概要
オリジナル艦娘の一種で、海上自衛隊所属の自衛艦(護衛艦等)を『艦隊これくしょん』の艦娘風に擬人化したもの。
Pixivでは、本家艦これの艦娘と同名の自衛艦を、同一人物に見立てたいわば現パロイラストが多い。このような作品に対しては、改自タグが用いられる場合もある。
自衛艦の艦名命名法則は基本的に旧海軍のそれを継承しており、同名艦も多数おり(ただし旧海軍は漢字、海自はひらがなになる)、公式漫画のひとつ『いつか静かな海で』では、各エピソードの最後を主役の艦娘と同名の自衛艦(厳密には名前の由来が異なるものも含め)の紹介に当てている。
ひらがなになる(子供っぽくなる)ことから大元の艦の子供と捉えた形でロリ化させたモノ(母親そっくりの娘)をとしてデザインされることもある(「愛宕の娘のあたご」「加賀の娘のかが」等)
また、実在の自衛艦だけではなく装備や艦載機、『ジパング』のイージス艦「みらい」のようなフィクション上の自衛艦も擬人化されている。
なお、田中謙介プロデューサーのインタビューによると、わかば(橘型駆逐艦「梨」)を実装したいとのことである。その後、ありあけ型護衛艦となる艦が所属していたフレッチャー級駆逐艦が登場している。しかし、艦これに戦後の護衛艦が実装された場合バランスが滅茶苦茶になることが容易に想像される。
ちなみに、一部の航空機なら海自で使われていたものが実装されている(TBF、PBY-5A、S-51。いずれも完成は大戦中であり、さらに言うとS-51以外は米軍の「おさがり」である)。
2018年からは艦娘の艤装を自衛隊のものに置き換えた公式コラボイラストが何件か登場しており、2019年には、霧島が海上自衛隊の制服を着た描き下ろしイラストまで登場した。
長らく戦後護衛艦として活躍した艦艇はゲーム中に1隻も実装されていなかった。しかし2022年のコミックマーケット101においてKADOKAWA企業ブースのグッズという形で「ヘイウッド・L・エドワーズ」のデザインが発表された。同艦はC2機関の公式twitterより2023年実装予定である事が発表されており、そしてその予告通り2023年2月28日深夜(3月1日未明)開始の期間限定イベント海域『絶対防衛線!「小笠原兵団」救援』にて実装された。護衛艦としての姿が実装されるかは不透明ながらも後に護衛艦となる艦艇をモチーフとした艦娘がゲーム中で遂に実装された事になる。
一覧
- 上から海上自衛隊艦艇名、日本海軍艦艇名、イラストの順。イラストはオリジナル艦娘の場合もある。
- 同型艦については番号順で、艦娘の項にある物のみ記述する。
- 型式について太字のものは2023年9月時点で現役。カッコ内は同型艦数。
- 型式は上から最新。但し就役前の艦艇は最新形式の次に表示。
- 艦艇名の後のアルファベットは艦種記号である。(DD、DDG等)
- 公式漫画の『いつか静かな海で』(作:さいとー栄)に紹介された艦艇、もしくは自衛隊コラボイラストがある艦艇は○印。
ミサイル護衛艦及びイージス艦(DDG)
ミサイル護衛艦(イージス艦)「こんごう」〇 | ミサイル護衛艦(イージス艦)「きりしま」 |
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戦艦「金剛」 | 戦艦「霧島」 |
ミサイル護衛艦(イージス艦)「みょうこう」 | ミサイル護衛艦(イージス艦)「ちょうかい」○ |
重巡洋艦「妙高」 | 重巡洋艦「鳥海」 |
※「はたかぜ」は2020年3月に、「しまかぜ」は2021年3月にそれぞれ練習艦に種別変更。
※1.澤風は艦これ未実装。澤風は帝国海軍に同名の艦艇が存在した。(峯風型駆逐艦2番艦で1944年に練習艦、戦後は福島県・小名浜港で防波堤に転用。)
因みに峯風型の後神風型(2代目)、睦月型と続く。
※2.同型艦の「たちかぜ」「あさかぜ」もそれぞれ帝国海軍に同名の艦艇が存在した。
(「たちかぜ」は峯風型駆逐艦「太刀風」に続き2代目。「あさかぜ」は神風型駆逐艦 (初代)「朝風」、神風型駆逐艦 (2代)「朝風」、あさかぜ型護衛艦「あさかぜ」に続き4代目。)因みに神風型駆逐艦「朝風」は2016年秋から開始されたイベント「発令!艦隊作戦第三法」で実装された。
