代号:海岸線』の仮題で製作発表された。その後、艦Dの開発元と和解が成立し、現タイトルへ改題して正式にリリースされたが、致命的なバグの続出により半年でサービス終了となった。

開発中のタイトル

陸海空複合型のタイトル

  • 萌え萌え2次大戦(略)(2007年)、萌え萌え大戦争☆げんだいばーん(2011年)、萌え戦(2019年)
    • いずれもシステムソフト・アルファーのゲームソフト。鋼の乙女という兵器を擬人化した女性キャラクターが登場し、その中に艦船型もいる。
  • カウンター・アームズ -終焉武装少女-(日本では2021年5月13日リリース)
    • 中国のUjoy Gamesが開発中の陸海空複合型放置系RPG。登場ユニットにはは翔鶴やウォースパイトなど艦船擬人化キャラクターも含まれている。
  • モンスターストライク(2013年9月27日)
    • 連合国側の兵器を擬人化した「ユニオン」種族、枢軸国側の兵器を擬人化した「アクシス」種族があり、その中で艦船擬人化キャラクターが多数を占める。


ゲーム以外

ゲーム化されたものや開発が凍結されたゲームから流用された企画を含む。

漫画作品

  • 蒼き鋼のアルペジオ(2009年11月連載開始)
    • ヤングキングアワーズで連載中の漫画作品。登場する霧の艦隊は「軍艦の外観を模しているものの中身は全く異なる超兵器」であり、厳密には擬人化とは異なるが美少女×艦船の組み合わせとして話題に上ることが多い。2013年にはアニメ化されており、同年末に艦これとのコラボイベントが開催されたのを始め、複数タイトルのゲームとコラボしていた。2019年5月からはアプリ版と艦これの本拠DMM GAMESでのブラウザ版が提供されていたが、2020年1月に終了している。
  • Battleship Girl -鋼鉄少女-(2011年6月連載開始、未完のまま中断)
    • 原作・惟丞、作画・皇宇(ZECO)による台湾(中華民国)の漫画作品。コミックガム連載。2016年4月から2017年2月にかけて台湾・中国大陸・韓国でアプリ版がリリースされたが、日本進出に至らないまま2018年にサービスを終了している。アプリ版は(「鋼鉄」のピンイン "Guantie" から)「艦G」と略されることがあった。


その他のメディア

  • 軍艦越後の生涯(2001年3月)
    • 中里融司による架空戦記小説。全3巻。現在に直接繋がる艦船擬人化作品としては最初期のものであり、コンバットコミックで挿絵担当の飯島祐輔によるコミカライズも行われた。なお、艦艇に少女型の「船魂」が宿るという形式を取っている。
  • MC☆あくしず(2006年6月)
  • アイドル部(2018年3月)
    • .LIVE(株式会社アップランド)所属のVTuberグループ。元は『少女兵器大戦』と言う陸海空複合型のゲームアプリに登場予定だった一部の艦船擬人化キャラクターが流用されている。


関連タグ

兵器擬人化 商船擬人化 船舶擬人化 艦艇擬人化
オリジナル艦娘 海保船これ
オリジナルKAN-SEN 海保KAN-SEN
オリジナル艦姫

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