暁型

あかつきがた

旧日本海軍が建造した「特型駆逐艦」のうち、後期型4隻を指した小分類。ここではそれをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』におけるキャラクターのカテゴリーについて解説する。

目次 [非表示]

1 概要

2 艦娘一覧

2.1 暁→暁改二

2.2 響→ヴェールヌイ

2.3 雷

2.4 電

3 関連イラスト

4 関連タグ

4.1 駆逐艦娘級一覧

※：実艦については「特型駆逐艦」の記事を参照のこと。

この記事では「艦隊これくしょん」に登場する「暁型」について説明する。

概要

「特型駆逐艦」は24隻が建造され、旧軍の公式書類では全てが「吹雪型」とされていたが、『艦隊これくしょん』においては初期建造の10隻のみを指す事が一般的で、建造ナンバーも1から振り直されている（尚、日露戦争でロシア帝国から獲得した駆逐艦によって書類上正式な「暁型駆逐艦」が編成されていた事もあったので、その意味では2代目暁型とも言える）。

「暁型」としては稼働当初より4隻全てが艦娘として実装されている。中期建造の「綾波型」も10隻が存在したので、通しのナンバーとしては21～24番艦という事になる。

最大の特徴は4人がそのまま史実の4隻編成時の「第六駆逐隊」となる点である。ゲーム中でも序盤から名指しで編成を指定される場面があり、こちらの名称で認識している提督も少なくない。運用面の解説は先方の記事に譲る事とする。

外見は直前の綾波型マイナーチェンジグループ（特ⅡA型・第七駆逐隊）から更に幼くなり、ほとんど小学生並の体格（海防艦娘と並べても違和感がないほど）となる。担当絵師は再び変わってやどかり氏。

制服は紺系統で統一され、姉達とは異なり長袖の冬服仕様が標準となる。スカートの縁には白ラインが二本追加され、上2人は制帽も被っていると、変化が大きい。スカーフの色は赤で、襟の中央部に白で錨の刺繍が施されている。

靴は茶色のローファーを着用。姉妹によって位置は異なるが、カテゴリー名の別称である「特Ⅲ型」を表す「Ⅲ」の形をした銀バッジを服の各所に着けている。

艤装も姉達とは異なる形状で、背中に背負った基部ユニットに装備の殆どが集中している。基部ユニットは対のスクリュー付きの艦尾を意識した形状で、上部は左側には煙突が、右側には少しせり出すような台座が備わり、その上に回転式の連装砲を設置している。

下部からは左右に三連装魚雷発射菅が伸びており、胴の両側を挟むように前方に発射口を向ける。底部中央には大きな錨を懸架しており、二次創作では取り外して近接武器として用いたり、別の物に置き換えていたりする事がある。

艦娘としては珍しく、盾を装備している事も特徴で、これは実艦が初めて魚雷発射菅に防盾を装備した史実に基づいているものと思われる。なお、盾の装備位置や数などに「Ⅲ」バッジ同様若干の個体差が認められる。

性格面も外見に比例して幼さが目立ち、子供ならではの人懐こさで誰にでも分け隔てなく絡んでいく。絵柄の違いもここまで外見年齢が離れるとさほど気にされなくなるようで、全く画風の異なる狭義の吹雪型姉妹などともよく一緒に並んでいる。駆逐隊単位で動いても統一感が高く絵になるので、様々な局面で重宝されている。

半ば公式にマスコットとして扱われてもおり、上記の編成指定以外にも1名が「初期艦娘」に選定されていたり、「隊逐駆六第」名義の掛け軸が実装されていたり、各種メディアミックスでも優先的に出演枠が確保されていたりと、メディアへの露出度は非常に高い。

性能でも2015年時点で4人中2人に「改二」が実装済と、比率の上ではかなりの厚遇となっている。

しかし現時点でもそこから増えておらず、2018年4月6日の霰改二の実装で改二の実装率では朝潮型が上回る形となった。

艦娘一覧

先述の通り、絵師はやどかり氏で統一。CVも洲崎綾氏で統一されている。

暁→暁改二

「一人前のレディー」を自称する1番艦。その背伸びぶりが逆に子供らしさを際立たせる。

実艦は夜戦時に敵を探照灯で照らし出し（＝自艦の位置も相手に知られる）、自艦より大きな軽巡洋艦と刺し違えて沈んだ武勲艦。その勇姿を反映する形で改二が実装されている。

響→ヴェールヌイ

クールで色素の薄い2番艦。実艦は「不死鳥」の二つ名を持ち、終戦まで残存した。

戦後賠償でソ連に引き渡された史実を強く反映しており、時折ロシア語まで飛び出る。改二もソ連名に変わる特殊な扱いを受けている。

コサック艦娘が実装された事で最近では、第六駆逐隊を離れてそちらとの集合イラストも増えている。

明るく献身的な3番艦。読みは「いかづち」。「かみなり」ではない。外見とのギャップから、特に依存的な執着を見せる提督を多数生んでおり、一部では「ダメ提督製造機」とも呼ばれている。スラバヤ沖海戦で当時の工藤俊作艦長が行った、自らの危険を顧みない救助活動と、それを広めたサミュエル・フォール卿(Sir Samuel Falle)の「騎士道」という著書によって日英の間を取り持ったエピソードが影響しているのかもしれない。

電

初期艦娘に選定。気弱で心優しい4番艦。読みは「いなづま」。「でん」ではない。語尾に「～のです」と付ける癖があり、右書き書式も相まった「!すでのな」は公式も認める彼女の代名詞。雷が行った救助活動に参加し、多くの敵兵を海の底に沈める事を否とした行動が「沈んだ敵も、できれば助けたいのです」という口癖に影響しているのかも。

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