※以前はイラストが存在したが、現在は削除されている。
ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)
- いずも型ヘリコプター搭載護衛艦[全2隻]
※1.出雲は艦これ未実装。pixivでは、出雲の代わりに貨客船出雲丸として建造されていた飛鷹で表現されているものもある。
※2.いずもは2015年3月就役。
※3.かがは2015年8月進水、2017年3月就役。なお進水式後のアップデートにて、記念家具が実装されている。
- ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦[全2隻]
- しらね型ヘリコプター搭載護衛艦[全2隻]
※1.鞍馬は艦これ未実装。鞍馬型巡洋戦艦(伊吹型)「鞍馬」、雲龍型航空母艦「鞍馬」(未成艦)に続き日本の艦艇としては3代目。
※2.「しらね」は2015年に、「くらま」は2017年に除籍。
- はるな型ヘリコプター搭載護衛艦[全2隻]
汎用護衛艦(DD)
※1.あさひ型は乙型護衛艦(DE)の初代も存在(「あさひ」「はつひ」の二隻、ともに元アメリカ海軍キャノン級駆逐艦)し、うち「はつひ」は2017年10月現在フィリピン海軍フリゲート「ラジャ・フマボン」として現役。
※あきづき型は指揮護衛艦(DDC)の初代も存在する(「あきづき」「てるづき」の二隻)。
※1.「たかなみ」「まきなみ」はあやなみ型対潜護衛艦(DDK)〈後述〉の初代も存在する。
※2.同型艦の「おおなみ」も帝国海軍に同名の艦艇が存在した(艦これ未実装の夕雲型駆逐艦「大波」)。「おおなみ」も、あやなみ型対潜護衛艦(DDK)の初代も存在する。
護衛艦「むらさめ」〇 | 護衛艦「はるさめ」 | 護衛艦「ゆうだち」 |
---|---|---|
駆逐艦「村雨」 | 駆逐艦「春雨」 | 駆逐艦「夕立」 |
護衛艦「いなづま」 | 護衛艦「さみだれ」 | 護衛艦「いかづち」 |
駆逐艦「電」 | 駆逐艦「五月雨」 | 駆逐艦「雷」 |
護衛艦「あけぼの」 | 護衛艦「ありあけ」 | |
駆逐艦「曙」 | 駆逐艦「有明」 | |
※1.むらさめ型は対空護衛艦(DDA)の初代も存在する。
(「むらさめ」「ゆうだち」「はるさめ」の全三隻)
※2.いなづま、いかづち、あけぼのはそれぞれ先代(DE)も存在する。
(あけぼの型「あけぼの」、いかづち型〈後述〉「いかづち」「いなづま」)
※3.ありあけは、ありあけ型護衛艦〈後述〉の初代も存在する。
※4.この項のはるさめのイラストは、本物の護衛艦はるさめに飾られた。
※5.4番艦「きりさめ」は帝国海軍に同名の艦艇はないため、むらさめ型と同名の艦娘は全艦が揃ったことになる。
※「あさぎり」「ゆうぎり」はそれぞれ帝国海軍に同名の艦艇が存在した(艦これ未実装の綾波型駆逐艦「朝霧」「夕霧」)。
※さわぎりについては、名前の類似した「狭霧」との公式コラボイラストがあるため例外的に掲載。
※1.「はつゆき」「しらゆき」以外の同型艦は全て帝国海軍に同名の艦艇はない。
※2.「はつゆき」は2010年に除籍、「しらゆき」は練習艦(しまゆき型練習艦)〈後述〉に種別変更後2016年4月に退役。「あさゆき」は2020年11月に除籍。「まつゆき」は護衛艦として現役。
- はるかぜ型護衛艦[全2隻]
※1.戦後初の国産護衛艦であり、初めて戦闘指揮所(CIC)を装備運用した。同型艦「ゆきかぜ」
※2.因みにイラストの右の艦娘は初代おやしお型潜水艦「おやしお」〈後述〉。
- ありあけ型護衛艦[全2隻]
※1.ありあけ型の前身はアメリカ海軍のフレッチャー級駆逐艦「ヘイウッド・L・エドワーズ」(ありあけ)及び「リチャード・P・リアリー」(ゆうぐれ)。
2.前述の通りヘイウッド・L・エドワーズは2023年に実装済。ただし彼女と護衛艦「ありあけ」を絡めたイラストは2023年4月27日時点で上の衣装交換絵しか確認されていない。
対空/多目的護衛艦(DDA)
- たかつき型護衛艦[全4隻]
※4.同型艦のうち1番艦「たかつき」は帝国海軍に同名の艦艇はない。
