Victory_Belles
ゔぃくとりーべるず
米国のBlack Chicken Studiosがスマートフォンアプリとしてリリースを目指し、2016年にクラウドファンディングで資金を募り開発を進めていた。まる7年を費やし、2023年2月22日に正式リリースされた。
日本版のリリースは特にアナウンスされていないが、インターナショナル仕様のためiOSとAndroidのどちらも英語版は日本からもダウンロード可能である。
艦船擬人化ゲームということで『艦隊これくしょん(艦これ)』や『戦艦少女』と比較されることが多いが、システムは中国製の『艦これ』フォロワー群とは全く異なる。
明確なストーリーを持たず世界観が意図的に曖昧にされている『艦これ』やストーリー・世界観が最初から存在しない『戦艦少女』と異なり、明確なストーリーと確固とした世界観を持つことが特徴。開発陣は、ストーリーモードや恋愛要素も盛り込まれると明言している。
なお、『艦これ』や『戦艦少女』はキャラクターにより絵師がバラバラであり(戦艦少女に至っては同一キャラクターの改造前と改造後で別の絵師が担当していたり、運営の都合で突然他の絵師の絵に変更されることすらある)、デザインコンセプトなども統一されていないが、本作は全てのキャラクターが同一のイラストレーター(Salmon88氏)によりデザインされている。
また、それぞれの艦船キャラクター「Belle」は所属国の言語で話し、その言語で演技ができる声優のキャスティングが行われている。
kickstarterのサイトで随時開発状況が公開されている。クラウドファンディングで開発費を募っているゲームにはよくあることだが、2016年の発表から正式リリースまでにはまる7年を費やした。資金の集まりが目標金額をクリアしていないことと、Salmon88氏のイラストの仕上がりが遅い(何しろ他の仕事も抱えているので...全キャラを一人に描かせるという試みが無謀だったのでは?)ことが主な原因だった模様(その間に5タイトルの中国製艦船擬人化ゲームが太平洋を横断して西海岸に到達したのだが、一人勝ち状態になった1作を残して撤退に追い込まれている)。
プレイヤーは軍艦の魂が少女の姿を得た存在「Belle」と共に第二次世界大戦の代わりに勃発した人類の敵「Morgana(モルガナ)」との大戦に参加する。
Belle
Belleとは「美人」「ある場所で一番可愛い女の子」を意味する英単語。この名で呼ばれる彼女たちは美少女の姿を持つ。
軍艦の甲板に立つことにより、自身が乗る艦船の性能を本来以上に引き出す能力を持つ。
アメリカ合衆国・大英帝国・ソビエト連邦・ナチスドイツ・フランス・イタリア・大日本帝国の七か国の艦船が登場し、それぞれの国の母国語を話す。
Belleとの恋愛要素も盛り込まれている。
Morgana
1939年9月1日、第二次世界大戦が始まるはずだった日に突如出現した「人類の敵」。あらゆる海に出現し、全人類に宣戦布告を行う彼らに対し、相争うはずだった列強は手を組むことを余儀なくされる。
Belle同様、人間に近い姿をしている。
名前はアーサー王伝説に登場する魔女「モーガン・ル・フェイ」を指す「モルガナ(Morgana)」に由来する。