蒼藍の誓いブルーオース

そうらんのちかいぶるーおーす

艦船擬人化ゲーム『蒼藍誓約』の日本版タイトル。

原題は「蒼藍誓約」（繁体字表記同じ、簡体字表記「苍蓝誓约」）。中華人民共和国の北京巴別時代網絡科技有限公司（Babeltime）が開発したiOS/Android用艦船擬人化3DアクションRPG。ジャンル内でよく使われる「艦◯」式の略称は「艦S」が割り当てられている。

2020年5月23日の生放送ではpixivとのコラボレーション企画を実施することが発表され、6月19日〜7月26日に投稿を受け付けていた。企画専用タグは以下の通り。

ブルーオースイラコン新キャラ（新キャラクター投稿用）
ブルーオースイラコンFA（ファンアート投稿用）

「蒼藍の誓い-ブルーオース」イラストコンテスト開催bypixiv事務局

2022年3月30日から、スピンオフ作品『誓約少女～祝砲の元に集いし戦姫たち』（英題『Tales of Abyssus』、略称「艦T」）のAndroid版クローズドβテストが日本先行で実施され、2022年10月にリリースされた。βテスト段階で使われていたタイトルは『オース×ガールズ』だった。詳細は作品記事を参照。

概要

中華圏での艦これブームを受けて作られたゲームの1つで、中国大陸では2018年夏と2019年3月・5月の3度にわたりβテストが開催された。2016年以降に日本へ進出した中国製の艦船擬人化ゲームとしては6番目となる。

開発段階での仮題は「誓約之海」だった。2019年初めに中国政府のゲーム審査を通過したことが報じられ、同年7月16日に正式リリースされた。リリース直前にはBabeltimeから日本の特許庁に「オース・オブ・オーシャン」及び「オース・オブ・ザ・シー」の2件の商標が出願され、その少し後に出された「蒼藍の誓いブルーオース」が日本版の正式タイトルとなっている。日本版運営は香港のZephyrus Gamesで2020年2月27日に事前登録を開始、4月7日に正式リリース（βテストは未実施）。

同年6月24日には繁体字中文（台湾・香港・マカオ）版『蒼藍誓約』が熊猫遊戯からリリースされたが、半年で撤退している。

繁体字中文版が終了する際、日本版を繁体字圏のAppStore/GooglePlayからインストール出来るようにZephyrus Gamesが対応しており、繁体字中文版プレイヤー向けに日本版で入力するとアイテムなどが貰えるシリアルコードが発行されていた。

日本版はリリースから約6週間で50万ダウンロードを突破、10ヶ月目となる2021年2月3日に100万ダウンロード達成を発表した。2022年以降は日本版のみ運営が続いていたが、2023年の2月中旬からはゲーム内外の各種更新が停止状態となり、同年6月1日に公式Twitterでサービス終了の決定通知が発表され同日をもってゲーム内アイテムの購入停止。8月31日に終了し、大陸版のスタートから足掛け4年の歴史に幕を閉じた。なお姉妹作の『誓約少女』は開発元の直営で継続している。

ゲームの特徴

ジャンル内の例に漏れず本作でも日本の声優を起用しており、中華圏で絶大な人気の釘宮理恵（サヴェージ、ヒーアマン役）を始め水樹奈々（シャルンホルスト、ヤウズ・スルタン・セリム役）、能登麻美子（レナウン、アドミラル・ヒッパー役）、田村ゆかり（アラバマ、ホーエル役）、丹下桜（赤城、ヘレナ役）、小倉唯（天龍、グローウォーム役）、佐倉綾音（コロラド、ウェストバージニア役）らが出演しているが、艦船擬人化ジャンルでは必ずと言ってもいい頻度でキャスティングされている上坂すみれは本作には出演しなかった。また、本作ではイベント会話中でもフルボイスを実現している。

BGMではテーマソング「紺碧の誓い」を作曲した藤澤慶昌を始め、日本のアニメで劇伴を担当している複数人の作曲家が名を連ねている。

登場キャラクター

プレイヤー（ブルースフィア）側のキャラクター：戦姫(ブルーオース)
敵対勢力（ムーバー）側のキャラクター：戦鬼(ブルーオース)

陣営一覧

ゲーム内では図鑑や任務のクリア要件などを別にして余り意味を為していないが、次のようになっている。

作中の陣営名（中文版）	実在の組織名
桐桜（樱落）	大日本帝国海軍
ソサエティ（合众）	アメリカ海軍
インペリアル（狮心）	イギリス海軍
琥珀（来茵）	ドイツ海軍
リリウム（塞纳）	フランス海軍
キューリア（教廷）	イタリア海軍
ノースライン（北境）	ソ連海軍
青龍（神州）	中華民国海軍（大戦期）
アナトリア（安纳托利亚）	トルコ海軍