対潜護衛艦(DDK)
- みねぐも型護衛艦[全3隻]
※同型艦の「みねぐも」「なつぐも」もそれぞれ帝国海軍に同名の艦艇が存在した(ともに朝潮型駆逐艦「峯雲」「夏雲」に続き2代目)。因みに「峯雲」は2018年末から開始されたイベント「邀撃!ブイン防衛作戦」で、夏雲」は2022年夏・初秋イベで実装された。
- やまぐも型護衛艦[全6隻]
※イラストはないが前期型「やまぐも」「まきぐも」「あさぐも」後期型「あきぐも」「ゆうぐも」はそれぞれ帝国海軍に同名の艦艇が存在した。(全部実装済み。)
「あおくも」のみ帝国海軍に同名の艦艇はない。ただし秋月型駆逐艦の未成艦の予定艦名に「青雲」の名がある。
因みに、
「やまぐも」「あさぐも」は朝潮型駆逐艦「山雲」「朝雲」に続き2代目。
「まきぐも」は敷波型駆逐艦2番艦「巻雲」、夕雲型駆逐艦2番艦「巻雲」に続き3代目。
「あきぐも」は陽炎型駆逐艦「秋雲」に続き2代目。
「ゆうぐも」は夕雲型駆逐艦「夕雲」に続き2代目。
※前述の「おおなみ」「まきなみ」や「うらなみ」も含めて全7隻とも帝国海軍に同名の艦艇が存在した。
多機能護衛艦(FFM)
- もがみ型護衛艦[6隻現役・6隻建造中]
護衛艦「もがみ」 | 護衛艦「くまの」 | 護衛艦「のしろ」 |
---|---|---|
重巡洋艦「最上」 | 重巡洋艦「熊野」 | 軽巡洋艦「能代」 |
護衛艦「みくま」 | 護衛艦「やはぎ」 | 護衛艦「あがの」 |
重巡洋艦「三隈」 | 軽巡洋艦「矢矧」 | 軽巡洋艦「阿賀野」 |
護衛艦「なとり」 | ||
軽巡洋艦「名取」 | ||
※令和2年(2020年)11月19日、2番艦が1番艦に先立って進水して「くまの」と命名された。なお「くまの」・3番艦「のしろ」・4番艦「みくま」はちくご型護衛艦〈後述〉の先代も存在する。遅れて令和3年(2021年)3月3日、一番艦が「もがみ」と命名された。「もがみ」もいすず型護衛艦の先代が存在する。「やはぎ」「あがの」「なとり」は海上自衛隊護衛艦としては本艦が初代。
「もがみ」「くまの」は2022年3月、「のしろ」は2022年12月就役。「みくま」は2023年3月就役。「やはぎ」「あがの」は2024年5月及び6月に就役。
※帝国海軍に同名の艦艇(但し未成)が存在した艦艇に上記7隻の他「によど」(大淀型軽巡洋艦2番艦「仁淀」。ちくご型護衛艦〈後述〉の先代が存在)がある。
※海上自衛隊護衛艦で採用された艦名を継承した艦としては「ゆうべつ」(ゆうばり型護衛艦の先代が存在)が艤装中である。
乙型護衛艦(DE)
護衛艦「あぶくま」 | 護衛艦「じんつう」〇 | 護衛艦「おおよど」 |
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軽巡洋艦「阿武隈」 | 軽巡洋艦「神通」 | 軽巡洋艦「大淀」 |
護衛艦「せんだい」 | 護衛艦「ちくま」 | 護衛艦「とね」 |
軽巡洋艦「川内」 | 重巡洋艦「筑摩」 | 重巡洋艦「利根」 |
- ちくご型護衛艦[全11隻]
※帝国海軍に同名の艦艇が存在した艦艇に上記4隻の他「よしの」(吉野型防護巡洋艦1番艦「吉野」)と「によど」(建造中止となった大淀型軽巡洋艦2番艦「仁淀」)がある。
- いすず型護衛艦[全4隻]
※3番艦「きたかみ」及び4番艦「おおい」の後期建造艦は機関や武装で大きな差異があったことから、特にきたかみ型と称することもある。
- わかば型護衛艦[1隻のみ]
※艦名としては3代目だが、その前身は沈没して戦後引き上げられ、修理して復活した旧帝国海軍駆逐艦の橘型十番艦「梨」であり、海上自衛隊に在籍した唯一にして最後の旧帝国海軍の戦闘艦艇(駆逐艦)でもある。
- いかづち型護衛艦[全2隻]
- あけぼの型護衛艦[1隻のみ]
護衛艦(PF)
- くす型護衛艦[全18隻]
護衛艦「くす」 |
---|
※〈後述〉 |
※当初は警備艦で、前身は全てアメリカ海軍のタコマ級哨戒フリゲート。艦名は松型・橘型駆逐艦からとられた。ただし駆逐艦「楠」は「くすのき」と読むのが正式。
通常動力型潜水艦及びAIP潜水艦(SS)
