松型
まつがた
2020年6月26日から27日未明にかけて行われたアップデートで開始された2020年梅雨&夏イベント侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦にて初実装。
尚、最初の松実装から日が浅いこと、並びに未実装艦が多数残っていることもあってか、2021年5月10日現在、本タグ(完全一致)の付けられたイラストの8割以上が公式デザインの松・竹・梅・桃以外のイラスト(うち7割がオリジナル艦娘、それ以外もほとんどが非艦これ系艦船擬人化イラスト)であったがジワジワ公式デザインの比率が上昇している。
火力・雷装ともに神風型や睦月型ほどの低スペックではあるが、改装すると装甲が改二クラスに匹敵する防御力を獲得する。
竹に至っては武勲補正もあって【雷装:98】に加えて酸素魚雷に補正が追加され、夜戦なら改二クラスの主力勢に肩を並べる一撃必殺型の性能を覚醒させる。
対空・対潜も上々で、装備次第では早い時期から「先制対潜爆雷攻撃」が可能になる。
なお、実艦は輸送能力向上のため小発動艇(大発の小型版)を装備していたが、艦娘の彼女たちの中で大発系を装備可能なのは2023年時点では梅のみである。
各艦とも髪色はその艦名の由来となった植物の花と葉の色を合わせた色彩となっている(松のみ緑単色だが、彼女に関しては後述の「赤い布」が雌花のデザインではないかという意見もある)。
服装は黒線入り白セーラーカラーとショルダーループの付いたオリーブグリーンのシャツ、コルセットやビスチェのような暗灰色のアウター(前面はファスナータイプとボタンタイプの2種類)、胸元のリボン、黒線入り白プリーツスカートという組み合わせが基本構成。
ただし細かい部分にはそれぞれ差異があり(竹に至っては上記の基本構成から大幅に逸脱している)、現状誰一人として同じ服装のものはいない。
また、共通の所持アイテムとして千鳥格子文様のあしらわれた赤い布を所持しており、各々髪留めやリボンタイなどとして用いている。
ゲーム内イラストは、アニメーターとして知られる渡辺明夫氏が全艦担当している。また、CVは松(および現時点で台詞の一切公開されていない桐)を除き声帯の妖精さんの氏名に艦名が含まれているという傾向にある。
ゲーム内実装済み
1番艦:松
CV:竹達彩奈
長女。2020年6月26日深夜(27日未明)、梅雨&夏イベント侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦第四海域突破報酬として実装。
松型実装以前は駆逐艦娘の末っ子ポジだった清霜を「さん」付けで呼ぶ。
同海域でドロップ実装された海防艦第四号海防艦(画像右)から「あねご」と慕われている。
2番艦:竹
CV:竹達彩奈
次女。2020年12月10日、秋&冬イベント護衛せよ!船団輸送作戦最終海域突破報酬として実装。
実装前より松の時報において「私達の自慢の妹」として言及されていた。
こちらも清霜の事を「僚艦であると共に信頼できる先輩」として「さん」付けで呼ぶ他、史実でマタ30船団にて関わりのある春風に対しては最敬礼で接している様子。
3番艦:梅
三女。2022年2月22日深夜(23日未明)、冬イベント発令!「捷三号作戦警戒」第二海域ドロップ艦として実装。
史実で駆逐隊司令の座乗する機会が多かったためか、真面目で事務仕事が得意な委員長気質。
実装前より松と竹の艦娘【お花見】ボイス、並びに桃の時報において名前だけが呼ばれていた。
4番艦:桃
四女。2021年5月8日、春イベント激突!ルンガ沖夜戦第一海域突破報酬として実装。
「丁型駆逐艦のアイドル」「駆逐隊のアイドル」などと自称しており、先輩アイドルの那珂には(最初は存在すら知らなかったものの)特に敬意をもって接している。
