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中華人民共和国で2016年に製作発表された艦船擬人化ゲーム。

開発・運営は江蘇甲子網絡科技有限公司。日本版運営は2019年6月のリリース当初、ウィローエンターテイメントが行っていた。

ゲームジャンルはリアルタイムストラテジー(RTS)だが、日本版運営では「美少女×海戦シミュレーションRPG」としている。


概要編集

2019年1月に中国政府の審査を通過し、同時期に日本版のTwitterアカウントを開設し4月3〜10日にはオープンβテストを実施した。中国大陸版は5月16日、日本版は約1ヶ月遅れで6月14日にリリースされている(日本版は当初、4月26日に大陸版より3週間早くリリースされる予定だったが直前に延期となり、連休明けにリリースの目処が立たなかったため「令和最初の艦船擬人化ゲーム」の座は5月15日リリースの『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Re:Birth』に明け渡してしまった)。

中華圏での艦これブーム以降に日本へ上陸した艦船擬人化ゲームとしては5タイトル目となるが、日本企業が運営権を獲得したのは本作が初めてだった。その他の地域では韓国版が2020年にスタート予定で、繁体字台湾香港マカオ)版『守護者計劃』や英語版のリリース予定も公表されていたが、こちらは後述のように形を変えてリリースされている。


日本版の公式略称は「守護プロ」。原題(中国大陸版タイトル)が『超次元大海戦D』のため、ジャンル内でよく使われる「艦◯」式の略称は「艦D」とされている。


日本版では2019年の10月あたりからAndroid版が立て続けにリジェクトを食らい、以後新規ダウンロードやアップデートが不可能に。iOS版も「Android版との公平性を保つため」として課金要素を停止、12月以降は更新も無く放置されているため、プレイは可能だが事実上のサービス終了状態に。この前後には旧運営のウィローが主力タイトルのMMORPGMasterofEpic』を別の企業に譲渡しており、ウィローの企業サイトや『パンドラサーガ』も接続不能となっていた。

その後長く放置状態が続いていたが2020年11月17日にサーバーが停止しプレイをすることができなくなり、完全にサービス終了となった。


本家の中国大陸版は2020年4月8日に終了しているが、日本版が更新されなくなったのと入れ替わるかのように韓国版《가디언 프로젝트》が発表されている。2020年前期のリリースを予定しているが中国大陸版や日本版、繁体字版と異なり(日本艦に限らず)全ての艦船名が架空のものに差し替えられている。日本版に登場しなかったキャラや追加されなかった仕様が韓国版に反映されるのかは現段階では不明。


『戦艦養成計画』との関係編集

『超次元大海戦D』製作発表後の2017年夏、杭州尾巴科技有限公司が『我的戦艦養成計画』の製作を発表した。

『我的』では艦船擬人化ジャンルとしては珍しく、料理擬人化の『フードファンタジー』と同じように男性への擬人化も含まれていたが、両者のゲームシステムや登場艦船の顔触れは非常に似通っており、キャラクターの一部(愛宕など)もデザインを若干アレンジした程度のものが見られたため「開発元が変わって改題したのでは?」と言う推測もあったが、2018年3月に微博へ投下されたスタッフの告発により『我的』は開発中の『超次元大海戦D』からソースコードやデザインを流用した盗作であったことが発覚した。甲子網絡は『我的』の第1次βテスト実施後の4月に尾巴を非難する声明を出したが(微博)、直後に予定されていた『我的』の第2次βテストは無期延期となっている。以降は続報が途絶えていたが、守護プロの日本版リリース2ヶ月後にジッピー(後述)がぶっちゃけた所によれば甲子と尾巴の間で裁判となり甲子が全面勝訴、それにより『我的』は開発中止になったと言うことである。


その後、2019年5月に中国で製作発表された『代号:海岸線』は裁判での敗訴により開発が中止された『我的』の企画が別の日系企業に持ち込まれ、ゲームシステム部分を流用して世界観やキャラクター設定を大幅に変更したものと見られていた。

守護プロの運営側では、仮に『海岸線』が日本に進出しても(某アプリに対する某アーケードのような)法的手段に訴えることは現状では考えていないとしていたが、9月5日付で当事者間の和解が成立し『海岸線』においては『超次元大海戦D』の権利侵害が無いことを双方で確認したと言う趣旨の合同発表を行った。


『海岸線』は『戦艦養成計画』(艦Y)へ改題し、中国大陸では9月17日にリリースされたが致命的なバグの続出を理由として翌年3月に打ち切り終了となり、守護プロと共倒れするような結果となった。


まさかの復活(エロゲ化)編集

2020年後半にリリースが予告されていた韓国版も動きが無く、このまま歴史の闇に埋もれてしまうかに思われていた本作であったが、2021年6月に台湾の老司機遊玩が本作のゲームエンジンを流用したアダルトゲーム深海禁慾 Deep sea Desire』を突如として発表し、7月20日に正式リリースされた。


『深海禁慾』に登場する艦船のラインナップは守護プロとほぼ同じ(登場予告のみで実装に至らなかったものを含む)だが、キャラデザや声優(日本語音声)は全面的に差し替えられている。


ストアアプリではなくメーカー公式サイトからAPKを直接ダウンロードする(いわゆる「野良アプリ」の)形で提供されるため日本からもDL可能だったが、回線は遮断されているため通常の方法ではプレイ不可。2022年7月29日にサービスを終了した。



ゲームの特徴編集

戦闘時には擬人化形態から3Dモデルで描かれた実艦に変形するのが特徴で、奇しくも同時期にゲーム化された『蒼き鋼のアルペジオ』のメンタルモデルに近い形式を採っている(本作以外では、入れ替わるように2019年3月で終了した『最終戦艦withラブリーガールズ』もこの形式だった)。


音声は同ジャンルの他のゲームに倣って日本の声優を起用しており、艦船擬人化ジャンルでは必ずと言っても良い頻度でキャスティングされる上坂すみれ愛宕役で出演している(通算6タイトル目)。


プレイヤーの呼称は「指揮官」(艦船擬人化ジャンルでは、他に『アズールレーン』が同じ呼称を使用している)。擬人化キャラクターの総称は、日本版では「ガーディアン」とされている。



ギャラリー編集

超次元大海戰-瑞鶴

翔鶴(投稿者は「瑞鶴」と記述している)


❤

アリゾナ


ジッピー編集

Twitterのゲーム公式アカウントとは別に存在するアザラシのマスコット。中の人は日本版の翻訳兼デバッグ担当。


色々な意味でぶっちゃけたキャラが売りで、アプリ初期にありがちな不具合の続出に平身低頭する姿勢が風当たりの緩和に一役買っているところがあった。


現在は両方のアカウントが活動を停止しているが、キャラとしては深海禁慾にひっそり登場している模様。


テーマソング編集

花たんSHINE」(台湾・GNN新聞の記事


外部リンク編集


日本版以外編集


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