- 海上自衛隊のむらさめ型護衛艦の擬人化。実艦については、むらさめ型護衛艦の記事を参照のこと。
- 「改自」の一種として「艦隊これくしょん」のキャラクター村雨、春雨、夕立、電、五月雨、雷、曙および有明が、むらさめ型護衛艦の艤装を装備するなど現代化した姿。メイン画像はこのうち、2020年4月時点では未実装だった有明を除く7人の集合絵である。
1、2とも二代目のむらさめ型(新むらさめ型)のイラストが中心。
旧むらさめ型
初代むらさめ型は1960年代から80年代にかけて活躍していた対空護衛艦(DDA)。「むらさめ」(DD-107)「ゆうだち」(DD-108)「はるさめ」(DD-109)の全3隻。
主砲として、米空母ミッドウェー(ミッドウェー海戦の語源となった)より撤去された5インチ単装砲Mk39を3門、装備していた。参考までに、ミッドウェー海戦は先代にあたる日本海軍の白露型駆逐艦「村雨」「夕立」「春雨」も参加している。
本型を置き換えたのが第1世代の汎用護衛艦「はつゆき」型である。
「はつゆき」型汎用護衛艦については「初雪(艦隊これくしょん)」を参照されたい。
新むらさめ型
同型艦
- むらさめ(DD-101)
- はるさめ(DD-102)
※中央の絵は本物の護衛艦はるさめに飾られた。
- ゆうだち(DD-103)
- きりさめ(DD-104)
※イラスト無し。旧日本海軍には同名の艦艇がなかった。
- いなづま(DD-105)
- さみだれ(DD-106)
- いかづち(DD-107)
- あけぼの(DD-108)
- ありあけ(DD-109)
各艦の生まれ故郷
「むらさめ」「さみだれ」「あけぼの」:石川島播磨重工東京工場(すでに閉鎖)・・・新むらさめ型の中で最後に竣工した「あけぼの」は同工場で建造された最後の護衛艦にあたる。ちなみに同工場ではイージス艦も1隻だけ建造された実績がある。→石播東京組
「はるさめ」:三井造船玉野事業所
「ゆうだち」:住友重機械浦賀工場(もと浦賀船渠。すでに閉鎖)
「きりさめ」「いなづま」「ありあけ」:三菱重工長崎造船所
「いかづち」:ジャパンマリンユナイテッド(当時は日立造船)舞鶴事業所
余談
- 「きりさめ」および当代が2代目の「さみだれ」以外は、日本海軍時代からの通算で4代目にあたり、「いなづま」、「いかづち」、「あけぼの」の3代目は沿岸護衛艦(いかづち型:DE-202「いかづち」・DE-203「いなづま」、あけぼの型:DE-201「あけぼの」)である。ちなみに3代目「あけぼの」と同「いかづち」「いなづま」とは準同型艦とも言うべき関係で、「あけぼの」が蒸気タービン動力だったのに対し、「いかづち」「いなづま」はディーゼル機関が採用された。
下図はいかづち型「いかづち」「いなづま」のイラスト。
- 「きりさめ」は2015年9月1日現在、護衛艦としては、日本海軍にルーツを持たない(海自オリジナルの)艦名がつけられた最後のケースとなった。
- 「ありあけ」は先代がアメリカ海軍のフレッチャー級駆逐艦「ヘイウッド・L・エドワーズ」が前身のありあけ型護衛艦一番艦(旧海軍春雨型駆逐艦「有明」、初春型駆逐艦「有明」に続き3代目)。因みに二番艦「ゆうぐれ」もフレッチャー級「リチャード・P・リアリー」が前身(神風型駆逐艦 (初代)「夕暮」、初春型駆逐艦「夕暮」に続き3代目)。
集合イラスト
関連タグ
村雨(艦隊これくしょん) 春雨(艦隊これくしょん) 夕立(艦隊これくしょん) 五月雨(艦隊これくしょん)
吹雪型(特型)
(綾波型/第七駆逐隊)・・・曙(艦隊これくしょん)
(暁型/第六駆逐隊)・・・雷(艦隊これくしょん) 電(艦隊これくしょん)
日本海軍の曙・雷・電は初代・2代目とも姉妹関係で、3代目で「あけぼの」のみ姉妹関係が形式的に断絶したものの、4代目では復活している(姉妹関係は2代目と4代目とで逆転)。