※「そうりゅう」「うんりゅう」以降の同型艦は2016年1月現在、全て帝国海軍に同名の艦艇はない。
- たいげい型潜水艦[全5隻]
※「たいげい」は2020年進水、2022年就役。3番艦「じんげい」は2022年進水、2024年就役。「ちょうげい」は2024年進水。
※1.「おやしお」「みちしお」「くろしお」は先代も存在する。「おやしお」は初代「おやしお」型〈後述〉があり当代で3代目。「みちしお」はあさしお型潜水艦〈後述〉に続き当代で3代目にあたる。「くろしお」はくろしお型潜水艦〈後述〉・うずしお型潜水艦があり、陽炎型駆逐艦から数えて当代で4代目。
※2。ネームシップ「おやしお」は2015年に、「みちしお」は2017年に練習潜水艦「あさしお」〈後述〉の除籍に伴い練習潜水艦に種別変更。
- はるしお型潜水艦[全7隻]
※「あらしお」は2012年に除籍、「あさしお」は2000年に練習潜水艦として先進潜水艦技術のテストベッドの役割が与えられ、2017年2月に除籍。またいずれもあさしお型潜水艦〈後述〉に同名艦があるのでそれぞれ2代目にあたる。
- あさしお型潜水艦[全4隻]
潜水艦「あらしお」 |
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駆逐艦「荒潮」 |
- おやしお潜水艦(初代)[1隻のみ]
- くろしお型潜水艦[1隻のみ]
練習艦(TV)
- かしま型練習艦[1隻のみ,同型艦なし。]
- しまゆき型練習艦[全4隻]
護衛艦「しまゆき」 |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし |
※もとははつゆき型護衛艦で「しまゆき」は12番艦(最終艦)。同型艦「しらゆき」(はつゆき型2番艦、2016年4月退役)「せとゆき」(はつゆき型10番艦・帝国海軍に同名の艦艇なし) 「やまゆき」(はつゆき型8番艦・帝国海軍に同名の艦艇なし、2020年3月退役)
- かとり型練習艦[1隻のみ,同型艦なし。]
※このほかにも護衛艦や潜水艦から転用された練習艦も存在する。⇒こちらも参照。
ミサイル艇
- はやぶさ型ミサイル艇(PG)[全6隻]
※1.「隼」は艦これ未実装。
※2.「はやぶさ」は駆潜艇の先代もある。隼型水雷艇「隼」、鴻型水雷艇「隼」、はやぶさ型駆潜艇「はやぶさ」に次いで当代で4代目。
※3.「おおたか」は漢字で書くと「大鷹」の為、代わりに商船改造空母春日丸あるいは大鷹で表現されているものもある。また、「うみたか」も漢字にすると「海鷹」で、客船を改造した航空母艦「海鷹」(かいよう、艦これ未実装)が帝国海軍に存在した。
- 一号型ミサイル艇(PG)[全3隻]
ミサイル艇一号 | |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし | |
輸送艦
- おおすみ型輸送艦(LST)[全3隻]
輸送艦「おおすみ」 |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし |
補給艦
- ましゅう型補給艦(AOE)
補給艦「ましゅう」 |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし |
訓練支援艦
- てんりゅう型訓練支援艦(ATS)[1隻のみ,同型艦なし。]
※『天龍』としては3代目だが本艦は天竜峡から採られている。
音響測定艦
- ひびき型音響測定艦(AOS)[2隻就役,1隻建造中]
※『響』としては3代目だが本艦は響灘から採られている。
※2.同型艦の「あき」も命名基準が異なるものの帝国海軍に同名の艦艇が存在した(艦これ未実装の薩摩型戦艦「安芸」)。
砕氷艦
南極観測船「ふじ」 |
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※〈後述〉 |
※ふじは艦これ未実装。スループ船「富士山」、富士型戦艦「富士」に続き日本の艦艇としては3代目。由来は全く異なるものの、同音の艦艇として樅型駆逐艦「藤」・ゆり型警備艇「ふじ」も存在している。
- 砕氷艦「しらせ」(AGB)[同型艦なし。初代と二代が存在する]
