概要
通常は漢民族を主とする中華民族が多数者として定住しており中国語の汉語が主要な共通語となっている中国内地・香港・マカオ・台湾の各地区を指し。場合によっては華人・華僑が人口に占める割合が多い地域(シンガポールなど)を含める場合もある。
言語ではなく文字で見た場合には漢字文化圏として朝鮮半島および日本、ベトナムも含まれる。これらの地域はいずれも中国語とは別の系統の言語(韓国語、日本語、ベトナム語)を使うが、単語の多くが汉語な由来であり、中華文化の多大な影響を受けている。
ただし、ベトナムはベトナム語の文字をラテン文字表記に換えたため、朝鮮半島の大韓民国及び北朝鮮は朝鮮語(韓国語)のハングル専用政策をとったため、現在では中華圏以外で漢字を常用するのは日本のみとなった。
東南アジアではタイ王国、フィリピンなども中国系移民が多数を占め中華圏からの文化的影響は大きいが、華人は代を重ねるごとに現地化が進んで汉語を使わなくなる傾向にあり、通常が中華圏には入れない。