実装前の時点で松の艦娘【お花見】ボイス内にて名前だけが呼ばれていた。
公式メディアミックス作品で登場
6番艦:桐
アニメ第二期の最終回に登場。作戦の説明をする場面で名前、戦闘シーンで姿が確認された。
ゲームへの実装可能性については不明であるが、梅の放置ボイスにて存否を案じる形で言及されている。
未実装
19番艦以降は船体構造がより簡略化されており、また速力や装備についてもそれ以前の者に比べて差異がある事から、非公式ながらこれらの艦のうち最初に就役した21番艦「橘」の名前を取って「橘型」と呼ばれる事も多い。艦これでも改設計型が原型タイプと別グループに分類されている前例と、同型として扱われる前例があるため、仮に実装されたとしてもこれら橘型に属する艦が松型として扱われるかは不透明。
7番艦:杉:礼号組の追加メンバーとして実装に期待が寄せられている。
8番艦:槇
9番艦:樅
10番艦:樫:杉と同じ。
11番艦:榧:杉・樫と同じ。
12番艦:楢
13番艦:桜
14番艦:柳
15番艦:椿
16番艦:檜
17番艦:楓
18番艦:欅
(以下、非公式に「橘型」と称される改設計型)
19番艦:柿
20番艦:樺
21番艦:橘
22番艦:蔦
23番艦:萩
24番艦:菫
25番艦:楠
26番艦:初桜
27番艦:楡
28番艦:梨:艦これサービス開始当初の時点で、後述の戦後の姿を含めて将来的に実装したいとの構想が田中Pから語られている。
29番艦:椎
30番艦:榎
31番艦:雄竹
32番艦:初梅
なお、未成艦として欅と柿の間に「八重桜」「矢竹」「葛」の3隻が、樺と橘の間に「桂」「若桜」の2隻が、榎と雄竹の間に「梓」が、初梅以降は「栃」「菱」「榊」の3隻がそれぞれ存在していた。
この他にも更に33隻が建造される予定だったが、これらは建造取りやめとなっている。こちらは秋月型とは違い艦名として使える植物の名前が豊富にあったためか、(「〇梅」「×菊」「△草」といったネーミングもちらほらあるものの)ネタ切れの気配は一切見られなかった。
他の駆逐艦グループ同様、松型(橘型含む)の艦名は戦後の海上自衛隊の艦艇に継承されているものがいくつかある。なお、その全てが米軍からの貸与艦であり、先代の松型よりも次代の自衛艦艇の方が先に進水していたなんて例もざらだったりする。
- くす型護衛艦(旧米海軍タコマ級フリゲート):なら(楢)、かし(樫)、もみ(樅)、すぎ(杉)、まつ(松)、にれ(楡)、かや(榧)、うめ(梅)、さくら(桜)、きり(桐)、かえで(楓)、けやき(欅)、まき(槇)
- ゆり型警備艇(旧米海軍上陸支援艇):はぎ(萩)、すみれ(菫)、つた(蔦)
なお、現在の自衛艦の命名規則としてはミサイル艇や哨戒艇といった哨戒艦艇の命名基準のひとつとして「草の名」というものがある。過去にこれらの基準に基づいて草の名を冠した哨戒艦艇が建造された例はないが、2019年の31中期防での主要装備調達計画では2023年度までに4隻の「哨戒艦」建造が計画されており、そちらに命名されるという可能性はなくもない。
ただし、この記事を読んでいる提督達にとっては周知の通り、松型・橘型の場合はこれ以外にも海上自衛隊に継承されたものがもうひとつある。そう、艦そのものである。28番艦(橘型10番艦)の「梨」は、大戦末期に米機動部隊所属の艦上戦闘機によるロケット弾攻撃で撃沈されたものの、戦後の1954年9月21日にサルベージされ、その後諸々あって1956年5月31日より1971年3月31日までの間、警備艦(護衛艦)「DE-261 わかば」として再就役を果たしている。
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