南極観測船「しらせ」 |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし |
潜水艦救難艦及び潜水艦救難母艦
- ちよだ型潜水艦救難艦(ASR)[1隻のみ,同型艦なし。]
- ちよだ型潜水艦救難母艦(AS)[1隻のみ,同型艦なし。]
※『ちよだ』の名を受け継いだ日本の艦艇としては4代目及び5代目だが艦名は江戸城の別名千代田城に由来する。これは防護巡洋艦だった2代目と艦名の由来が同じ。2016年10月に老朽化していた「ちよだ」(56AS)の代替艦として建造された『ちよだ』(2代目、通算5代目)が進水、2018年3月に就航した。
試験艦
- あすか型試験艦(ASE)[1隻のみ,同型艦なし。]
試験艦「あすか」 |
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※特設水雷砲艦「飛鳥」 |
※「飛鳥」は艦これ未実装。元は中国が建造した砲艦で永翔級の準同型艦の永建級1番艦「永建」(えいけん/ユンチュン)を取得して修理後に改名して就役させた日本海軍の雑役船。
掃海艇
- あわじ型掃海艦(MSO)[3隻就役、6隻建造予定]
※1.『平戸』の読みは「ひらと」。因みに艦これ実装前の2019年8月、清水みなと祭りに合わせて開かれていた清水マリンフェスタに参加していた掃海艦「ひらど」の艦内に「ご見学中の提督の皆様へ」と題してコメントが掲載されていた。
旧大日本帝国海軍の筑摩型防護巡洋艦『平戸』、択捉型海防艦『平戸』、海自のかさど型掃海艇『ひらど』に続いて、日本の艦艇としては4代目。
※2.同型の1番艦の『あわじ』も帝国海軍に同名の艦艇が存在(艦これ未実装の御蔵型海防艦『淡路』)したばかりでなくたかみ型掃海艇の先代もいる(当代で3代目)。
- えのしま型掃海艇(MSC)[全3隻]
※『江之島』としては3代目だが本艦は地名から採られている。
- やえやま型掃海艦(MSC)[全3隻]
※イラストはオリジナル艦娘だが、艦娘の『八丈』は2019年5月20日~21日にかけて行われたアップデートにより実装済み。
その他
- 一号型エアクッション艇(LCAC)[全6隻]
エアクッション艇一号 |
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※帝国海軍に同名の艦艇なし |
架空の自衛隊艦艇
ゆきなみ型ヘリコプター搭載護衛艦(イージス艦)「みらい」 |
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空想上・かわぐちかいじ『ジパング』 |
※海洋研究開発機構に同名の海洋地球研究船「みらい」(元原子力船「むつ」)が実在 |
超甲型警備艦(左)・超大型護衛艦(右)「やまと」 |
空想上・佐藤大輔『征途』、元戦艦大和 |
航空護衛艦「かつらぎ」 |
空想上・佐藤大輔『征途』、元空母葛城 |
はたかぜ型(ミニ・イージスシステム搭載)ミサイル護衛艦三番艦「いそかぜ」 |
空想上・福井晴敏『亡国のイージス』、駆逐艦「磯風」 |
※映画ではミサイル護衛艦(イージス艦)「みょうこう」が演じる |
たちかぜ型ミサイル護衛艦「うらかぜ」 |
空想上・福井晴敏『亡国のイージス』、駆逐艦「浦風」 |
※映画では汎用護衛艦「いかづち」が演じる |
空母「いぶき」 |
空想上・かわぐちかいじ『空母いぶき』、重巡洋艦(後に航空母艦に改装)「伊吹」※艦これでは未実装 |
ここに列挙されているのは一部である。イラストになっていないものも含めてかなりの数の名前が受け継がれている。
装備、艦載機等
艦これ魔装備図鑑タグも参照。
番外1:海上保安庁の巡視船
※1.巡視船「宗谷」は、海軍の特務艦「宗谷」と同一の船。現存し海の上に浮いている旧海軍艦船として唯一無二の存在であるが、宗谷がまだ現役の頃に海自は機雷敷設艦「そうや」(MMC-951)を建造し運用していた。MMC-951の現役期間は宗谷の後継船「そうや」(PLH01)とも被っており、実に紛らわしい。なおイラストはオリジナル艦娘であるが、実際に実装された艦娘の「宗谷」はゲーム内で巡視船(および灯台補給船)時代の姿に改装可能。
