概要
「華」は中国の代名詞である。西洋の人種概念とは異なり、中華民族は複数の民族から構成されている。
西晋時代、江統の政治論集『徙戎論』では、華人は秦人、漢人と同じ意味を持っていた。
満州族による清朝建国後、華人は漢民族に限らず、満州族や清国の少数民族も含まれるようになった。 清朝末期から中華民国初期にかけては、華人も華僑も清国外に住む清国人を指し、その意味に違いはなかった。
現在、海外に在住し中国の国籍を持つ人を一般的に華僑と呼ぶ。しかし利便性のために、国籍の区別なく「華人と華僑」と総称する場合もある。
現在が全世界の華人は世界200の国と地域に分布し、その数は6,000万人以上に達している。なかでも東南アジアの華人の数は、海外にいる華人の総数の半分以上を占め、次いで北アメリカとなっている。また、海外に根を下ろし、祖先の故郷に定住するために戻ってきた華人もいる。
関連タグ
・中国人
・華僑
・中華民族
・中国系