※2.巡視船については母港が変わると改名することがある。また、近年は自衛艦と海保船で同じ名前はなるべく使わないようにしているが、過去には上記の「そうや」のように名前被りが生じることがよくあった。例えば護衛艦「きたかみ」(1963年~1990年、特務艦として1990~1993年まで就役)、護衛艦「しきなみ」(1958年~1983年、練習艦として1983~1987年)などである。
⇒海保船これ参照。
番外2:記念艦「三笠」
※ワシントン海軍軍縮条約により廃艦、岸壁に埋められ、以降は記念館(建造物)扱いである。現在の所有権は防衛省にある。
番外3:海外艦での類似事例
海外艦において、本項で解説したもののように、後世の艦艇にその名前が受け継がれている例としては、以下のようなものがある。
- イタリア海軍
- マエストラーレ→マエストラーレ級フリゲートF570「マエストラーレ」
- グレカーレ→マエストラーレ級フリゲートF571「グレカーレ」
- リベッチオ→マエストラーレ級フリゲートF572「リベッチオ」
- シロッコ→マエストラーレ級フリゲートF573「シロッコ」
- アクィラ→アルバトロス級コルベットF542「アクィラ」
- ジュゼッペ・ガリバルディ→軽空母C551「ジュゼッペ・ガリバルディ」
- コンテ・ディ・カブール→軽空母C550「カヴール」※1
- アメリカ海軍
- サラトガ→フォレスタル級空母CV-60「サラトガ」
- ホーネット→エセックス級航空母艦CV-12「ホーネット」
- アイオワ→バージニア級原子力潜水艦SSN-797「アイオワ」
- サウスダコタ→バージニア級原子力潜水艦SSN-790「サウスダコタ」
- ワシントン→バージニア級原子力潜水艦SSN-787「ワシントン」
- コロラド→バージニア級原子力潜水艦SSN-788「コロラド」
- サミュエル・B・ロバーツ→ギアリング級駆逐艦DD-823「サミュエル・B・ロバーツ」→オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートFFG-58「サミュエル・B・ロバーツ」
- ジョンストン→ギアリング級駆逐艦DD-821「ジョンストン」
- ヒューストン→クリーブランド級軽巡洋艦CL-81「ヒューストン」→ロサンゼルス級原子力潜水艦SSN-713「ヒューストン」
- アトランタ→クリーブランド級軽巡洋艦CL-104「アトランタ」→ロサンゼルス級原子力潜水艦SSN-712「アトランタ」
- フレッチャー→スプルーアンス級駆逐艦DD-992「フレッチャー」
- イギリス海軍
- スウェーデン海軍
- ゴトランド→ゴトランド級潜水艦「ゴトランド」
- オーストラリア海軍
- パース→パース級ミサイル駆逐艦D38「パース」→アンザック級フリゲートFFH-157「パース」
- オランダ海軍
- デ・ロイテル→2代目デ・ロイテル級巡洋艦C801「デ・ロイテル」→デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲートF804「デ・ロイテル」
※1 艦名が若干異なるものの、命名元が同じため継承とみなせる。
関連イラスト
カップリングや集合絵で描かれる場合もある。
- 「さざなみ」と「さみだれ」※2度目のソマリア沖海賊対策派遣にちなんでいる。
- むらさめ型護衛艦(2代目)
- 2014年4月開催の第二回護衛艦カレーナンバー1グランプリ
- 海自艦娘オールスターズ※現役のみ
余談
海上自衛隊の中の人にも艦これ提督は一定数いると思われ、
- 護衛艦「あたご」の一般公開日に艦娘「愛宕」のタペストリーを飾る
- 護衛艦「とね」の観艦式公開日に艦娘「利根&筑摩」のタペストリーを(ry
- 護衛艦「しまかぜ」の一般公開においては、後部甲板に島風の等身大パネルが展示されていた
- 2015観艦式にて、横須賀・佐世保・呉音楽隊が艦これBGMを演奏する
- 護衛艦「むらさめ」の対空兵装(ファランクス)の凄さをワイン妖精・摩耶様妖精で表現
などのコラボレーションを披露している。